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町屋の仕組み

公開日 2014年11月23日

更新日 2020年08月08日

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虫籠窓

虫籠窓(むしこまど)

町屋の二階正面にある、漆喰で塗籠めた竪格子窓を虫籠窓【むしこまど】といいます。

虫籠窓の意匠にも様々な物があります。

 

庇・幕板・袖壁

庇・幕板・袖壁

1階と2階の中間に庇が設けられます。この庇の先端には、幕板が取り付けられていることが多くあります。この幕板は、「霧除け」とも呼ばれ、雨風から店先を守るためのものと考えられます。 また、隣家との境には、類焼を防ぐための袖壁が設けられています。

 

すり上げ戸、すり上げ大戸

すり上げ戸、すり上げ大戸

関宿の町屋の一般的な柱間装置は、 3枚の板戸を柱に付けた溝にそってすり上げ、上部を戸袋として収納する 「すり上げ戸」でした。出入口では板戸二枚分を大戸として用いています。 また、柱も取り外しが可能で、店先を開放的に広く使うことができます。

 

ばったり(揚げ店)

ばったり(揚げ店)

ミセの前に取り付けられた上げ下げができる棚のことで、商品を並べたり、 通りを通る人が座ったりしました。

 

出格子戸

出格子戸

繊細な細格子を付けた出格子戸が設けられることが 多くあります。しかし、これらの多くは明治時代中期以降に取り付けられたものです。 一階部分での格子の流行は、街道通行者の減少に伴い町屋が専用の住居として 使われるようになっていた過程に対応しているものと考えられます。

 

 

馬つなぎの環

馬つなぎの環

柱にとり付けられた環金具は、馬をつないでおくためのものです。

 

 

 

看板

看板

町屋の正面にとりつけられたこの庵看板 (いおりかんばん) は、町並みの中でも特に目を引く存在です。 旅人が歩いていく方向を間違えないように、看板の表裏で文字がかえられています。

 

お問い合わせ

市民文化部 文化課 まちなみ文化財グループ
住所:〒519-1192 三重県亀山市関町木崎919番地1
TEL:0595-96-1218
FAX:0595-96-2414