認知症
公開日 2023年01月16日
更新日 2024年06月13日
認知症とは
認知症は、誰もがなる可能性がある病気です。脳や身体の病気が原因で、脳の細胞が死んだり脳がうまく働かなくなることで、一度獲得した記憶や判断力などに障がいが起こり、生活に支障が出ている状態を言います。
年を取れば誰でも、思い出したいことがすぐに思い出せなかったり、新しいことを覚えるのが困難になったりしますが、「認知症」はこのような「加齢によるもの忘れ」とは違います。
加齢によるもの忘れ | 認知症によるもの忘れ |
---|---|
目の前の人の名前が思い出せない | 目の前の人が誰なのかわからない |
何を食べたか思い出せない | 食べたこと自体を忘れている |
物覚えが悪くなったように感じる | 数分前の記憶が残らない |
約束をうっかり忘れてしまった | 約束したこと自体を忘れている |
経験したことが部分的に思い出せない | 経験したこと全体を忘れている |
認知症サポーター養成講座標準教材より参照
早期の発見が大切です
生活習慣病など他の病気と同じように、認知症も早期の発見と治療が大切です。
早期に発見して適切な対処をすれば、その人らしい暮らしを続けることができます。
「認知症」早期発見のめやす
個人差もありますが、生活の中で下の項目にいくつか思いあたることがあれば、一度医師に相談しましょう。
もの忘れがひどい |
・今切ったばかりなのに、電話の相手の名前を忘れる |
---|---|
判断・理解力が衰える |
・料理・片付け・計算・運転などのミスが多くなった |
場所・時間がわからない |
・約束の日時や場所を間違えるようになった |
人柄が変わる |
・些細なことで怒りっぽくなった |
不安感が強い |
・ひとりになると怖がったり寂しがったりする |
意欲がなくなる |
・下着を替えず、身だしなみを構わなくなった |
「公益社団法人 認知症の人と家族の会」作成
認知症の人と接するときの心構え
どんな行動にも理由があります。本人がどのような体験をしているのか、今どのような手助けを求めているのか理解しようという視点を持つことが関わりへの第一歩です。「さりげなく、自然に」が一番の支援です。
認知症ケアパスをご存じですか
認知症の人やご家族が、認知症の状態に応じて、いつ、どこで、どのような医療や介護サービスを受けられるのか、サービス利用の流れをわかりやすく示したものです。
相談窓口
どこへ相談していいか分からない、本人が病院に行きたがらなくて困っている、本人とどう接していいか悩んでいる。そんなときは、カナリアチーム(亀山市認知症初期集中支援チーム)亀山市社会福祉協議会内(外部ページへリンクします)へご相談ください。認知症の人(疑いのある人)やその家族のもとに訪問して、困りごとや心配ごとなどの相談に専門職で構成されたチームが対応し、適切な医療や介護サービスの検討など必要な支援を行います。
認知症簡易チェック
認知症は、「早期発見」と「早期診断」が大切です。パソコンや携帯電話・スマートフォンで、簡単に認知症チェックをしてみませんか?
認知症・ロコモ(運動器症候群)のチェックについて、詳しくはこちら
※医学的診断をするものではありません。結果に関わらず、心配のある人は、早めにかかりつけ医や亀山市基幹型地域包括支援センター「きずな」等(亀山市社会福祉協議会内(外部ページへリンクします))へご相談ください。
認知症サポーター
認知症サポーターとは、なにか特別なことをする人ではありません。認知症について正しい知識を持ち、認知症の人やその家族を温かく見守る「応援者」です。
市では認知症サポーターを養成し、地域で認知症の人を支えられるまちづくりに取り組んでいます。
グループでの申し込みであれば、地域で養成講座を開催しています。亀山市社会福祉協議会内(外部ページへリンクします)へお気軽にご相談ください。
チームオレンジ(チームオレンジかめやま)
チームオレンジかめやまは、令和2年7月30日に結成され、認知症サポーター養成講座、ステップアップ講座を受け、正しい知識を得た人がチームを組み、地域で暮らす認知症の人や家族に対する支援(見守り・声掛け・話し相手等)や認知症に関する普及啓発を行います。
詳しくは、亀山市社会福祉協議会(外部リンク)へお問い合わせください。
亀山市社会福祉協議会 地域包括ケア推進係 (TEL:0595-83-3575)
支援・取り組み
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