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認知症

公開日 2023年01月16日

更新日 2023年07月19日

認知症とは

認知症は、誰もがなる可能性がある病気です。脳や身体の病気が原因で、脳の細胞が死んだり脳がうまく働かなくなることで、一度獲得した記憶や判断力などに障がいが起こり、生活に支障が出ている状態を言います。
年を取れば誰でも、思い出したいことがすぐに思い出せなかったり、新しいことを覚えるのが困難になったりしますが、「認知症」はこのような「加齢によるもの忘れ」とは違います。

加齢によるもの忘れ 認知症によるもの忘れ
目の前の人の名前が思い出せない 目の前の人が誰なのかわからない   
何を食べたか思い出せない 食べたこと自体を忘れている
物覚えが悪くなったように感じる 数分前の記憶が残らない
約束をうっかり忘れてしまった 約束したこと自体を忘れている
経験したことが部分的に思い出せない  経験したこと全体を忘れている

                認知症サポーター養成講座標準教材より参照

早期の発見が大切です

生活習慣病など他の病気と同じように、認知症も早期の発見と治療が大切です。
早期に発見して適切な対処をすれば、その人らしい暮らしを続けることができます。

「認知症」早期発見のめやす

個人差もありますが、生活の中で下の項目にいくつか思いあたることがあれば、一度医師に相談しましょう。

もの忘れがひどい 

・今切ったばかりなのに、電話の相手の名前を忘れる
・同じことを何度も言う・問う・する
・しまい忘れ、置き忘れが増え、いつも探し物をしている
・財布・通帳・衣類などを盗まれたと人を疑う

判断・理解力が衰える

・料理・片付け・計算・運転などのミスが多くなった
・新しいことが覚えられない
・話のつじつまが合わない
・テレビ番組の内容が理解できなくなった

場所・時間がわからない

・約束の日時や場所を間違えるようになった
・慣れた道でも迷うことがある

人柄が変わる

・些細なことで怒りっぽくなった
・周りへの気づかいがなくなり頑固になった
・自分の失敗を人のせいにする
・「このごろ様子がおかしい」と周囲から言われた

不安感が強い

・ひとりになると怖がったり寂しがったりする
・外出時、持ち物を何度も確かめる
・「頭が変になった」と本人が訴える

意欲がなくなる

・下着を替えず、身だしなみを構わなくなった
・趣味や好きなテレビ番組に興味を示さなくなった
・ふさぎ込んで何をするのも億劫がりいやがる

                「公益社団法人 認知症の人と家族の会」作成

認知症の人と接するときの心構え

どんな行動にも理由があります。本人がどのような体験をしているのか、今どのような手助けを求めているのか理解しようという視点を持つことが関わりへの第一歩です。「さりげなく、自然に」が一番の支援です。

認知症ケアパスをご存じですか

認知症の人やご家族が、認知症の状態に応じて、いつ、どこで、どのような医療や介護サービスを受けられるのか、サービス利用の流れをわかりやすく示したものです。

認知症ケアパス[PDF:593KB]

相談窓口

どこへ相談していいか分からない、本人が病院に行きたがらなくて困っている、本人とどう接していいか悩んでいる。そんなときは、カナリアチーム(亀山市認知症初期集中支援チーム)亀山市社会福祉協議会内(外部ページへリンクします)へご相談ください。認知症の人(疑いのある人)やその家族のもとに訪問して、困りごとや心配ごとなどの相談に専門職で構成されたチームが対応し、適切な医療や介護サービスの検討など必要な支援を行います。                              

認知症簡易チェック

認知症は、「早期発見」と「早期診断」が大切です。パソコンや携帯電話・スマートフォンで、簡単に認知症チェックをしてみませんか?

     認知症・ロコモ(運動器症候群)のチェックについて、詳しくはこちら

※医学的診断をするものではありません。結果に関わらず、心配のある人は、早めにかかりつけ医や亀山市基幹型地域包括支援センター「きずな」等(亀山市社会福祉協議会内(外部ページへリンクします))へご相談ください。

認知症サポーター

認知症サポーターとは、なにか特別なことをする人ではありません。認知症について正しい知識を持ち、認知症の人やその家族を温かく見守る「応援者」です。
市では認知症サポーターを養成し、地域で認知症の人を支えられるまちづくりに取り組んでいます。                  

グループでの申し込みであれば、地域で養成講座を開催しています。亀山市社会福祉協議会内(外部ページへリンクします)へお気軽にご相談ください。

認知症サポーター養成講座  

チームオレンジ(チームオレンジかめやま)

認知症サポーター養成講座、ステップアップ講座および実践研修を受け、正しい知識を得た人がチームを組み、地域で暮らす認知症の人や家族に対する支援(見守り・声掛け・話し相手等)や認知症に関する普及啓発を行います。令和2年7月30日、「チームオレンジかめやま」を立ち上げました。

今年度は毎月定例で亀山市立図書館において、認知症に関する普及啓発を行っています。
【時間】午後1時30分~3時
【会場】市立図書館1階多目的室
【定員】各回30人(12月のみ20人)
【申込開始日】毎月1日(ただし、10月は10月2日、1月は1月4日)
【申込・問合先】チームオレンジかめやま事務局(地域福祉課高齢者支援グループ内)
        TEL:0595-84-3312(平日午前8時30分~午後5時15分)

令和5年度 年間予定[PDF:174KB]

開催日 内容 講師
7月26日(水) 「怒り」とうまく付き合い、よりよい介護を!
~アンガーマネジメント~
医療法人 康誠会 東員病院・認知症疾患医療センター
8月23日(水) いつまでも元気でいるために
~今からはじめようフレイル予防~
市民課医療年金グループ
保健師・管理栄養士
世界アルツハイマーデー
9月21日(木)
認知症講演会 認知症サポート医
10月25日(水) 知ってあんしん 認知症と薬の話 鈴鹿亀山薬剤師会
11月22日(水) 消費生活トラブルに巻き込まれないためには 鈴鹿亀山消費生活センター
12月27日(水) 寄り添ってみよう。認知症の方の気持ちに
~カードゲームを使って考えよう~
亀山第1地域包括支援センター
亀山第2地域包括支援センター
令和6年1月24日(水) みんなで救おう「要配慮者」
~「要配慮者」に対する「共助」・地域づくりについて~
防災安全課防災安全グループ
2月28日(水) 認知症とともに
~人と人をつなぐ回想法~
三重県作業療法士会
3月27日(水) 大切な人が認知症とわかったときの家族の気持ちや介護事例 認知症の人と家族の会三重県支部

支援・取り組み 

お問い合わせ

健康福祉部 地域福祉課 高齢者支援グループ
住所:〒519-0164 三重県亀山市羽若町545番地
TEL:0595-84-3312
FAX:0595-82-8180

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