地球温暖化の防止について
公開日 2016年11月14日
更新日 2021年03月21日
地球温暖化とは
地球温暖化とは、人類の活動の拡大により、二酸化炭素をはじめとするメタンや一酸化二窒素などの温室効果ガスの濃度が増加し、地表面の温度が上昇することをいいます。
温室効果ガスは、大気の温度を保つために本来なくてはならないものであり、一定の温室効果ガスが存在することにより、地球の平均気温は約15℃に保たれ、地球上の生物を育んできました。
これまでは、二酸化炭素が植物や海に吸収されることで、地球全体のバランスが図られていましたが、人類が排出する二酸化炭素など温室効果ガスが急激に増加したため、このバランスがとれなくなってきています。
引用:全国地球温暖化防止活動推進センターHPより
動画「2100年 未来の天気予報」の紹介
地球温暖化対策について、一人ひとりの取り組みが将来の地球環境にとっていかに大事かを理解して行動につないでいただくため、環境省が動画を制作していますので、こちら【環境省ホームページ】を(外部へリンク)ご覧ください。
地球温暖化の影響とIPCC第5次評価報告書
IPCCとは
国連気候変動に関する政府間パネル(IPCC)とは、人為起源による気候変化、影響、適応及び緩和方策に関し、科学的、技術的、社会経済学的な見地から包括的な評価を行うことを目的として、1988 年に国連環境計画(UNEP)と世界気象機関(WMO)により設立された組織で、IPCCが出す報告書は国際交渉に強い影響力を持ちます。
IPCC第5次評価報告書
この報告書では、様々な地球温暖化に関する報告がなされました。次に挙げる内容はその一部ですが、我々人間が営んできた生活に大きな原因があるようです。
○人間活動が20世紀半ば以降に観測された温暖化の支配的な要因であった
可能性が極めて高い(可能性95%以上)
○温暖化については「疑う余地がない」
○今世紀末までの世界平均地上気温の変化予測は0.3~4.8℃である可能性が高い
○今世紀末までの世界平均海面水位の上昇予測は0.26~0.82mである可能性が高い など
また、この報告書では将来に対するリスクも報告し、警鐘を鳴らしています。
引用:全国地球温暖化防止活動推進センターHPより
こうした影響の相乗効果により、将来、予測もつかない異常事態が起こる可能性もあります。地球温暖化は、これまでの局地的な環境問題とは大きく性格の異なる現象です。
このため、将来の世代のことを考え、早急に対策に取り組む必要があります。
IPCCの報告について、詳しくは次の外部リンクページをご覧ください。
- 全国地球温暖化防止活動推進センターホームページ IPCC第5次評価報告書特設ページ(外部リンク)
- 環境省ホームページ 気候変動に関する政府間パネル(IPCC)第5次評価報告書(AR5)について(外部リンク)
COP21と日本の目標
国連気候変動枠組条約第21回締約国会議(COP21)が平成27年11月30日から12月13日まで開催され、12月12日には、京都議定書に続く2020年以降の新たな法的枠組みである「パリ協定」が採択されました。この「パリ協定」は、すべての国が参加する実効的な枠組みとなっています。「パリ協定」では、次のような内容が含まれています。
- 世界共通の長期目標として2℃目標のみならず、1.5℃への言及
- 主要排出国を含むすべての国が、削減目標を5年ごとに提出・更新すること
- JMCを含む市場メカニズムの活用が位置づけられたこと
- 森林等の吸収源の保全・強化の重要性、途上国の森林減少・劣化からの排出する仕組み など
詳しくは、【環境省ホームページ】(外部リンク) をご覧ください。
なお、日本は、2030年度に2013年比で温室効果ガスを26%削減する約束草案を提出しています。なかでも、私たちの暮らしに関係する家庭部門CO2については約40%の削減目標を掲げています。
今後、この目標達成に向けて様々な施策が講じられると考えられます。亀山市としても国の動向に注視し対応していきます。
三重県の気候変動の状況
三重県は、県内における「気候の変化」「気候による影響」の情報を中心とした「三重県気候変動影響レポート」をまとめています。
その中で、亀山市における観測データも用いて状況を分析していますが、暑い日が増え、寒い日が減ってきていることが明白となっています。また、桜の開花が早まり、かえでの紅葉が遅くなる傾向も記述されています。
さらには、このままの状態で温暖化が進むと、21世紀末には、現在と比べると、真夏日、熱帯夜は約40日増加、冬日は約20日減少すると予測されています。
このような結果を受けて、三重県では、「緩和と適応」を掲げ、温暖化防止の取り組を行っています。亀山市も国や三重県と協力しながら、温暖化防止に取り組んでまいります。
詳しくは、三重県の気候変動影響と適応のあり方について【三重県ホームページ】(外部リンク) をご覧ください。
亀山市が推進する温暖化防止のための計画について
亀山市では、地球温暖化の防止に関する法律に基づき、一事業者としての計画【事務事業編】、及び、市域全体の計画【区域施策編】を策定し、二酸化炭素の削減に取り組んでいます。
亀山市役所地球温暖化防止対策実行計画
この計画は、市役所における温暖化防止のための実行計画となっています。
- 実行計画[PDF:692KB]
- 実績報告(令和元年度分)[PDF:151KB]
- 温室効果ガス排出量の主な増減理由(総合環境センター)[PDF:95.4KB]
- 温室効果ガス排出量の主な増減理由(その他施設)[PDF:120KB]
亀山市地球温暖化防止対策実行計画【区域施策編】
この計画は、市域全体における温暖化防止のための実行計画となっています。
計画概要
実績報告
実行計画【区域施策編】実績報告(H26年度分)[PDF:392KB]
実行計画【区域施策編】実績報告(平成27年度)[PDF:310KB]
実行計画【区域施策編】実績報告(平成28年度)[PDF:419KB]
実行計画【区域施策編】実績報告(平成29年度)[PDF:425KB]
実行計画【区域施策編】実績報告(平成30年度)[PDF:443KB]
亀山の自然保護イメージキャラクター「シーゼン」
わたしたちにできること
地球温暖化を防止するためには、わたしたちのライフスタイルを見直すことが不可欠となります。
たとえば、できるだけ不要なものを買わず、大事にものを使い、再利用やリサイクルを心がけることが大変重要です。また、節電をしたり、外出時の自家用車の使用を自転車や公共交通機関に切り替えたりする努力も必要です。生活の中でできるかぎり資源やエネルギーの無駄使いをなくしていくことが重要です。
二酸化炭素の排出を減らすため、わたしたちのライフスタイルをできることから見直してみませんか。いくつかの取り組みについて紹介いたします。
グリーン購入
グリーン購入とは、製品やサービスを購入する際に、環境を考慮して、必要性をよく考え、環境への負荷ができるだけ少ないものを選んで購入することです。
国や第三者機関において、様々な環境ラベル制度が運用されています。地球のことを想い、購入する商品等を選ぶ基準の一つとしてみてはいかがですか?
省エネ型製品情報サイトの活用
経済産業省資源エネルギー庁が出典している省エネ性能カタログの最新情報が掲載されているサイトです。
家電の買い替え方や使い方で効果的に省エネができる情報が得られます。
買い替えナビゲーション「しんきゅうさん」の活用
現在使用中のものと購入しようとしているものとを比較して、どれだけ電気代が安くなるかなどの情報が得られます。また、省エネ家電製品のランキングが掲載されています。
レジ袋削減・マイバッグ推進運動
生活圏・経済圏域が同じである亀山市と鈴鹿市では、各種団体と行政から構成される「鈴鹿市・亀山市レジ袋削減(有料化)・マイバッグ合同推進会議」を平成20年3月に発足し、広域でレジ袋削減・マイバッグ推進による地球温暖化防止とごみの減量に取り組んでいます。
皆さん、お買い物の際には、マイバッグを持っていきましょう!
詳しくは、レジ袋削減・マイバッグ推進運動をご覧ください。
エコライフチェック
環境にやさしい行動ができているかチェックシートを活用して、あなたもエコな生活を過ごしてみませんか。
エコライフチェックシート[XLSX:51KB] ←印刷して使ってみてください。
COOL CHOICE(クールチョイス)
COOL CHOICEとは、2030年度の温室効果ガスの排出量を2013年度比で26%削減するという目標達成のために、日本が世界に誇る省エネ・低炭素型の製品・サービス・行動など、温暖化対策のためのあらゆる「賢い選択」を促す国民運動です。
例えば・・・エコカーを買う、エコ住宅を建てる、エコ家電にするという「選択」、高効率な照明に替える、公共交通機関を利用するという「選択」、クールビズをはじめ、省エネルギーを実践するというライフスタイルの「選択」などです。
環境省ホームページ「COOL CHOICE 未来のために、いま選ぼう。」では、具体的な取り組みの例を紹介しています。ぜひ、これからの「賢い選択」の参考にしてください。
エコドライブ
エコドライブとは、「環境負荷の軽減に配慮した自動車の使用」のことをいいます。
エコドライブを行うことによって、地球温暖化の防止にも繋がります。さらには、燃料費の削減、安全運転にもなります。エコドライブを心がけて運転しましょう。
詳しくは、エコドライブ10のすすめ【エコドライブ普及推進協議会ホームページ】(外部リンク)をご覧ください。
また、11月はエコドライブ推進月間です。詳しくは、11月はエコドライブ推進月間です!!【環境省ホームページ】(外部リンク)をご覧ください。
「エコパ」でバス通勤
「エコパ」とは、水曜日にバス運賃が半額になるパスです。週に1日、マイカー通勤をやめて、バスでエコ通勤しませんか。
「エコパ」を利用するには、あらかじめインターネットから申し込みが必要です。詳しくは、こちらをご覧ください。(【三重県ホームページ】外部ページへリンク)
自然エネルギーの活用
近年、太陽光発電設備を設置するだけでなく、蓄電池を併用して電気代を安くまた環境負荷が少ない自然エネルギーを使用することが好まれています。加えて、太陽光発電設備と蓄電池を併用することで、災害時の非常用電源としても利用でき、重要性が認識されています。
そのような中、事業者が初期費用を負担して、住宅に太陽光発電設備を設置し、発電した電力を住宅所有者等に販売することで初期費用を回収する「0円ソーラー」と言われるサービスが始まっています。一定期間経過後(概ね10年後)は、設備が住宅所有者に無償譲渡されます。メリットが多いように感じますが、契約期間中は、発電設備は設置事業者のものとなり、契約内容によっては期間中の電気料金が割高になることなどデメリットもあるので、事業者の比較などして慎重にご検討ください。
9月は「オゾン層保護対策推進月間」です
地球をとりまくオゾン層は、太陽の紫外線から地球上の生命を守ってきました。
エアコンや冷凍・冷蔵庫などで使われているフロン類は、オゾン層の破壊や地球温暖化をもたらします。
フロン類の大気放出を抑え、オゾン層保護と地球温暖化防止に取り組みましょう。
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