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マダニ媒介感染症に注意しましょう

公開日 2025年07月22日

更新日 2025年07月22日

畑や野山には、細菌・ウイルスなどの病原微生物を保有するマダニが生息しています。特に、マダニの活動が盛んな春から秋にかけては、マダニにかまれる危険性が高まります。マダニにかまれても、マダニによる媒介感染症にかかる可能性は高くはありませんが、疑わしい症状が現れた場合は、早めに医療機関を受診しましょう。

マダニ媒介感染症について

  • 畑や野山には、原虫や細菌、ウイルスなどの病原微生物を保有するマダニが生息しています。マダニにかまれた後、「日本紅斑熱」や「重症熱性血小板減少症候群」※という疾患を発症することがあります。
  • 三重県では、伊勢志摩地方を中心に年間50件程度の日本紅斑熱症例が報告されています。また、2015年以降は、重症熱性血小板減少症候群(SFTS)の患者も発生しています。
  • マダニの活動時期に一致し、春から秋にかけて多く発生します。マダニにかまれたことに気付かず発症する方もいます。 
  • マダニにかまれても、これらの疾患を発症する可能性は1%に満たないと考えられますが、流行時期に下記の症状があれば、発症した可能性があります。医療機関を受診し、医師にマダニにかまれた可能性があることを告げましょう。
  • 通常、人から人に感染することはありません。

 ※日本紅斑熱 

   症状:高熱、頭痛、筋肉痛、倦怠感、かゆみや痛みのない全身に広がる皮膚の斑状発赤

  重症熱性血小板減少症候群(SFTS) 

   症状:高熱、消化器症状(嘔吐・下痢・腹痛・下血)、頭痛、筋肉痛、意識障害
  マダニ媒介感染症チラシ[PDF:174KB]

畑や野山に立ち入る際の注意事項

  • つばの付いた帽子、長袖、長ズボン、丈の長い長靴などを着用し、肌の露出を避けましょう。
  • 「イカリジン」や「ディート」という成分を含む虫除け剤に補助的な効果があるといわれています。長く野山に立ち入る際は、使用上の注意に従い使用しましょう。
  • 畑や野山に立ち入った後は、家の外で服や体をはたき、マダニを落としましょう。
  • 畑や野山に立ち入った衣服は、すぐに洗濯するか、ビニール袋等に入れ、密封し保管しましょう。
  • 着替えや入浴の際に、吸血したマダニが体に付着していないか確認しましょう。マダニは毛髪に覆われた部分、頸部や肩、背中、脇の下や下腹部、臀部など目が届きにくい場所を好んで吸血します。

マダニにかまれたときの注意事項

  • マダニにかまれたときは、マダニをつぶさないように頭部をピンセットではさんで、まっすぐ引き抜いてください。自分で取れないときやマダニの一部が皮膚に残ったときは、最寄りの医療機関に相談してください。
  • 受傷後、1週間ほどは体調の変化に注意してください。上記の症状があれば、早急に医療機関を受診してください。

マダニ媒介感染症について(三重県ホームページ
ダニ媒介感染症(厚生労働省ホームページ)

 

お問い合わせ

健康福祉部 健康政策課 健康づくりグループ
住所:〒519-0164 三重県亀山市羽若町545番地
TEL:0595-84-3316
FAX:0595-82-8180

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