「亀山市ネイチャーポジティブ宣言」について
公開日 2025年06月26日
更新日 2025年06月26日
1.宣言および連携協定の背景
世界的に生物多様性の損失がこれまでにない速度で進んでおり、気候変動や汚染と並ぶ最重要課題とされています。このため、生物多様性条約第15回締約国会議(COP15)では「2030年までに生物多様性の損失を止め、反転させ、回復軌道に乗せる」という『ネイチャーポジティブ』が国際目標となりました。
日本も令和5年3月に「生物多様性国家戦略2023-2030」を策定し、持続可能な社会を支える基盤として生物多様性を保全する重要性を改めて確認し、その達成目標としてネイチャーポジティブを掲げました。
国はこの方針の一環として「ネイチャーポジティブ経済移行戦略」を打ち出し、事業者に対しネイチャーポジティブ経営への移行を促しています。加えて令和7年4月には「地域における生物の多様性の増進のための活動の促進等に関する法律」が施行され、今後ますます生物多様性保全への機運が高まると予想されます。
2.亀山市ネイチャーポジティブ宣言について
亀山市では、第2次亀山市総合計画および第2次亀山市環境基本計画において、生物多様性保全を、市民の快適な生活を守る重要施策として位置付けています。こうした方針を具現化するため、全国の自治体に先駆けて「かめやま生物多様性共生区域認定制度」を推進してきました。しかしながら、依然として生物多様性の損失に歯止めがかからない中、より強い危機感を持つことが求められています。
そこで亀山市では、「ネイチャーポジティブの実現」を重要な政策的課題と位置付けて取り組む姿勢を示すべく、ネイチャーポジティブ宣言を発表しました。
写真は宣言時の様子です。
宣言書
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