伝染性紅斑(リンゴ病)に注意しましょう
公開日 2025年05月22日
更新日 2025年05月22日
三重県内で伝染性紅斑が流行しています
県内の小児科定点医療機関(45機関)からの報告によると、2025年第20週(5月12日から5月18日まで)の1定点医療機関あたり患者数が2.73人となり、国立健康危機管理研究機構が警報の目安としている1定点医療機関あたり「2」を超えました。今後、さらに患者数が増加する可能性がありますので、こまめな手洗いや咳エチケットを心掛けましょう。
伝染性紅斑とは
伝染性紅斑は、ヒトパルボウイルスB19による感染症です。小児を中心にみられる流行性の病気です。両頬がリンゴのように赤くなることから「リンゴ病」と呼ばれることがあります。過去に感染したことのない妊娠中の方は、特に感染防止にご注意ください。
症状と治療
10〜20日の潜伏期間の後、微熱やかぜの症状などがみられ、その後、両頬に蝶の羽のような境界鮮明な赤い発しん(紅斑)が現れます。続いて、体や手・足に網目状やレース状の発しんが広がります。発しんは1週間程度で消失します。
伝染性紅斑(リンゴ病)に関する治療については、特効薬や予防接種はありませんので、関節痛がつらい場合は鎮痛剤、かゆみが出ている場合はかゆみ止めなどを処方し、それぞれの症状によって対症療法となります。
伝染性紅斑(リンゴ病)の予防のために
感染経路が飛沫感染(感染した人の咳のしぶきを吸い込むことで感染すること。)や接触感染(感染した人と接触すること。)のため、こまめな手洗いを行うことが大切です。また、症状がある人は咳やくしゃみをするときは口と鼻を覆うなどの「咳エチケット」を心掛けることが大切です。
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