医療費の適正化にご協力をお願いします
公開日 2019年05月14日
更新日 2025年09月29日
国民健康保険事業は、加入者の高齢化や医療の高度化、生活習慣病などの慢性疾患の増加などの理由で医療費が増加傾向にあり、財政状況は年々厳しくなっています。
いつでも安心して医療が受けられるよう国民健康保険制度の安定的な財政運営にご理解いただき、医療費の適正化にご協力いただきますようお願いします。
定期的に健診を受けましょう
特定健診や人間ドックなど毎年定期的に受けて、自分の健康状態を把握し、病気の早期発見・早期治療に努め、重症化予防につなげましょう。
かかりつけ医を持ちましょう
最新の医療設備があるといって、大病院へ行くことが最も良いことでしょうか?体の具合が悪いときは、日ごろからあなたや家族のことをよく知る「かかりつけの医師」にまず相談しましょう
<かかりつけ医のメリット>
- 病歴や体質などをよく把握しているため、親身になって診てもらえます。
- 受診手続きが簡単。待ち時間が短い。いざというときは適切な判断で最適な治療をしてもらえます。
- 普段の健康状態などから判断し、高度な医療が必要な時は適切な専門医を紹介してもらえます。
重複受診はやめましょう
医師の診断や治療で気になることがあれば、そのことを医師に伝え、よく話し合いましょう。
同時に複数の病院を転々とすると、検査、薬の処方や注射などが重複します。体への負担は大きくなり、病気を長引かせることにもなります。また、初診料や検査料を何度も支払うことになり、医療費が余計にかかることになります。
重複受診は、自己負担分を除いた残りの金額を国民健康保険が医療機関に支払うため、国民健康保険財政に大きな負担がかかります。国民健康保険の健全な運営のためにも、できるだけ重複受診は控えるようご協力をお願いします。
休日や夜間の受診は避けましょう
休日や夜間の受診には割増料金がかかり、医療費の増加につながります。また、軽い症状にも関わらず休日や夜間に受診すると、緊急性の高い重症患者の治療に支障をきたします。急病など緊急性の高い症状以外は診療時間内に受診するようにし、休日や夜間の受診は控えましょう。
ジェネリック医薬品をご存じですか?
新薬(先発医薬品)の特許期間が満了した後に国の認可を受けて発売される薬をジェネリック医薬品(後発医薬品)といいます。ジェネリック医薬品は、薬の研究開発費が抑えられ、新薬に比べ薬価が安く、薬代の自己負担を軽減するとともに、 医療保険財政の適正化にもつながります。すべての薬にジェネリック医薬品があるわけではありませんが、ジェネリック医薬品を希望する場合は、医師や薬剤師にご相談ください。
ジェネリック医薬品があるお薬に対して自ら先発医薬品を希望した場合、特別の料金が発生します
ジェネリック医薬品がある薬で、受診者本人が先発医薬品の処方を希望される場合は、特別の料金が発生します(特別の料金は保険適用外となるため自己負担が必要です)。
特別の料金は、先発医薬品とジェネリック医薬品の薬価の差額の4分の1相当となります。
※ただし、医師の判断により先発医薬品の使用が必要と認める場合等、本人の意思によらず先発医薬品を使用する場合は、特別の料金は発生しません。
詳しくは、後発医薬品のある先発医薬品(長期収載品)の選定療養について(外部リンク)をご確認ください。
ジェネリック医薬品カード
受付で保険証や診察券と一緒にジェネリック医薬品カードを提示すると、スムーズに意思表示をすることができます。市民課国民健康保険グループの窓口に設置してあります。必要な人は自由にお持ちください。
バイオ後続品(バイオシミラー)をご存じですか?
「バイオ後続品(バイオシミラー)」とは、バイオ医薬品(※)の特許が切れた後に、他の製薬会社から発売される薬で、特許が切れた薬と同じように使うことができます。
原則として、バイオ後続品は特許が切れたバイオ医薬品の70%の値段になるため自己負担を軽減でき、かつ、医療費の適正化につながります。
※バイオ医薬品とは、遺伝子組換え技術や細胞培養技術を用いて製造したタンパク質を有効成分とする医薬品 で、これまで治療薬のなかった病気や、従来の医薬品では満足度の高い治療を行うことができなかった病気
への効果が期待されています。
詳しくは、厚生労働省 バイオ後続品(バイオシミラー)促進特設サイト(外部リンク)をご確認ください。