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加太保育園野外体験保育(令和2年11月)

公開日 2021年01月07日

更新日 2021年01月07日

(今月の記事)

・令和2年11月  5日 (木)今月の花(ムベの実・マムシグサの実・クサキ)
・令和2年11月10日 (火)焼き芋パーティーをしました
・令和2年11月12日(木)わら焼きを見学しました
・令和2年11月19日(木)初めての金づち
・令和2年11月25日(火)錫杖ヶ岳に登ったよ!
 

※7月から掲載を若い日順に変更しました。

令和2年11月5日(木)今月の花(ムベの実・マムシグサの実・クサキ)

  

【左写真】 
 野外に出て民家の前を歩いていると、家の軒先にツル状になっているたくさんの青い実を見つけました。「これ何かな?」と子どもたちと話していると、家の人が出て来られ、「これはムベと言うのやに」と教えていただきました。ムベの実が赤くなると、わざわざ保育園に届けていただきました。ムベはアケビによく似ていますが、果実は熟してもアケビのように割れませんでした。また、種が大きくて、年長児は種飛ばしをして楽しみました。


【右写真】

 森林公園「やまびこ」の山中を歩いていると、赤い実を付けたマムシグサを子どもたちがよく見つけます。花とは似つかない実を付けますが、マムシグサは有毒で茎も実も全身に毒を持っているので、子どもには触らないように気をつけています。名の由来は、花はマムシの頭に似て、茎のまだら模様はマムシの胴に似ているので付いたようです。

 以前、里山公園「みちくさ」で見つけたクサギ(臭木)が「やまびこ」にもあり、1人の子がクサギを発見しました。すると、「すごい!発見名人だね!」と周りの友達からも褒められてうれしそうでした。においが臭いので、花や葉のにおいをかぐたびに、子どもたちは面白い表情をしていました。

 

令和2年11月10日(火)焼き芋パーティーをしました

 先月、大きな芋をたくさん収穫し、子どもたちは焼き芋にする日をとても楽しみにしていました。

  焼き芋をするために、近くの山で枝拾いをしたり、園庭で落ち葉を拾ったりして、自分たちで少しずつ準備を進めてきました。
 さて、当日はまず芋を洗い、新聞で包んだ後、水で濡らし、アルミで巻きました。大きい子が小さい子に優しく教える姿は、ほほ笑ましいものでした。普段お世話になっている地域の方々もお手伝いに駆け付けてくれました。

          

 次はたき火の準備です。どうしたらよく燃えるのかを考えながら、大中小の枝を組みました。「よく乾いているのが燃えやすいよ」、「ヒバ(杉の葉)がよく燃えるよ」、「空気が通るように」と、次々に枝などを運びました。

 年長児は、マッチでの着火にも随分慣れました。

 「うわー、わらが燃えて黄色い煙が出てる!」、「暖かいねー」と、刻々と変化するたき火をみんなでしばらく眺めました。
 火が落ち着いてきたら芋を入れます。火の加減を見ながら、枝やわら、落ち葉を足していきます。「まだかなー」、「早く食べたいね」と、ワクワクしながら待ちました。

   

 焼き上がったお芋のおいしいこと!「おかわりある?」と言い、どの子もたくさん食べました。自分たちで準備をしたという満足感も加わり、焼き芋パーティーを満喫した一日でした。みんなでやり遂げたことや、地域の方の温かさを感じたことで、心も焼き芋のようにホカホカになりました。

 

令和2年11月12日(木)わら焼き見学をしました

 10月にはざかけをさせていただいた田んぼで、今度は「わら焼き」の見学をしました。

    

 「どうしてわら焼きをするのかな?」という質問に、年長児はよく考え、「土に栄養をあげるため」と、答えることができました。
 積み上げられたわらに次々に火が付けられました。炎の色や勢い、煙の色やにおいなどを体感し、わら焼きの迫力を味わいました。
 そして、地域の方が子どもたちのために、サプライズプレゼントを準備してくれました。それは、アンパンマンの焼き跡でした!子どもたちは「うわー、アンパンマンやー!」と、大喜びでした。素敵なプレゼントをありがとうございました。

 

令和2年11月19日(木)初めての金づち

  職員室前の花壇に秋の七草を植えたので、何の花かがよく分かるように、あお組が立て札を作りました。
 文字を書くことにも随分と慣れ、立て札の字と絵はスムーズにできたのですが、ここからが大苦戦。棒を付けるために使った金づちの扱いに四苦八苦する子どもたちでした。

  

 恐る恐るたたいても、なかなか釘が刺さりません。また、釘をめがけてたたいているつもりでも、全く違うところに当たってしまいます。それでも根気よく頑張り続けると、次第に金づちからリズミカルな音が聞こえるようになりました。

  

頑張ったかいがあり、すてきな立て札ができました。

 

令和2年11月25日(火)錫杖ヶ岳に登ったよ!

 「わくわく」「どきどき」「楽しみ過ぎて体がびっくりしている」と、朝から興奮気味の子どもたち。11月25日は、あお組の子どもたちが錫杖ヶ岳に登ってきました。

  

    

 時には立ち止まり、みんなできれいな景色を見ながら、「モミジが紅いね」、「鳥の声が聞こえるね」と、秋の風景を楽しみました。

     

 疲れた時には、”元気になる甘くておいしい薬”を口にほお張り、「復活した!」と、また元気に歩き出しました。

  

 途中で倒れた木を発見!これはもう遊ぶしかありません。最初は「怖い」と言って尻込みしていた子どもたちでしたが、一人が挑戦すると友達の勇気に触れ、「私も」、「僕も」と、なんと全員が挑戦することができました。少し難しいことにも挑戦しようとする気持ちが持てるようになったことをうれしく思いました。

  

 2時間以上歩き、やっと目的地である8合目に到着しました!頑張った達成感や充実感とともに食べるおにぎりは、とてもおいしかったです。

     

 お昼ご飯の後は、段ボールのそりで山の斜面を滑ったり、手をつないで助け合いながら登ったり、落ち葉の布団に寝転がったりと、錫杖ヶ岳を満喫しながら遊びました。

    

 今回の山登りを通して、たくさんの成長が見られました。自然と後ろの友達に「頑張れ~!」と声を掛けたり、手を差し伸べたりする優しさが見られたこと。橋や段差、狭い道などちょっぴり怖い場所も勇気を持って進めたこと。転んでも泣かずに、すぐに立って進む強さが見られたこと。自分や友達のために、きちんと大きな声で「待ってください」と言えるようになったこと。そして、誰一人として最後まで「疲れた」と、弱音を吐く子がいなかったこと。これらのことは、子どもたちにとって大きな自信となり、これから先、困難なことが起きたときにも、「自分は錫杖ヶ岳で頑張れたんだ」という思いで頑張れることと思います。
 あお組さん、本当によく頑張ったね!そして、最高の思い出ができたね!

 

お問い合わせ

加太保育園
住所:〒519-1129 三重県亀山市加太板屋4620番地
TEL:0595-98-0134
FAX:0595-98-0134