加太保育園野外体験保育(令和元年12月)
公開日 2020年02月05日
更新日 2020年02月05日
(今月の記事)
・令和元年12月12日(木)やまびこ散策!
令和元年12月12日(木)亀山森林公園やまびこを探検だ!
その日は、12月にしてはとても暖かい日でした。「こんな暖かい日は、お出掛けしたくなるね!」とみんなで「亀山森林公園やまびこ」に出かけることにしました。
道中では、赤や黄色のもみじにイチョウ、冬イチゴなど、いつのまにか季節が移り変わっていることが感じられました。
やまびこでは、各クラスが分かれて、それぞれの行けるところまで探検をしました。驚いたのは、2歳ひよこ組がとてもたくましくなったことです。無理かと思われた険しい山道も、両手を使いながら、へこたれることなくがんばる姿に大きな成長を感じました。「何やら声がする?」と思い、みんなで「ヤッホ~!」と叫ぶと、山の上の方から「ヤッホ~!」と返事が返ってきました。一足先に登っていた年少組、年中組の声です。山中で感動の再会を果たし、喜び合いました。
杉の木がゆらゆらと揺れ、落ち葉がひらひらと舞い降りるとても幻想的な風景の中、年少組と年中組は、しばらく山中での遊びを楽しみました。急な山道を保育者のいるところまで駆け下りたり、滑り台のように滑ったりと、体のバランスをうまく使いながら遊ぶ姿が見られました。
山の中では、いろいろな種類のキノコを見つけたり、クモの巣にぶら下がっているどんぐりを見つけたり、珍しい鳥の鳴き声を聴いたり・・・本当にたくさんの発見があり、あらためて自然の山の面白さを感じた一日となりました。また、少し険しい道で、年中児が年少児を迎えに行って手をつないであげるという一場面もみられ、体だけでなく、子どもたちの心の成長も感じられたうれしい一日にもなりました。
朴葉(ほおば)というおおきな葉っぱを拾ってきたので、保育園に帰ってからもお面づくりを楽しんだ子どもたちでした。
やまびこを登っていくと、足元にいくつものかわいいマシュマロのようなホコリダケを、あちらこちらで発見しました。ふっくらした表面を指で押すと、「プシュ」と中心部分の小さな穴から白いホコリのようなものが噴出しました。子どもたちは、「お砂糖がでてきたみたい!」と興味深々でした。
やまびこには、毎年この季節に天然のひらたけ(寒たけ)をやまびこで見付けることができます。この日もブナの枯れ木に、大きなボリュームのあるヒラタケを見つけました。折り重なっている大きなヒラタケに、子どもたちも「やわらかい!」、「大きいな~」と、手で触っては感触や匂いを体感していました。晩秋の里山では、学びもいっぱいです。
やまびこを散策していると、馬酔木(あせび)の樹木をたくさん見かけます。馬が食べると酔ったような状態になることから馬酔木と言われるそうですが、鹿もこの葉食べると神経が麻痺するようで食べないそうです。そのため、大木の馬酔木の木もたくさん自生しています。春には白い花が咲ききれいです。