加太保育園野外体験保育(平成31年3月)
公開日 2019年04月25日
更新日 2019年04月25日
(今月の記事)
・3月 5日(火)錫杖が岳の頂上めざして出発だ!(NO.1)
山の中って楽しいことがいっぱいあるね!(NO.2)
ロッククライミングのように岩を登ったよ!(NO.3)
登頂成功!!園児も大人もがんばりました!(NO.4)
平成31年3月5日(火)錫杖ヶ岳の頂上めざして出発だ!(NO.1)
野外体験保育の1年間の集大成として、昨年度と同様、今年も親子で錫杖ヶ岳に登りました。今年は、晴天に恵まれましたが、前日の雨で風が強く、杉花粉がたくさん飛び交っていました。そんな中でも子どもたちは今日を心待ちにしており、元気に意気揚々と出発できました。
途中、太陽の光が木々の合間から差し込んで、神秘的な雰囲気をかもし出し、その光景を、子どもたちも大人も、しばし見入っていました。
平成31年3月5日(火)山の中って楽しいことがいっぱいあるね!(NO.2)
山道には、大きな根っこが出ているところがあったり、根元から倒れている大木があったり、小川が流れていたり…また歩いていると時間によって体が急にひんやりしたり熱くなったり。山の姿が次々と変わっていく様に、刺激を受けることができました。
山の中腹辺りに来ると、子どもたちが大好きな”やまびこ”の風景に似ている場所があり、木に登ったり、枯葉の土手で遊んだりしてしばらく楽しみ、気持ちをリフレッシュしました。
また、今日は快晴で、木々の間から加太の町を見ることができました。自分たちが住んでいる加太の町や、山の上から保育園を探した思い出を大切にしてほしいと思いました。
平成31年3月5日(火)ロッククライミングのように岩を登ったよ!(NO.3)
だんだん頂上に近づいて行くと、大きな石や岩が多くなり、足場も悪くなっていきました。後ろからお父さんやお母さんに見守られながら、一歩一歩登りました。
足場がないところを、くさりをしっかり持って体をうまく使いながら確実に登って行く姿を後ろから見ていると、野外体験保育に取り組んだことで、体幹がしっかりしてきたと感じました。また、「こわい!」「疲れた!」と言ったり泣いたりする子は一人もいないどころか、まるでロッククライミングを楽しんでいるように見えました。
平成31年3月5日(火)登頂成功!!がんばりました!(NO.4)
全員が無事登頂できたときは、「ヤッター!!」と、子ども以上にお父さん、お母さんは、きっと思ったのではないでしょうか。
雲ひとつない青空、「てっぺんはお日様に近いね!」、「雲の上にいるみたい」と言った子、錫杖湖が海みたいに思った子、様々な感情が子どもたちの心をかき立てたと思います。保育園で登った錫杖ヶ岳の経験は、これからも、幾度と登るかもしれない錫杖ヶ岳とは違う、新鮮な思い出となって、大人まで持ち続けていくのではないでしょうか。
年長児は、この2年間の野外体験保育を通して、本当に体も心もたくましくなったなぁと感じました。すぐ横は崖(!)なんてところもたくさんありましたが、そんな中でも誰一人として、「こわい」などと言うこともなく、また、数時間ずっと歩いていても誰も弱音を吐かず、最後まで前向きに楽しく山登りをする姿が見られました。子どもたちの力はすごい!可能性は無限にある!と改めて感じました。
保護者の皆様には、子どもに対して「あぶない」、「気をつけて」などの禁止語は控えてください、お子さんの主体性に任せてくださいと、お願いして参加していただきましたが、ときには、言葉に出したいときもあったと思います。しかし、それをこらえて子どもたちの安全を見守っていただいたことを心から感謝いたします。
子どもたちのたくましさや意欲、好奇心をすぐ間近で見ていただくことができ、園と保護者様が同じ方向性をもって学びに向かうことができたと思います。
山頂の陽だまりのところを、"ヒオドシチョウ”が何匹か飛んでいるのを見かけました。鮮やかなオレンジ色に黒い紋があるタテハチョウの仲間だそうです。雑木林を素早く飛び、樹液によく集まるようです。
最初見たときは、蛾の仲間だと思いましたが、山で初めて見る”ヒオドシチョウ”を見て、暖かくなる日も近いと感じました。
今年度、加太保育園の野外体験保育のホームページをご覧いただき、ありがとうございました。来年度も野外体験保育を進めていきますので、どうぞよろしくお願いします。