市民の皆様へ

　鈴鹿山系の山々が彩り、秋が一段と深まりつつあります。一方、世の中が徐々に活発化するなか、県内外では新規陽性者が再び増加傾向となり、次なる感染第8波への備えと社会･経済活動との調和が求められています。

　そのようななか、本日、新型コロナ感染症の「総合対策パッケージ【第12弾】」として、本市の補正予算が成立しました。現在すでに「総合対策パッケージ【第10弾/第11弾】」において、子育て世帯を含む生活者の支援として「低所得の子育て世帯への生活支援給付金の支給」「全市民を対象とするプレミアム付商品券事業」や「住民税非課税世帯等に対する臨時給付金」などを先行して実施していますが、緊迫する国際情勢等による原油価格･物価高騰の社会状況は、市民生活や地域経済に少なからずの影響を及ぼしています。
　これを受け、この度の【第12弾】においては、「民間保育所･幼稚園、高齢者･障がい福祉サービス施設への電気料金等の補助」「農業者の肥料価格高騰対策の実施」を行います。また、電気･ガスなど「エネルギー価格高騰対策として中小企業者等への助成制度を創設」し、事業経営への影響の緩和を急ぎます。
 
　一方、本市におけるワクチン接種では、従来のBA.1型対応ワクチンに加え、11月1日よりオミクロン株対応のBA.4-5型ワクチンでの接種を始めています。従来型と比較して、重症化予防効果や今後の変異株への有効性などが期待されています。1･2回目を受け、最終の接種から3ヶ月以上経過の12歳以上の方で、接種券がお手元に届いており、まだご予約が済んでおられない皆様、特に若い方々には積極的なご検討をお願いします。

　これから本格的に寒くなる時節となりました。私たちは、本来体に備わっている「免疫力」を高める工夫と努力で、コロナに打ち勝ち、健やかで活力ある日々につなげていこうではありませんか。

令和4年11月11日

亀山市長 櫻井義之