市民の皆様へ

　ゴールデンウイークを控え、三重県内の新型コロナの新規感染者は徐々に減少傾向を見せてはいるものの、過去最大規模のクラスターの発生やより感染力の強いBA.2への置き換えが進むなど、いまだ予断を許しません。本市においても、先週末に一日の感染者が初めて30名を超えるとともに、家庭内感染とみられる10歳未満の子どもの感染が広がるなど、注意を続ける必要があります。

　市民の皆様には、人の移動や親族間の接触機会が増える大型連休にあって、今一度基本的な感染防止対策の継続をお願いしたいと思います。とりわけ、園児･児童･生徒の保護者の皆様には、変わらぬご理解をお願いします。専門家は、人流が増える年度初めに感染が比較的抑えられたのは、一人ひとりの予防意識の高まりが一因だと指摘しています。改めて、ご自身やご家族のためにも、私たちにできることを徹底していこうではありませんか。

　一方、健康都市をめざす本市は、現在「免疫力アップ大作戦」を推進しています。本市としては、感染症や生活習慣病を予防しウイルス等に負けない体づくりをするには、ワクチンによる免疫獲得は有効と考えておりますが、それにもまして、免疫力維持のための日々の生活習慣こそ大切であると考えています。その観点から、免疫力アップに関する冊子を4月の広報かめやまと一緒に全戸配布しましたので、ご活用いただき健康づくりのきっかけにしていただければ幸いです。

　3年ぶりの制限のない大型連休です。市民の皆様には、感染防止にご留意の上で健やかなリフレッシュの機会となられますことを祈念するとともに、この連休明けに増加へと転じないよう、引き続きのご協力をお願いいたします。

令和4年4月27日

亀山市長 櫻井義之