市民の皆様へ

　多くの方々の努力で感染の第5波が収束後、亀山市における新規感染者もこの17日間発生がなく、落ち着いた日々が続いています。一方、社会･経済活動も徐々に活発化しつつあり、これに伴う陽性者が再び増加に転じる可能性が高いなか、次なる感染第6波への備えと長期化するコロナ禍での市内経済の循環に向けた対応が求められています。

　このようななか本日、2億120万円となる「総合対策パッケージ【第6弾】」に関する本市の補正予算が成立いたしました。速やかに、市独自の販売促進事業者支援「エールチケット事業の創設」をはじめ、ワクチン追加接種の円滑化に備える「ブースター接種実施体制の確立」、小中学生のオンライン学習における安全性向上へ「タブレット端末へのフィルタリングソフトの導入」などの各事業を実行に移してまいります。

　また、本市におけるワクチン接種率の最新状況は、11月7日現在で約74.5％(1回目77.1％･2回目72.0％)であります。引き続き、来年2月末までは1･2回目の接種を金曜夜間/土曜午後に限定し実施してまいりますので、12歳から15歳の皆さんをはじめ今から新たに接種を希望される方は、お申し込みいただければ十分に接種可能であります。尚、3回目接種にかかる詳細は、決定次第お知らせさせていただきます。

　さて、世の中はマスクと手洗い･消毒を重ね、不要不急の活動の自粛を強いられてきました。その一方で、当たり前の日常や人とのつながりの大切さの再認識、ワークライフバランスなどを見つめ直すきっかけになったとも考えています。また、一見無駄に見える不要不急なのもののなかにも輝きがあると感じさせられる昨今、私たちは真の幸せと健やかな新日常へ、しなやかな歩みを進めていこうではありませんか。

　　令和3年11月12日
亀山市長 櫻井義之