緊急　市長メッセージ

市民の皆様へ

　三重県全域に、国より「緊急事態宣言」が出されました。デルタ株の猛威を受けた感染爆発により、昨年春以来2度目となる緊急事態措置であり、本日より9月12日まで適用されます。また、隣接する愛知･岐阜両県においても緊急事態宣言が出され、東海3県における自宅待機者の急増と医療体制のひっ迫が危惧される、極めて深刻な事態です。

　昨日、三重県内では過去最多となる515名の感染者が確認され、病床使用率が60.2%、自宅療養･病院調整中が3518名と急速に悪化しています。このようななか先日、残念なことに四日市市で自宅療養者が亡くなられるという悲しい事案が起こりました。亀山市においても、昨日19名の感染を確認しており、昨年からの本市の感染者総数360名のうち半数超えの188名がこの8月中だけで確認されるという状況にあり、感染拡大の勢いが止まりません。その特徴として、20代･30代･40代の比較的若い世代を中心とした家族･友人間などで広がっている傾向にあります。

　そこで、県内の自宅療養者が3500名を超えた今、先の悲しい事案のように、適切な医療を受けることができない自宅療養･入院調整中の市民から死亡者が出るようなことがあってはなりません。そのためにも、一日でも早く感染拡大の波を止めるとともに、本市として出来うる医療体制のケア、全世代へのワクチン接種などに最善を尽くしてまいります。

　このような背景のもと、市民の皆様には、改めて次のお願いがあります。

• 外出･移動を自粛してください。
• 家族以外との会食は控えてください。
• 家庭内･職場内でもこまめに手洗いや換気をしてください。
• 不要不急の県外との往来をさけてください。
• 自分は大丈夫との過信を絶対しないでください。

　最後に、非常に強い感染力のこのデルタ株は、私たちに油断があれば、いつでも･どこでも･誰にでも感染させうる力を持っています。全国で徹底的な人流の削減を行った、あの昨年4月の最初の緊急事態宣言時のように、今一度、私たち一人ひとりが強い危機感と緊張感をもって臨む必要があるのではないでしょうか。ぜひ自分を守り、家族や大切な人を守る行動をとってください。徹底した感染予防への緊急行動をお願いします。

令和3年8月27日