蚊が媒介する感染症「ジカウイルス感染症」「デング熱」について
公開日 2016年06月15日
更新日 2016年06月15日
ジカウィルス感染症は、中南米を中心に流行しており、妊婦が感染した場合、胎児が小頭症を発症するリスクが指摘されています。また、デング熱は、東南アジア・中南米・アフリカなど熱帯・亜熱帯地域で主に発生していますが、平成26年に約70年ぶりに国内での感染事例がありました。
現在、国内で流行している地域はありませんので、蚊に刺されただけで過分に心配する必要はありませんが、今後、蚊が増える時期をむかえますので、感染症予防に努めましょう。
蚊に刺されないようにしましょう
- 屋外で活動する際には、長袖・長ズボンを着用する、素足やサンダルを避けるなど、肌の露出を少なくしましょう。
- 虫よけ剤を使用しましょう。虫よけ剤は効果のある時間が限られていますので、長時間屋外で活動する際には、こまめに使用しましょう。
- 蚊が室内に入らないように、ドアや窓の開け閉めを減らし、網戸を使用しましょう。
蚊の発生を抑えましょう
- デング熱等を媒介するヒトスジシマカは、タイヤに溜まった水、鉢植えの皿など、少しの水が溜まる場所で発生します。屋外に雨水等が長時間溜まる物を置かないようにしましょう。
- 室内の花瓶の水などは、最低週1回は換えましょう。
流行国への渡航について
- 海外の流行地へ渡航する際には蚊に刺されないよう十分に気を付け、帰国後、発熱などの症状がある場合には、医療機関を受診してください。
- 妊婦及び妊娠希望または予定の方は、ジカウィルス感染症の流行国・地域への渡航及び滞在は可能な限りお控えください。
詳しくは厚生労働省リーフレットをご覧ください。
【用心編】ジカ熱・デング熱対策「蚊の用心 ひと刺し用心」
http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-10900000-Kenkoukyoku/0000127145.pdf
【発生源編】ジカ熱・デング熱の感染もと ヒトスジシマカの発生源を叩け!
http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-10900000-Kenkoukyoku/0000127146.pdf
(参考)
ジカ熱について
・厚生労働省ホームページ
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000109881.html
・国立感染症研究所ホームページ
http://www.nih.go.jp/niid/ja/kansennohanashi/6224-zika-fever-info.html
デング熱について
・厚生労働省ホームページ
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000131101.html
・国立感染症研究所ホームページ
http://www.nih.go.jp/niid/ja/kansennohanashi/238-dengue-info.html
http://www.forth.go.jp/moreinfo/topics/2016/02081102.html
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