亀山特産の農産物
公開日 2014年11月23日
亀山茶

茶処亀山・伝統の味
亀山市は、年間平均気温15度以上、年間降水量1,500ミリ以上という、お茶の栽培に最も適した温暖な丘陵地帯に位置しています。
また、亀山茶の歴史は古く、今から約1,100年前に、今の四日市市水沢町に空海直伝の茶樹が植えられ、そこから鈴鹿山麓にお茶の栽培が広がったという言い伝えがあります。
こうして広がった亀山のお茶は、亀山市の気候や土質、茶農家の優れた製茶技術に支えられ、上品で濃厚な味わいと香り、コクのあるうまみが特徴の良質のお茶として、今に伝えられています。

秘密のチカラ
お茶は飲んで美味しいだけではありません。緑茶には、主要なビタミンに加え、カテキンが含まれています。
カテキンには抗酸化力があり、細胞の突然変異を抑制し、ガン予防に良いといわれています。
さらに、お茶には、ガン予防だけではなく、生活習慣病を予防する効果や、リラクゼーション効果、美容効果など様々な効果があるといわれています。
緑茶の主な成分
- カテキン・・・・発ガン抑制作用、抗菌作用 など
- ビタミンC・・・美白効果、風邪予防、ストレス解消など
- ビタミンB1・・疲労回復、消火器系の機能調整など
- ビタミンB2・・皮膚・粘膜の保護 など
- テアニン・・・・リラックス効果 など
- フラボノイド・・口臭予防、血管壁強化 など

亀山茶、いろいろ
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煎茶
茶の木に覆いをしないで、日光をいっぱい浴びて育ち、ほどよいうまみと渋みが調和したお茶で、日本茶の大部分を占める緑茶の定番です。 -
かぶせ茶
栽培方法は玉露とほとんど同じで、摘みとりの15日くらい前から、茶の木に覆いを掛け、遮光して育てられた茶葉を原料としたお茶です。玉露と並ぶ風味のよい高級茶です。

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深蒸し茶
通常より時間をかけて蒸し上げます。茶葉が細かくなりますが、深いコクと甘み、香りが調和した風味豊かなお茶に仕上がります。網付きの急須でお楽しみください。
自然薯(じねんじょ)

自然薯とは
自然薯は、日本原産のヤマノイモの一種で、その名の通り自然の山々で静かに育まれる山芋の一種です。
ヤマノイモの仲間には、じねんじょ・ながいも・やまといも・つくねいもがありますが、自然薯以外は東南アジアや中国といった外国が原産で、古くから日本に入ってきて改良されたものです。
自然薯は日本原産で、青森から九州まで全国に分布し、曲がりくねる性質があります。

自然薯のチカラ
自然薯はタンパク質、ビタミン、ミネラル等の栄養価が豊富で、消化酵素のアミラーゼも多く含むことから、食品の消化を促す効用があります。
また、粘りが強く、すりおろしても手で容易にまとめることができます。

自然薯の生育の様子
自然薯の成長のためには養分が必要ですが、イモのできる周辺の肥料が多いとイモが大きくならず、病気にもなりやすくなります。
そこで、イモの周辺には養分のない無菌の土を入れて、養分を吸収する根の部分と分けて栽培すると、病気にかからず、大きなイモが栽培できます。
夏場には自然薯の葉が生い茂るようになります。
発芽状況や病気のチェック、草刈りや消毒といった手入れを行います。
11月になって温度が低くなるにつれて、葉が黄色くなって枯れてくると収穫時期の到来です。

豊かな山の幸の1つとして、抜群の粘りと濃厚な味を楽しむことができます。
「亀山の農漁業を盛り上げて頂いている方々の紹介」コーナーに生産者の方を掲載しています。