名誉市民
公開日 2016年08月01日
更新日 2021年11月29日
名誉市民の称号は、科学技術、学術等の文化の進展に貢献し、その事績が国家的に卓絶する方に対して贈られるもので、その栄誉をたたえ功績を顕彰し、もって文化の向上に対する市民の意欲の高揚を図ることを目的としています。

彫刻家
中村 晋也 (なかむら しんや) 氏
1926(大正15)年7月29日生
中村晋也氏(鹿児島市在住)は、2歳から22歳まで三重県鈴鹿郡井田川村(現亀山市)に在住し、旧制神戸中学校(現三重県立神戸高校)から東京高等師範学校(現筑波大学)へ進学されました。卒業後は、鹿児島を拠点に精力的に作品づくりに取り組まれ、「焦躁の旅路」で文部大臣賞、「朝の祈り」で日本芸術院賞 など数々の賞を受賞されました。
特に、1995(平成7)年に発生した阪神淡路大震災の被災者の鎮魂のために制作を始められた「ミゼレーレ」シリーズや「釈迦十大弟子」像は、造形対象 をより深く掘り下げた精神性を帯びた芸術の真髄ともいえる代表作で、常に変化し続ける独創的な作風と、その優美な芸術性は、国内外で高く評価されてい ます。2009(平成21)年12月17日亀山市名誉市民となりました。
経歴(一部抜粋)
大正15(1926)年 三重県に生まれる
2歳から22歳まで三重県鈴鹿郡井田川村(現亀山市)に在住
旧制神戸中学校(現神戸高校)から東京高等師範学校(現筑波大学)へ進学
卒業後は鹿児島を拠点に精力的に作品づくりに取り組む
昭和41(1966)年 翌年までフランス留学、昭和44年から翌年まで再度留学
昭和47(1972)年 鹿児島大学教授に就任
昭和59(1984)年 第16回日展出品作「焦躁の旅路」で文部大臣賞受賞
昭和63(1988)年 第19回日展出品作「朝の祈り」で日本芸術院賞受賞
平成14(2002)年 文化功労者顕彰
平成19(2007)年 文化勲章受章
平成21(2009)年 亀山市名誉市民となる
平成27(2015)年 奈良薬師寺西塔内に釈迦八相像の果相像を奉納
市内で見られる作品紹介
「わたしの宝物」(亀山市文化会館ロビー)
※そのほかの作品については、財団法人中村晋也美術館ホームページこちらをご覧ください。(外部サイトへリンクします)
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