山登りでの道迷い、滑落事故にご注意ください
公開日 2024年11月08日
更新日 2024年11月08日
秋山登山や山菜採りのシーズンに入り、全国的に登山中の遭難事故等が多発する中、管内においても登山中の滑落事故や道迷いが相次いでおり、10月に死亡事故も発生しています。
知らない山はもちろん、登り慣れた山であっても、油断をすると大きな事故につながります。山に入る際は、安全確保のための準備を万全に行い、次のことに注意して登山を楽しみましょう。
個人装備について
山での救助活動において、居場所が特定できない事故が、救出までに最も時間を要します。その理由は、手掛かりが少ないことから、遭難者を発見するまでに長い時間を要するためです。
また、夜間は視界が著しく制限されることから、救助活動を行えるのは基本的に日没までとなり、遭難者が山中で一晩を過ごすという事案も発生しています。
山に入るときには、さまざまな個人装備が必要となりますが、その中でも次に挙げる装備品は、遭難を防ぐためはもちろんのこと、万一、救助を要する事態となった場合に、特に重要な装備品です。自分の命を守るために、必ず携行するようにしましょう。
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- 携帯電話
- 携帯電話は非常時の連絡手段として、必ず持参しましょう。また、充電状況も確認しておきましょう。
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- 登山アプリ、GPS、地図、コンパス等
- 救助要請の際には、位置情報が最も重要な情報となります。自分の居る場所を正確に把握するためにも、登山アプリやGPS、地図、コンパス等を持参しましょう。
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- モバイル充電器
- 救助活動時には、遭難者の安否確認等のため、定期的に連絡を行うことがあります。連絡手段を維持するために、モバイル充電器を持参しましょう。
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- ハンドライト
- ヘリコプターでの捜索活動の際に、ヘリコプターにライトを照射することで自身の居場所を知らせることができます。
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- ホイッスル
- 救助隊や登山者に自身の居場所を知らせることができます。
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- アルミシート
- 体の保温のほか、太陽の光を反射させることで、ヘリコプターに居場所を知らせることができます。
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- 行動食、飲料等
- 登山中にエネルギー不足で動けなくなるのを防ぐため、日帰り登山でも最低限の行動食、飲料を準備しましょう。
登山時の注意点について
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- 行き先を家族に告げる
- 行き先が分からないと捜索開始が遅れます。行き先や帰宅予定時間は、必ず家族等に知らせましょう。
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- 単独での入山を避ける
- 道に迷ったり、けがをした場合は、一人では救助要請できないことがあります。できるだけ複数人で入山し、絶えず互いの位置を確認しながら行動しましょう。
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- 落ち着いて行動する
- 山中で道に迷った場合は、むやみに歩き回らず、体力の消耗を抑えましょう。安全に移動できる場合は発見されやすい視界が開けた場所や上空が見える場所で待機しましょう。
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- 登山届を提出する
- 登山道や危険個所の確認を行い、登山前には登山届を提出しましょう。詳しくは、以下の「亀山7座トレイル(Kameyama 7Mts. trail)の最新情報」からご確認ください。
関連情報
お問い合わせ
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