ガソリン携行缶は正しく使用しましょう!!
公開日 2014年11月23日
更新日 2021年03月24日
平成25年8月15日、京都府福知山市の花火大会会場で多数の死傷者を出す火災が発生しました。この事故は、発電機に燃料を給油する際にガソリン携行缶内の圧抜き作業を怠ったため、噴出した燃料に引火したことが原因と言われています。ガソリンは、引火性・着火性の高い危険物です。発電機や農業用機械器具等に給油するときは、以下のことに注意してください。
- 必ずエンジンを停止して周囲に火気がないことを充分確認します。
- 必ず内圧調整ネジで缶内の圧抜きを行ってください。
- 圧抜きが完了してからタンクキャップを開けてください。
携行・保管時の注意事項
- 規定容量以上入れないでください。(漏れ、あふれ、飛散を防止するため、1割の空間容積を確保してください。)
- ガソリンの携行は専用の金属製携行缶に限られ、ポリタンクなど他の容器の使用は消防法により禁止されています。
- ガソリンは、長期間保管すると品質が劣化し、燃料として使用できなくなりますので、早めに使用してください。また、空気に触れる機会が増えると劣化が早まります。できるだけ1回で補給しましょう。
- ガソリンは、引火性・着火性の高い危険物です。火の気がなく、温度変化の少ない場所で保管しましょう。
- 直射日光が当たる場所、高温になる場所での保管は、缶の変形、破裂や火災の原因となりますのでやめましょう。また、雨や雪に当たる場所、湿気の多い場所での保管は、サビなどの原因となりますのでやめましょう。
- 内圧調整ネジを緩めて缶内の圧抜きを行いましょう。圧抜き後は、内圧調整ネジを確実に締めて保管してください。
使用時の注意事項
- 周囲に火気の無いことを確認した上で使用しましょう。
- 万が一あふれても周囲や人体に危険を及ぼさない安全な場所で行いましょう。
- 必ず機械器具の運転を停止してから行いましょう。
- 静電気による引火の可能性を下げるため、タンクキャップを外す前に缶本体を接地させましょう。(地面や水気のある床がよい。)
- 必ず内圧調整ネジを緩め、缶内の圧力を抜いてからタンクキャップを外しましょう。圧抜き後は、内圧調整ネジを確実に締めてください。(キャップを一気に外すと、内圧差によるガソリンの噴出、キャップの飛び出し等の事故が起こる恐れがあります。)
- 給油ノズルを確実に取り付けたことを確認し、ノズルを給油する方向に向け、缶をしっかり持って給油しましょう。
- 使用後はノズルを外し、タンクキャップを確実に締めましょう。
- その他、使用上の注意事項を厳守した上で取扱を行いましょう。
お問い合わせ
消防本部 予防課 危険物グループ
住所:〒519-0165 三重県亀山市野村四丁目1番23号
TEL:0595-82-9492
FAX:0595-83-2200