本日、新たな任期がスタートいたしました。このたびの市長選挙におきましては、市民の皆様の負託をいただき、引き続き公の重責を担わせていただくこととなりました。この上は、身の引き締まる思いとともに、市政の進展に最善を尽くす覚悟であります。

　さて、地方自治体を取り巻く環境は、「国際情勢の不透明感の増大」「人口減少･少子高齢社会の進展」「超スマート社会への移行」など、激動の流れの中にあります。本市は、この先においても「オール亀山」の英知と協働により、この変化の時代を乗り越えてまいります。
　また、健やかで優しい暮らしを支える「地域共生社会の構築」をはじめ「若者の定住促進」「母子保健･周産期医療の拡充」を急ぐとともに、DX(デジタル変革)による対応にも万全を期してまいりたいと考えます。一方、次なる4年は、四半世紀以上にわたり積み重ねてきた「リニア中央新幹線･三重県停車駅」の展開が、新たな段階へ移行するものと思われます。これを千載一遇の好機ととらえ、次なる活力と未来へ向けた取り組みを進めてまいります。

　私たちは今、これら内外の環境変化に適応し、しなやかなる地域社会の創造と明るい未来への基盤づくりを急がなければなりません。『緑の健都 かめやま』の進化をめざす政策展開と、直面する財務構造の改革へ、今一度、強い意志をもって臨んでまいります。
　皆様には、今後とも倍旧のご指導ご鞭撻を賜りますことをお願い申し上げます。

令和7年2月6日
亀山市長　櫻井義之