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市長臨時記者会見(令和6年11月8日)

公開日 2024年11月08日

更新日 2024年11月08日

 臨時会見のご案内を差し上げたところ、皆様には大変ご多忙の中ご出席いただき、誠にありがとうございます。本日は、今期の私の任期も残すところ2か月余りを迎え、現在の私自身の心境の一端を申し述べたいと存じます。

 さて、この4年を振り返りますと、令和2年当時、市政が直面する最大の課題は、未曽有の感染症との闘いでありました。3年余にわたるその脅威は、社会経済活動の停滞をはじめ、これまでの社会の在り様や行政運営に、多大の影響と教訓を及ぼしました。全市民へのワクチン接種などの「総合対策」では、緊急の取り組みが連続する日々でありました。また、昨年の5類移行後には、コロナ禍で痛みを生じた社会活動や地域コミュニティを快復させる施策に重きを置いた、行政経営を進めてまいりました。

 一方、今期お約束した政策公約においては、「新図書館と駅前再開発事業の完成」「テクノヒルズへの企業誘致(10社)の実現」「亀山版・重層的支援体制の構築」「滋賀医大との連携協定の締結」など、8分野43の施策の具現化へ、全庁の総力をあげ最善を尽くしてまいりました。その中には、未だ成果につながっていない進行形の施策も一部ありますものの、おおむね政策推進とその裏付けとなる財政健全化の両立がはかられたものと考えております。これもひとえに、市民ならびに議会の皆様、市職員、報道機関をはじめ全ての皆様のご理解とご協力によるものと、深く感謝申し上げる次第であります。

 さて、今日、地方自治体を取り巻く環境は、極めて厳しい流れの中にあります。緊迫する国際情勢、我が国の社会経済状況の激変は、既に、市の行財政運営にも大きな影響を及ぼしております。また、国の地方創生と感染症対策などで膨張した財政構造からの脱却と、市内外の環境変化への速やかなる対応なくして、地方自治体の未来は描けない状況にあります。大胆な構造改革を成し遂げてこそ達することのできる、持続可能で健やかなる地域社会への歩みを、今ここで止めることはできません。

 間もなく、亀山市は、新市施行から20年の節目を迎えます。また、この後に控える大規模公共施設の更新期、さらには、新たなステ―ジに移行するリニア中央新幹線の行方など、将来の都市の盛衰を定めるであろう大事な局面に向かい、極めて冷静な政策判断と確かな実行が求められております。私自身、今を生きる一人として果たさなければならない責務を思う時、将来世代にどう引き継ぐのか。そのためには、尊敬する二宮尊徳の「分度・推譲」の精神に基づき、今一度、本市の分度を定め、未来へつなげる道筋をつけることが、与えられた我が使命と考えるものです。

 この上は、令和7年2月に市長任期を迎えますが、不肖私は「すべては未来のために」、来る節目、再び挑戦する決意をいたしました。皆様の倍旧のご理解とご協力をお願い申し上げ、ご挨拶といたします。

 尚、4年前・今期の市長選挙に臨むにあたり、市民の皆さんとの約束である政策公約「マニフェスト2021」に掲げました8分野・43の施策の進捗状況を、この度、最終報告「マニフェスト・レポート」として取りまとめましたので、公表させていただきます。各施策の詳細については、後刻HPにも掲載させていただきますので、率直なご叱責・評価など頂戴できれば幸いであります。ありがとうございました。

【資料】市長マニフェストレポート(令和6年11月)[PDF:2.82MB]

お問い合わせ

政策部 広報秘書課 秘書グループ
住所:〒519-0195 三重県亀山市本丸町577番地
TEL:0595-84-5022
FAX:0595-82-9685

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