虫の音に秋の訪れを少々感じる季節となりました。野登山を起点とする亀山7座トレイルなど、トレッキングに絶好の季節を迎えています。

　さて、本日、関東大震災から100年目を迎えました。この間、日本は阪神大震災や東日本大震災をはじめ数々の地震に見舞われてきました。近い将来には、南海トラフ巨大地震が発生する確率も高まりつつあります。もちろん地震だけでなく、近年各地で猛威をふるう台風やゲリラ豪雨に伴う風水害もリスク要因です。「災害は忘れた頃にやってくる」。今一度、先人たちの思いを受け止め、それぞれの自助･共助･公助を見つめ直し、日々の備えを高める機会にしようではありませんか。

　一方、7月には伝統の「関宿祇園夏まつり」が、先月には4年ぶりの「亀山市納涼大会」、創意を加えた「亀山市関宿納涼花火大会」が開催されました。また、市内の各地域における夏の行事も復活されるなど、市民の皆さんの笑顔と地域の明るさが戻りつつあります。「快復の年」と位置づけた本年度、こうした地域行事の復活や健康都市への挑戦、そして前述の災害に強いまちづくりなどを通じて、ポストコロナ時代の「しなやかな地域社会」を着実に築きたいと思います。

　今夏の異常気象、暑さだけでなく多くの台風を量産。気圧のシ―ソ―と呼ばれる現象とか。この残暑、しばらくは続きそうな感じです。皆様、どうかご自愛ください。

令和5年9月1日
亀山市長　櫻井義之