1．令和3年度亀山市当初予算案発表

 

　令和3年度は、第2次総合計画前期基本計画の最終年度として、第2次実施計画の必達に向け積極的に取り組むとともに、新型コロナウイルス感染症対策の徹底と財政健全化による持続可能な行財政運営の確立を目指して予算編成を行いました。

　

　一般会計予算の総額は、230億9,300万円で、前年度当初予算額に比べて、13億300万円、率にして6.0％増で、平成20年度当初予算に次ぐ、過去2番目に大きな予算額となりました。

　歳入において、市税は、法人市民税や固定資産税の減収などにより、前年度より約2億8,000万円、2.8％減の100億1,840万円、分担金及び負担金は、学校給食費の公会計化による保護者からの負担金の増などにより、前年度より約1億6,000万円、81.0％増の3億5,191万4千円、国庫支出金は、亀山駅周辺整備事業の増などにより、前年度より約6億2,000万円、20.0％増の、36億9,738万9千円、繰入金は、財源調整のための財政調整基金繰入金の減などにより、前年度より約4億円、29.4％減の9億6,468万円、市債は、臨時財政対策債の増などにより、前年度より約9億円、50.5％増の26億8,660万円を計上しました。

　取り組む主な事業は、まず、「新型コロナウイルス感染症　総合対策パッケージ」では、全市民への速やかなワクチン接種に努めるとともに、保育所の保育室等の抗菌化、また、保育所や学校等での衛生資材の確保による感染症対策の充実を図っていきます。さらに、市民の免疫力維持や糖尿病性腎症重症化予防などコロナ禍を乗り切るための取組を進め、医療センター敷地内に、感染症の診察室を兼ねた発熱検査外来診察室を新設します。

　次に、「魅力的な拠点の形成」では、令和4年度の完成を目指し、引き続き亀山駅周辺及び図書館整備事業を推進するとともに、地域のにぎわい交流等の場として活用するためJR加太駅舎の改修工事を行うほか、地域生活交通再編事業ではネットワーク形成の視点から、引き続き乗合タクシーの利用促進を図るため無料体験乗車券を配布します。

　次に、「防災・減災対策の強化」では、防災重点ため池の耐震点検や水道施設、橋梁の耐震化、主要幹線道路の舗装老朽化対策を進めるほか、近隣消防機関との連携強化のため津・鈴鹿・亀山の3市による消防指令業務の共同運用に向けた基礎調査を行っていきます。

　

　次に、「スポーツ文化と歴史文化の振興」では、三重とこわか国体と東海高等学校総合体育大会・登山大会の円滑かつ着実な開催を図るほか、鈴鹿関跡について引き続き調査を行うとともに、国史跡指定を記念したシンポジウムを開催し市民への周知を図ります。

　次に、「都市活力の向上」では、企業誘致を推進するため新たな産業団地の開発に向け今後の工業用地への水の安定供給に関する調査を行うとともに、リニア誘致活動において新たな局面を迎えたことから、市内停車駅を生かしたまちづくりの可能性に関する調査を行っていきます。さらに、地域ブランド創出事業のスタートに伴い、新年度から市内特産品のブランド認定を行い効果的に魅力発信に努めていきます。

　次に、「子育てと子どもの成長を支える環境の充実」では、待機児童対策として、和田保育園保育室の増設事業に着手するとともに、新年度から新たに開設される1施設を含む放課後児童クラブ23施設の運営支援を行っていきます。さらに、ＧＩＧＡスクール構想による情報教育を推進するほか、県内自治体に先駆けて学校給食費の公会計化を行っていきます。

　次に、「連携・協働と行政経営」では、自立した地域まちづくり活動の促進のため地域まちづくり協議会の組織強化につながるよう担い手発掘や地域リーダー養成のためのスキルアップ研修の開催など引き続き支援を行うとともに、市民活動応援券の活用により市民活動の活性化が図られるよう支援を行っていきます。

 

　令和3年度の一般会計予算の執行にあたっては、こうした事業を着実に実践するため、「第3次行財政改革大綱」の推進とＤＸ（デジタル変革）やＳＤＧｓへの取組など、スマート自治体として効率的・効果的な業務の確立と質の高い市民サービスの提供に努めるとともに、第2次総合計画の次なる展開につなげるため、前期基本計画第2次実施計画の必達と新たな後期基本計画の策定に取り組んでいきます。

 

※上記内容の印刷物はこちら[PDF：590KB]

【資料】令和3年度に取り組む主な事業について[PDF：2,950KB]

【資料】令和3年度亀山市当初予算資料[PDF：1,507KB]

 

2．3月の行事予定

 

3月の予定[PDF：468KB]