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令和元年6月亀山市議会定例会現況報告

公開日 2019年05月31日

更新日 2019年05月31日

 令和元年6月亀山市議会定例会の開会に当たり、市政の現況と今後の見通しについてご報告し、議員並びに市民の皆様の更なるご理解とご協力をお願い申し上げます。

 新緑が眩しい季節の訪れと共に、今月1日には皇太子殿下が新天皇陛下に御即位され、新しく「令和」の時代が幕を開けました。
 改めて「平成」の30年は、バブル景気の崩壊、人口減少社会への突入、大規模自然災害の頻発など、国民のライフスタイルや意識・価値観を変える激動の時代でございました。そうした時代の潮流の中でも、本市は、平成の大合併以後、地域が持つ資質や多くの皆様の英知により、暮らしやすさや心地よさを備えた活力のある5万人都市へと着実な歩みを進めてまいりました。
 この確かな歩みを礎に、「令和」の時代におきましても、引き続き、交通拠点性や市民力・地域力の高まり等を一層発揮させながら、新たな産業・雇用の創出をはじめ、少子化対策の推進による若者の定住促進、中心的都市拠点の再生、地域包括ケアと健康都市政策の推進など、本市の持続的成長につながる施策を重層的に展開してまいります。

 さて、我が国の経済は、景気動向指数の基調判断が6年2箇月ぶりに「悪化」に引き下げられ、通商問題の動向が世界に与える影響や中国経済の先行きなど海外経済の不確実性等に留意していく状況にあります。
 こうした中、国の経済財政諮問会議では、経済財政運営と改革の基本方針(骨太方針2019)の取りまとめに向け、地方行財政などの議論が進められております。また、今月10日には、本年10月からの消費税率引上げによる増収分を財源とした、幼児教育・保育を無償化するための改正子ども・子育て支援法が参議院本会議で可決、成立し、全世代型社会保障制度への転換に向けた政策が動き出すこととなりました。
 こうした国の動向につきましては、市政運営にも影響がございますので、引き続き情報収集等に努め、適切な対応を図ってまいります。

 ところで、先週、秋田県横手市において、重要伝統的建造物群保存地区を有する全国98市町村で組織する「全国伝統的建造物群保存地区協議会」の総会が開催され、出席いたしました。保存地区を有する市町村のさまざまな取組に触れ、交流の輪を広げる中で、東海道の宿場町で唯一の保存地区である「関宿」の歴史的風致を後世に継承する重要性を再認識いたしました。
 来る7月には、関宿のまちなみと一体となって行われる関の山車の保存や祭囃子などの伝承活動の拠点「関の山車会館」を開館いたします。これを契機に、本市が全国に誇る歴史的風致の維持向上やふるさと亀山への愛着と誇りの醸成等の取組を一層浸透させてまいりたいと考えております。

 それでは、市政の各部門にわたり、第2次亀山市総合計画の施策の体系に沿ってご説明申し上げます。

快適さを支える生活基盤の向上

 まず、「快適さを支える生活基盤の向上」についてでございますが、都市づくりの推進のうち、亀山駅周辺整備事業につきましては、現在、亀山駅周辺2ブロック地区市街地再開発組合により市街地再開発事業の推進が図られており、去る3月には、新図書館を含めた再開発ビル及び駅前広場の実施設計や権利変換計画作成について業務発注が行われました。引き続き、当該市街地再開発組合に対する支援を行うとともに、区画道路整備等を着実に進めてまいります。なお、市街地再開発事業の実施に当たり、字の区域変更が必要となることから、本議会に関係議案を提案いたしております。

 次に、住環境の向上につきましては、空き家の有効活用等を促進する取組といたしまして、先般、固定資産税等の納税通知書の郵送に併せ、空き家対策に関するチラシを同封いたしました。その結果、空き家所有者から多くのご相談をいただいておりますので、空き家情報バンクや耐震性の低い家屋の除却制度を紹介するなど、空き家対策につなげてまいります。

 次いで、上下水道の充実のうち、公共下水道事業につきましては、去る3月に野村二丁目、天神一丁目、阿野田町等の一部区域において供用を開始いたしました。これにより、公共下水道処理人口普及率は、昨年度より0.5ポイント増の52.9%となったところであり、引き続き、下水道未普及地域での整備を進めてまいります。
 なお、水道料金及び公共下水道使用料につきましては、昨年4月から、クレジットカードによる納付サービスを実施しており、去る3月末現在の利用件数は264件と順調に推移いたしております。引き続き、納入通知書に利用方法を掲載するなど利用促進に努め、コンビニ収納と併せ利用者の利便性向上に努めてまいります。

 次に、道路の保全・整備のうち、野村布気線整備事業につきましては、市民生活の利便性向上はもとより、産業活動の促進に資する重要路線の整備として、来る7月の供用開始に向け、鋭意工事を進めているところでございます。

 次いで、公共交通網の充実のうち、乗合タクシー制度につきましては、先月から、運行時間の延長や運行曜日の拡大などサービス内容を拡充するとともに、高齢者タクシー料金助成事業の利用者に乗合タクシー制度へ登録いただき、当該制度の登録者全員に3千円分の無料体験乗車券を配布し利用を促進しております。引き続き、市広報やケーブルテレビ等を活用した効果的な制度周知を図りながら、高齢者の新たな移動手段として定着するよう進めてまいります。

 次に、安全・安心なまちづくりの推進につきましては、災害に強いまちづくりの推進といたしまして、公道に面したブロック塀等の撤去費用の一部を補助する制度を新たに創設したところであります。現在、制度活用の事前相談に基づき順次現地調査を実施し、補助金の申請をしていただいているところであり、災害時の被害低減につなげてまいります。
 また、消防力の充実強化といたしまして、多種多様化する災害に的確に対応するための施設・設備の充実に当たり、水槽付ポンプ自動車を更新いたします。先般、車両購入に関する仮契約を締結いたしましたので、本議会に財産の取得を提案いたしております。
 一方、去る2月には、本市と津市及び鈴鹿市の消防職員で構成する「津・鈴鹿・亀山消防連携・協力勉強会」を設置し、先月、第1回の勉強会を開催いたしました。この勉強会を通して、消防の広域化に関する国の基本指針に基づき、通信指令業務の共同運用について研究してまいります。

 次いで、低炭素・循環型社会の構築につきましては、廃棄物処理施設の適正管理として、総合環境センターのごみ溶融処理施設について、耐用年数を迎えるスラグコンベヤなど主要な設備・機器を更新するため、大規模整備工事に着手したところであります。引き続き、老朽化した設備・機器を計画的に更新し、施設の適正管理に努めてまいります。

 次に、自然との共生につきましては、先月21日、亀山里山公園「みちくさ」において、自然との触れ合いを通し自然が果たす役割を学ぶ「里山塾2019」の開講式及び第1回の講座を開催し、幅広い世代の塾生35名に参加いただいたところであります。引き続き、市民団体とも連携を図りながら、里山塾をはじめ、市民が自然と触れ合う機会を創出し、自然環境を大切にする心の醸成に努めてまいります。
 また、去る3月には、市内の環境保全3団体で構成する「鈴鹿・亀山地域親水団体連携体」が日本自然保護大賞・教育普及部門で大賞を受賞されました。世代の異なる3団体による河川やため池などで行う在来種保護を目的とした調査・普及活動等の取組が高く評価されたものであります。市といたしましても、こうした団体と連携を図り、生物多様性の確保に努めてまいります。

 次に、歴史文化の継承・活用につきましては、歴史博物館におきまして、来月9日まで、古代から近代にかけての印刷技術や印刷物に関する春の企画展を開催いたしております。また、夏休みの自由研究ができる「亀博自由研究のひろば」や、明治時代の亀山の武家をテーマとした秋の企画展についても準備を進めているところであります。

 ところで、市が保有する一部の建築物の建築用仕上塗材のアスベスト含有調査及び市が管理する橋梁の橋梁塗膜のPCB(ポリ塩化ビフェニル)含有調査を、それぞれ国の社会資本整備総合交付金を活用し、本年度から2箇年をかけて実施してまいります。これらの調査の実施に当たり、本議会に関係経費の予算補正を提案いたしております。

健康で生きがいを持てる暮らしの充実

 続きまして、「健康で生きがいを持てる暮らしの充実」について、ご説明申し上げます。
 まず、地域福祉力の向上につきましては、地域での助け合い・支え合い活動の促進といたしまして、亀山市社会福祉協議会と共に地域まちづくり協議会を訪問し、昨年度から配置いたしておりますCSW(コミュニティソーシャルワーカー)の活動報告を行うとともに、その役割等について理解を深めていただけるよう取り組んでいるところであります。引き続き、地域の福祉課題の掘り起こしや、地域住民が自ら福祉課題を発見し、解決する仕組みづくりを支援してまいります。
 また、今月25日には、亀山市社会福祉センターにおいて、亀山市社会福祉協議会との共催により、地域福祉シンポジウムを開催したところであります。複合的な地域課題への対応として、横断的かつ包括的な相談支援の重要性を再認識するとともに、地域福祉を支える関係者が、それぞれの役割や連携の必要性を認識する機会となったものと考えております。

 次に、健康づくり・地域医療の充実のうち、健康マイレージ事業につきましては、健康づくりに寄与する取組を幅広くポイント付加の対象とするなど、本市の特色を生かした制度となるよう検討を進めているところであり、より多くの方に気軽に参加いただくことで、健康づくりの意識向上につなげてまいります。
 また、感染症予防の推進といたしまして、風しんに関する国の追加対策により、本年度から3箇年に限り風しんの予防接種がなかった年代の男性が定期予防接種の対象者となったことから、来月上旬には、風しんの抗体検査及び予防接種が無料で受けられるクーポン券を対象者へ送付してまいります。
 一方、受動喫煙防止対策につきましては、改正健康増進法が定める公共施設の受動喫煙防止対策に先行し、既に敷地内禁煙を実施している施設に加えて、本年4月から、新たに総合保健福祉センターを敷地内禁煙としたところであります。なお、行政機関の庁舎につきましては、本年7月以降、建物内禁煙となりますことから、利用者への周知など諸準備を進めているところであります。

 一方、医療センターの利用状況につきましては、昨年度の入院患者の病床利用率は約68%、外来患者数は延べ約3万6千人となり、ここ数年、減少傾向であった外来患者数は微増となっております。今後におきましても、利用環境の向上と効率的な病床活用に努めてまいります。
 また、人間ドックや検診の拡充につきましては、本年度から、医療センターにおいて市職員の健康診断を行いますことから、受け入れ体制を整えたところであります。

 次いで、高齢者の地域生活支援の充実につきましては、地域包括ケアの推進に当たり、本年度から、亀山地域包括支援センターに生活支援コーディネーターを配置いたしました。CSWと連携して支援ができるよう相談体制を整えたところであり、多様で複合的な地域課題に丸ごと対応できる相談体制の確立に努めてまいります。
 また、介護予防の推進といたしまして、本年度から、脳とからだを同時に使う認知症予防運動「コグニサイズ」を活用した認知症予防教室を開催するなど、高齢者の認知機能の維持・改善を進めているところであります。

 次に、障がい者の自立と社会参加の促進につきましては、障がい者の福祉サービスの充実といたしまして、本年度から、居宅での入浴が困難な重度の身体障がいのある方を対象とした訪問入浴サービスを開始したところであります。支援事業者や民生委員・児童委員へも制度周知を図り、新たな福祉サービスの利用につなげてまいります。

 次に、スポーツの推進につきましては、令和3年度の三重とこわか国体の開催に向け、実行委員会の運営や会場となる西野公園の改修など諸準備を進めております。今月には、西野公園野球場整備改修工事に係る仮契約を締結いたしましたので、本議会に工事請負契約の締結を提案いたしております。

交通拠点性を生かした都市活力の向上

 続きまして、「交通拠点性を生かした都市活力の向上」について、ご説明申し上げます。
 まず、企業活動の促進・働く場の充実につきましては、去る3月に亀山・関テクノヒルズへの進出を決定した兵庫県朝来市に本社を有する「冨士発條株式会社」と立地協定を締結いたしました。精密金属加工を行う同社は、令和3年春の新工場完成を目指し年内の工事着手を予定しているため、関係機関と連携しながら、円滑な工場立ち上げを支援してまいります。
 また、現在、亀山・関テクノヒルズ内の新たな分譲区画10区画のうち8区画が契約済みとなっており、引き続き、立地条件の優位性等を発揮させながら、残る区画への企業誘致活動を積極的に展開してまいります。
 一方、来月20日、市文化会館中央コミュニティセンターにおきまして、市内事業所で構成する亀山市雇用対策協議会主催による求人懇談会が開催されます。当日は、来春卒業予定の高校生求人について、会員事業所と県内高校による情報交換が行われます。市といたしましても、こうした取組を継続的に支援し、市内事業所の雇用の安定や地元雇用につなげてまいります。

 次に、地域に根ざした商工業の活性化のうち、創業等支援事業につきましては、創業予定者を対象としたセミナー開催について準備を進めるとともに、空き店舗を活用した創業等に対する補助金の活用について募集をしているところであります。なお、空き店舗活用に係る補助制度につきましては、本年度から、若者や女性に限り補助金の上限額を引き上げたところであり、亀山商工会議所との連携により利用を促進し、にぎわいのある商業地域の形成につなげてまいります。
 また、先月27日、亀山サンシャインパークにおいて、本市と交流のある7自治体と共に「亀山市交流自治体特産品フェア」を開催し、各市の特産品や観光資源等を広く発信するとともに、自治体間の相互交流を深めたところであります。今後につきましても、交流自治体のイベントに積極的に参加するなど、機会を捉え本市の特産品等の発信を行ってまいります。
 一方、亀山市プレミアム付商品券事業につきましては、今月10日に、商品券の発行・換金、取扱店舗の募集等について亀山商工会議所と業務委託契約を締結したところであります。今後は、庁内のプロジェクトチームにおいて商品券の購入対象となる低所得者・子育て世帯の把握を行うとともに、効果的な事業の実施に向け、亀山商工会議所と連携し進めてまいります。

 次いで、農林業の振興につきましては、農業従事者の高齢化、後継者不足が深刻な問題となる中、担い手の育成、農業経営者への支援が必要となっております。こうした中、農業経営者の収益強化と担い手の経営発展に向けて、県補助金を活用した経営体育成支援事業により、経営の高度化に必要な農業用機械の導入を支援すべく、本議会に関係経費の予算補正を提案いたしております。
 次に、まちづくり観光の推進につきましては、先月12日、本市のご当地グルメ「亀山みそ焼きうどん」のPR強化に向け、市民団体「亀山みそ焼きうどん本舗」や鈴鹿大学の学生ベンチャー企業等と「B-1グランプリで亀山を知ってもらおう協定」を締結したところであり、若者のアイデアを取り入れた効果的な情報発信につなげてまいります。

 次いで、広域的な交通拠点性の強化につきましては、本年3月に新名神高速道路亀山西JCT(ジャンクション)から新四日市JCTまでの区間が開通し、新名神高速道路と東名阪自動車道によるダブルネットワークが形成されました。これにより、開通後初の大型連休となったゴールデンウィークにおいても、東名阪自動車道の渋滞回数は、昨年の同時期と比較し、大幅に減少したところであります。引き続き、亀山西JCTの名古屋方面と伊勢方面をつなぐランプウェイや、先般、事業認可された亀山西JCTから大津JCTまでの6車線化の早期整備に向け、関係機関へ事業の着実な進捗を働きかけてまいります。

子育てと子どもの成長を支える環境の充実

 続きまして、「子育てと子どもの成長を支える環境の充実」について、ご説明申し上げます。
 まず、子どもたちの豊かな学びと成長のうち、幼稚園保育室等空調機整備事業につきましては、夏季の暑さ対策に活用できるよう、早期完了に向け進めているところであり、来月には事業完了の見込みとなっております。

 次に、安心して産み育てられる環境づくりの推進のうち、第2期亀山市子ども・子育て支援事業計画につきましては、昨年度に実施しましたアンケート調査をもとに、保育サービス等に関する今後のニーズ量の分析や、現計画の成果を取りまとめております。こうした分析等を踏まえ、来月開催予定の亀山市子ども・子育て会議において議論を重ね、本年度末の策定に向け進めてまいります。

 ところで、今月8日、滋賀県大津市において、園外活動中の保育園児や職員が巻き込まれる痛ましい交通事故が発生いたしました。市といたしましては、園児の安全確保の重要性を鑑み、当該事故の翌日、市内の保育所等に対し、活動時における安全確保について注意喚起を行ったところであります。引き続き、関係機関等とも連携を図りながら、園児が安心して過ごせるよう努めてまいります。

市民力・地域力の活性化

 続きまして、「市民力・地域力の活性化」について、ご説明申し上げます。
 まず、自立した地域まちづくり活動の促進のうち、地域まちづくり協議会の支援につきましては、市内すべての地域まちづくり協議会において地域まちづくり計画が策定され、さまざまな取組が進められる中、本年度から、まちづくり協働課職員を地域担当職員とする支援体制に見直しを図り、機動性の向上に努めているところであります。更に、地域まちづくり協議会の自立した活動を支援するため、今月からファシリテーション技術を学ぶ研修会を開催するなど、地域の担い手育成支援を進めております。

 次に、市民参画・協働の推進と多様な交流活動の促進のうち、協働事業提案制度につきましては、今月12日、市民協働センターにおいて、昨年度の協働事業である「亀山7座トレイル」の設置や食品ロス削減の取組について報告いただくとともに、協働でまちが元気になる講演会を開催したところであります。引き続き、協働に関する情報発信や意識啓発に努めてまいります。

 次いで、共生社会の推進につきましては、来月23日から29日までの男女共同参画週間に合わせ、三重県内男女共同参画連携映画祭が、市町等の連携により県内19会場で開催され、本市におきましても、来月15日に市文化会館で映画上映を行います。こうした機会を捉え、男女共同参画への理解が深まるよう啓発に努めてまいります。

行政経営

 続きまして、「行政経営」について、ご説明申し上げます。
 まず、職員の能力を生かせる組織力の強化につきましては、組織マネジメントの強化として、本年度も各部の使命・目標及び実施方針を定め、先日公表いたしたところであります。第2次亀山市総合計画に掲げた施策や戦略プロジェクトを着実に推進していくため、組織の目標を明確にし、効果的・効率的な行政経営を進めてまいります。
 一方、職員は、全体の奉仕者であることを自覚し、常に市民の立場に立って真摯に職務を遂行しなければなりません。そうした中、職員のコンプライアンスの推進につきましては、現在、亀山市コンプライアンスの推進に関する規程等に基づき、公益通報などの制度運用を行っておりますが、先の職員の不祥事に鑑み、より実効性のある環境や体制の整備を図り、透明で市民に信頼される市政を確立することが不可欠であります。このため、本議会に関係条例の制定を提案いたしております。

 次に、財産・情報の適正な管理・活用のうち、新庁舎建設の推進につきましては、本年度から2箇年をかけて策定いたします新庁舎整備基本計画につきまして、今月10日、プロポーザル方式で選定する策定支援の受託事業者を公募したところであり、今後、選定委員会により候補者を選定してまいります。

 ところで、平成30年4月に「東日本大震災に伴う合併市町村に係る地方債の特例に関する法律の一部を改正する法律」が施行され、合併特例債の活用可能期限が5年延長されたことから、今後の財政運営上の重要な財源である合併特例債を有効に活用するに当たり、その根拠となる新市まちづくり計画の変更について、本議会に提案いたしております。

 このほか、今月1日の改元への対応につきましては、住民情報系システム等のシステム改修や大型連休中の諸手続について、事前準備もあり、当日を含め連休中において、行政事務に支障はございませんでした。

 なお、学校教育、生涯学習等、教育分野の詳細につきましては、後ほど教育委員会当局からご説明申し上げます。

 最後に、本年2月11日から5月10日までの一般会計及び各特別会計に係る3千万円以上1億5千万円未満の工事請負契約の状況は、別紙のとおりでございましたのでご高覧賜りたいと存じます。

 以上簡単ではございますが、市政の現況についてのご報告及びご説明を申し上げました。何卒よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。

 

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