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令和7年仕事始め式 年頭あいさつ

公開日 2024年01月04日

更新日 2025年01月27日

 明けましておめでとうございます。
 輝かしい新春を、皆さんと共に迎えることができましたこと、嬉しく思います。また、岡本議長におかれては、年始の公私ご多忙の折ご臨席いただき、厚く御礼申し上げます。

 さて、今週末、新市施行から20年の節目を迎えます。新市施行以来、激動の時代を振り返る時、その環境変化に職員の皆さんの英知を集め、市民とともに着実な歩みを進めることができたことを感慨深く思います。この間の、すべての職員一人ひとりの奮闘努力に敬意と感謝の意を表します。
 今日、地方自治体を取り巻く環境は、大きな変革のなかにありますが、私たちはこの20年の歩みを土台に、持続的成長への賢明な歩みを進めていかねばなりません。
私は、この節目を、みんなで祝い喜びあうとともに、本市の明るい未来に向けた心合わせの機会となることを強く願うものであります。

 一方、一年前の元旦、能登半島地震が発生。夏には豪雨災害、被災地の一日も早い復興を祈るとともに、この大災害は我々に、平時からの備えを見直せという警鐘であったと感じています。
 さらに、これら自然災害のみならず、先の感染症や経済不況などのストレス、環境変化に対して如何に対応できるか、自治体としての「レジリエンス」、いわゆる抵抗力・復元力が問われています。「強い風が吹いても、決して折れることのない柳の木のように」、我がまちのしなやかな「レジリエンス」のチカラを高めたいものです。

 さて、近年の国際情勢・社会情勢の変化による、物価高騰や扶助費・人件費の上昇等で膨らむ歳出は、本市においても、財政運営に大きな影響を及ぼしています。この財務構造の早急なる改善に向け、全庁あげた取り組みを急ぐ必要があります。かつてのリーマンショック直後の厳しい局面を、当時の職員の協力、市民の理解、そして「分度・推譲」の精神で乗り越えられたように、今一度、強い意志をもって取り組まなければならないと考えるものです。
 本市は、WHO提唱の「健康都市」をめざしています。すでに、先のコロナ禍における体験は、私たちに多くの示唆を与えてくれたように、社会の変革も静かに始まっています。また、健やかなる都市は持続可能な都市であり、そのためにも「活力と未来への次なる一手」として、企業誘致とDX、そしてリニアは、将来を左右する重要政策であります。
 現在、令和7年度を最終年度とする「第2次・総合計画」を進めるなか、また、令和8年度より始まる「次期の第3次・総合計画」の策定作業を通じて、「緑の健都」の実現へ、より着実に、新しい段階へ進めたいと考えるものであります。

 最後に、改めて「分度・推譲」という言葉。江戸末期、多くの村や藩を復興させた、二宮尊徳の精神を表す言葉です。「分度」とは、自らのおかれた状況をわきまえ、あらかじめ定めた収入の範囲内に支出を収めること。また、「推譲」とは、勤勉の努力の後に生まれた分度以上の余裕は、将来の子孫や他者に譲ることの大切さを説いた言葉です。私たちも、この「分度推譲」の精神にならい、まだ見ぬ将来世代のためにも、全力で挑戦していこうではありませんか!

 令和7年が、皆さんにとって、明るく充実の年となることを願い、年頭のあいさつといたします。本年も宜しくお願いします。

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