平成28年1月市長定例記者会見(平成28年1月27日)
公開日 2016年02月01日
更新日 2016年02月01日
1.平成27年火災・救急の状況について
亀山市の平成27年における火災・救急の状況は、火災件数が12件、救急出動件数が2,017件で、いずれも前年と比べ減少しました。
火災については、前年と比べて24件減少、うち建物火災は2件で、前年と比べて9件減少し、住宅火災は0件で、死傷者も0人でした。
火災の減少については、消防団との連携による住宅用火災警報器の設置確認などにより、市民の防火意識の高揚が図られたのではないかと考えています。
一方、救急については、出動件数2,017件で、前年と比べて25件減少、搬送人員は1,907人で24人減少しました。
この減少の主な要因は、交通事故の減少です。
また、119番を受理してから救急車が現場へ到着するまでの時間や病院収容までの平均所要時間は、北東分署を開署した4月以降、大きく短縮できました。
市内全域では、現場到着が8分06秒で、前年同時期と比べて1分42秒短縮、病院収容は39分24秒で、前年同時期と比べて3分48秒短縮しました。特に、北東分署の担当区域では、現場到着が7分42秒と、前年同時期と比べて5分短縮、病院収容は7分12秒短縮しました。
この現場到着時間の短縮は、まさに北東分署の開署によるものであると確信しています。
消防本部では、市民のみなさんの期待と信頼にこたえる消防の実現を目指し、積極果敢な消防活動を展開してまいりますので、ご理解とご協力をお願いします。
平成27年における火災・救急の概要について[PDF:150KB]
2.子どもの育ち研修会「子どもを守る」の開催について
亀山市は、平成28年2月1日(月)午後3時から、亀山市総合保健福祉センター「あいあい」において、子どもの育ちに関する研修会「子どもを守る」を開催します。
本市では、子どもの相談件数が年々増加しています。本市における平成26年度18歳未満の子どもの相談件数は、児童人口100人あたり6.68件と国や県の平均に対し約3倍の件数に相当します。これらは、発達相談や児童虐待を含む相談対応件数であり、市としましても保護者や関係機関のニーズに対応できるよう、子どもの相談窓口の一元化と切れ目のないサポート体制の充実に努めてきました。しかしながら、子育ての悩みや養育相談の中には児童虐待が心配されるケースも少なくありません。
これらのことから研修会を開催し、子どもが通う園・学校だけでなく、地域全体で子育てを支援し、「子どもの命と人権を守るためには具体的に何をすればよいのか」また、「どのような保護者サポートが望まれるのか」講演会とロールプレイングを交えて身近な問題として捉えていただく機会にしたいと考えています。
なお、研修会の詳細は別紙のとおりです。
子どもの育ちに関わる多くのみなさんの参加をお待ちするとともに、この研修会が、地域一体となった子育て支援に対する1つの契機となることを願っています。
3.『鈴鹿関(すずかのせき)~明らかになった「かたち」~の開催について
亀山市は、平成28年1月31日(日)午後1時30分から、亀山市関文化交流センターにおいて、シンポジウム『鈴鹿関 -明らかになった「かたち」-』を開催します。
鈴鹿関は、古代の法律である律令によって設置することが定められた関所で、越前 愛発関・美濃 不破関とあわせて古代三関や律令三関と呼ばれ、本市の歴史をひも解くうえで最も重要な遺跡のひとつです。
本市では、平成17年に関観音山で鈴鹿関に関わる遺構・遺物が確認されて以来、これまで8次にわたり発掘調査を行ってまいりました。その結果、関所の西端を区画していた築地及び土塁による外郭線の存在を明らかにし、調査成果を報告書にまとめる作業を進めています。
また、市歴史博物館においては、市制10周年記念企画展「鈴鹿関」第1部・第2部を開催し、市民をはじめ多くの皆さんにご覧いただいているところです。
シンポジウムは、これらの成果を踏まえ開催するもので、当日は記念講演として、奈良女子大学教授の舘野和己氏をお迎えし、「律令にみる関と鈴鹿関」と題してご講演をしていただきます。
このほか、本市担当者による調査報告、舘野先生を交えて鈴鹿関の現状や今後についての討論会、さらにはシンポジウム関連事業として、現在、市歴史博物館で開催中の企画展「鈴鹿関」の展示説明会と「鈴鹿関跡 第1次発掘調査場所 観音山」現地説明会も開催します。
このシンポジウムを通じまして、市民の皆さんに「鈴鹿関」について理解を深めていただきますとともに、歴史研究者や考古学に興味を持つ方々にも周知を図っていきたいと考えています。
シンポジウム鈴鹿関~明らかになった「かたち」チラシ[PDF:265KB]
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