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市制施行15周年記念式典 式辞

公開日 2020年01月14日

更新日 2020年01月14日

市制施行15周年記念式典の様子

 本日ここに、「亀山市市制施行15周年記念式典」を挙行いたしましたところ、年始のご多用の折にもかかわらず、鈴木英敬・三重県知事をはじめ、多数のご来賓ならびに市民の皆様のご臨席を賜り、厚くお礼申し上げます。

 また、深いご縁により、災害時相互応援協定の締結をいただく岡山県高梁市、ヤマトタケル白鳥三陵の交流をいただく奈良県御所市、大阪府羽曳野市をはじめ、県外からも遠路お祝いに駆けつけていただき、本式典を挙行できますことをこの上ない光栄と存じます。

 さて、平成17年1月11日の新市施行以来、亀山市が、本日ここに15周年という大きな節目を迎えることができましたことは、ご臨席の皆様方の深いご理解とご協力、また市民の皆様の不断の努力の賜物であると、心から感謝を申し上げる次第であります。
 この15年を振り返りますと、激動の社会経済情勢のなかにありましたが、多くの皆様の英知と協働により、暮らしやすく成熟したまちへと着実な歩みを刻んでまいりました。また、多彩で力強い市民活動や地域活動を通じて、信頼の絆が育くまれてまいりました。

 さらに、本市は古くから交通の要衝として栄え、昭和40年代の高度成長期には、名阪国道・東名阪自動車道の開通を追い風として企業立地が進み、今日の内陸工業都市としての基盤が培われました。平成14年には、液晶関連産業の集積が始まるとともに、近年の多彩な製造業の立地へとつながってまいりました。一方、平成20年の新名神高速道路・亀山-草津田上間の開通、そして昨年には、待望であった新名神高速道路の県内本線ならびに亀山西JCTのランプウェイが完成し、更なる交通拠点性の向上がはかられたところであります。
 新市施行以来、政策的には、亀山独自の施策として「歴史的風致維持向上計画の推進」「子育て環境充実による若者の定住促進」「中心的都市拠点のにぎわい再生」「WHO提唱の健康都市へのアプローチ」「かめやま文化年プロジェクトの開催」ならびに「地域まちづくり協議会の設立」など、5万市民一人ひとりの愛着と幸福実感が高まり、暮らしの質の向上を目指す取り組みを展開いたしてまいりました。

 そして、私たちは今、これまでの歩みを礎に、将来を見据えた新しい挑戦が求められております。「少子高齢社会の進展」「超スマート社会への対応」「厚みのある地域経済・雇用の創出」「包容力ある地域共生社会づくり」、そして「新図書館を核とする亀山駅周辺地域の再生」などの政策課題を克服し、心地よい「持続可能な地域社会」を築いてまいります。さらに、四半世紀以上におよぶ推進活動を積み重ねてきた「リニア中央新幹線・市内停車駅の実現」につきましては、県をはじめ関係機関との連携強化をはかるとともに市民会議を核とした更なる活動を展開し、未来への基盤づくりにつなげたいと決意を新たにするものであります。

 本日この後、これまで市政進展のためにご尽力いただきました皆様、また、公益のためにご貢献いただきました皆様に対し、深甚なる敬意と感謝の意を表したいと存じます。

 さらには、我が国彫刻界の第一人者としてご活躍され、私たちの誇りでもあります名誉市民・中村晋也さんに、「ふるさと亀山」についてお話いただきます。
 また、第2部では、本市で毎年開催される「NHK全国学校音楽コンクール・三重県コンクール」の小学校の部において金賞を受賞した川崎小学校の児童の皆さんによる清々しい合唱と本市文化大使・林家菊丸さんに記念落語の披露をいただきます。

 本日の式典が、今後も亀山市が輝かしい歴史を刻み続けるため、豊かな自然と歴史文化、恵まれた交通拠点性と産業などの地域資源、人とひとの信頼の絆に磨きをかけ、更なる飛躍への心合わせの機会となりますことを強く願うものであります。
 令和新時代を迎え、本市は「経済・社会・環境・ひと」、これらまちを形づくる多彩な要素がうまく結びついた高い結晶性によって、輝く「クオリティ・オブ・ライフ」を実現し、誰もが健やかに暮らし幸福実感へとつながる『緑の健都 かめやま』へ、その歩みを確実に進めてまいりますことを、ここにお誓い申し上げます。

 結びに、本日ご臨席を賜りましたご来賓ならびに市民の皆様には、今後とも宜しくご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げますとともに、皆様方の益々のご健勝とご多幸を心より祈念申し上げ、式辞といたします。

 

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