医療センター改革プランについて
公開日 2014年12月18日
更新日 2014年12月18日
本年3月に、亀山市医療センター改革プランを策定しましたので、ご報告いたします。
平成19年12月に総務省より、公立病院改革ガイドラインが示され、
(1) 経営の効率化
(2) 再編・ネットワーク化
(3)経営形態の見直し
について、改革プランを策定し、平成20年度中に提出するよう求められております。
当市におきましては、医師の確保が困難な状況から、ピーク時には12人いた常勤医師が現在の6人となり、収益が減少したことなどによりまして、平成20年12月補正予算の時点では、いわゆる赤字補てんであります一般会計よりの補助金が5億500万円まで膨らんでおります。
このような状況から、亀山市立医療センター方向性検討委員会を設置し、検討を重ねた結果、昨年8月に検討委員会の報告書及び方向性等診断業務報告書を市に提出いただきました。
この報告書に基づき、市としまして昨年11月に、亀山市立医療センターの今後の方向性についてを決定いたしております。
具体的な内容といたしましては、
(1)入院については、現行の一般病床を40床休床し、1ユニットの看護体制として運用可能な60床運用とし、その90%の利用率を目指す。なお、一部(30%)を亜急性期病床とする。
(2)透析を充実し、現在の71人を79人までの受け入れを図る。
(3)経費全般を見直し、節減を図る。
としております。
これによりまして、一般会計からの補助金(いわゆる赤字補てん分)を2億円以内とするなどの計画としております。
なお、再編・ネットワーク化に係る計画及び経営形態見直しに係る計画につきましては、先ずこの計画により、現在の体制で最大限、取り組むこととしております。
<質疑>
質問:改革プランは、現在の病床100床を60床以内で運用するという内容であると思うが、何か特別なことをするんですか。観念論だけでは、5億円の赤字を2億円まで減らすことができないように思うが。
回答:・現在の100床全体を運用する場合は、病棟看護体制を2ユニット(2病棟)とする必要があるが、60床運用とすることで1ユニットでの対応が可能となり、少ない人員での運営ができます。
・病衣、ベットなどのリース経費、清掃委託経費など、60床運用に合わせた形態に変更するなどにより経費の削減を図ることができます。
・地域の医療機関との連携を強化することにより、積極的な患者の受け入れを図ることや、透析患者の受け入れについてもさらに、充実することにより収益の増加を図ります。