平成22・23年度の2年間、観光庁の実証事業として、市内の全幼稚園、小中学校を対象に大型連休に7連休を創出した亀山市の「家族の時間づくり」は、市内外にも注目された取り組みとなり、ここにご協力いただきました市民、事業所などの皆様方に、心より感謝申し上げます。

　この事業は、家族と子どもが一緒に過ごすことで、家族の絆を深める大切な時間を作っていただく機会をとの思いで実施してまいりました。実施後の当該事業に関するアンケート調査結果によりますと、約半数の保護者の方々が肯定的な評価をなされており、前年度に比較して約10ポイント増えています。

　そこで、来年度は、大型連休を「家族の時間づくり週間」と位置付けをし、市独自の取り組みとして、連休中に家族が一緒に過ごすことによる家族の絆やワークライフバランスについて見つめ直すきっかけづくりとして、事業を実施します。

　具体的には、5月2日の水曜日を学校休業日に設定することで、連休を1日拡大したいと考えています。

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【資料】平成24年度「亀山市の家族の時間づくり」について[PDF：171KB]

＜質疑＞

質問：アンケート調査では、肯定的な評価が増加していますが詳しく教えてください。
回答：アンケートは、観光庁が事業所と保護者と学校の教員を対象に実施しています。保護者については、平成22年度は「とてもよかった」「よかった」との回答が35.8％でしたが、平成23年度は46％で10.2ポイント増となりました。平成22年度は全ての保護者が対象でしたが、平成23年度は、小学1・3・5年生、中学2年生、幼稚園の年中のそれぞれの保護者（2,001世帯）が対象となっています。そのうち回答数は1,495です。また、休業・休暇取得を奨励した事業所も35.2ポイント増となりました。

質問：条例の改正などは必要ないのですか。
回答：「亀山市立学校の管理に関する規則」の「その他教育委員会の必要と認める日」に該当するので、規則の改正は必要ありません。

質問：4月28日（土）から5月6日（日）の間で、5月1日（火）だけが登校日となりますが、教育委員会ではどのように考えていますか。
回答：従来、連休の谷間の登校日には遠足などの行事をする学校もあります。今回は、4月28日が土曜日なので、日曜学級や親子参観日にして5月1日を休みにすることも考えられます。それによって8連休にすることも可能です。これから各学校で考えていくことになります。

質問：亀山市以外の状況はどうですか。
回答：ゴールデンウィークに家族の時間づくりで休業日を設けるのは、平成22年度は亀山市だけでした。平成23年度は、東京都杉並区と新潟県妙高市が実施しています。平成24年度は未定です。