現況報告
公開日 2026年05月29日
令和8年6月亀山市議会定例会の開会に当たり、市政の現況と今後の見通しについてご報告し、議員並びに市民の皆様の更なるご理解とご協力をお願い申し上げます。
さて、我が国の経済は、雇用・所得環境の改善や各種政策の効果が緩やかな回復を支えることが期待されるものの、中東情勢の影響を注視するとともに、金融資本市場の変動の影響や米国の通商政策をめぐる動向などに注意する必要があるとされております。
一方、国においては、第二次高市内閣の下、国民の受益と負担に深く関わる「給付付き税額控除」や「食料品の消費税率ゼロ」を含めた「社会保障と税の一体改革」について、丁寧かつスピード感をもって検討を進めるため「社会保障国民会議」が設置され、本年夏前を目途とした中間取りまとめに向け、課題の整理や制度設計等の議論が進められております。
また、中東情勢の影響を受けた原油価格の大幅な上昇に対しては、燃料油に対する緊急的な激変緩和措置の実施に加え、代替調達や備蓄放出により原油の安定供給を図るとともに、重要物資の安定供給の確保や流通の円滑化等に向けた目詰まり解消の強化が図られているところであります。
こうした国等の動向は、今後の市政運営や市民生活、さらには地域経済等にも影響がございますことから、引き続き注視してまいります。
ところで、今月14・15日の両日に、国の重要伝統的建造物群保存地区を有する106市町村で構成される「全国伝統的建造物群保存地区協議会総会及び研修会」が新潟県佐渡市において開催され、「東海道関宿まちなみ保存会」「関の山車保存会」「関宿案内ボランティアの会」の会員と共に出席し、保存地区を有する市町村の様々な取り組みに触れるとともに、関係者との情報交流を深めてまいりました。とりわけ、来年度には本市において本総会及び研修会を開催することが決定しておりますことから、この開催を好機と捉え、保存活動団体や地域の皆様との深い連携の下、東海道の宿場町で唯一の重要伝統的建造物群保存地区である関宿をはじめとする、本市の魅力を全国に発信するべく、準備を進めてまいります。
それでは、市政の各部門にわたり、第3次亀山市総合計画の施策の体系に沿ってご説明申し上げます。
1 まちの活力とにぎわいの向上
まず、「まちの活力とにぎわいの向上」についてでございますが、「都市空間の魅力化と交通拠点性の向上」のうち、都市マスタープラン等策定事業につきましては、「第3次亀山市総合計画基本構想」における都市空間形成と土地利用の方針の具現化に向け、先月25・26日の両日には、都市の未来を考える市民ワークショップを開催し、市民意見の把握に努めるとともに、庁内組織である亀山市都市マスタープラン策定等委員会において調査検討を行うなど、次期「亀山市都市マスタープラン」の策定及び「亀山市立地適正化計画」の改定に向けた、骨子案の取りまとめを進めているところでございます。
また、一般国道306号鈴鹿亀山道路の整備につきましては、市内の工事エリアにおきまして、畦立工事や地質調査が鋭意実施されておりますほか、継続して、用地交渉が進められているところでございます。
一方、公園施設長寿命化事業につきましては、亀山公園内のますみ児童園において、老朽化が進む遊具の更新工事に向けた発注準備を進めているところでございます。
また、JR亀山駅から徒歩圏内に広がる鈴鹿川の河川空間を活用した「かわまちづくり」につきましては、国の「かわまちづくり」支援制度への登録に向け、かわまちづくりミーティングや亀山市かわまちづくり協議会における意見等を踏まえ、本年6月中の国への登録申請を目指し、現在、河川管理者との共同により、かわまちづくり計画の作成を進めているところでございます。
次に「企業活動の促進と雇用の確保」につきましては、民間産業団地「亀山・関テクノヒルズ」へ立地した企業のうち、本年4月に1社が操業を開始されております。引き続き、本年3月に見直しを行いました産業振興奨励制度を活用し、市内への企業誘致を促進するとともに、民間開発事業者のノウハウ等を活用しながら、新たな産業団地の確保に向けた検討を進めてまいります。
また、雇用の確保につきましては、来る7月1日に来春の高校卒業予定者を対象とする求人活動が解禁となるのを前に、来月11日、亀山市雇用対策協議会の主催により、県内の高校進路担当者と企業が情報交換を行う求人懇談会が開催されます。引き続き、亀山市雇用対策協議会をはじめ、亀山商工会議所等の関係機関と連携を図りながら、雇用の確保に向けた支援を行ってまいります。
次いで、「商工業・観光の活性化」のうち、創業・経営支援事業につきましては、先月1日から今月8日までの期間において、空き店舗等活用支援事業補助金の募集を行ったところ、3件の応募があり、現在、応募書類等の審査を行っているところでございます。
また、来る7月1日からは、創業予定者等を対象とした創業セミナー「かめやま創業塾」の受講生の募集を行うこととしており、今後も、亀山商工会議所との連携により、市内での創業を支援し、商業地域のにぎわいの創出につなげてまいります。
一方、亀山ブランド推進事業につきましては、来月から市内小学校において、亀山ブランド認定事業者等による出前講座を実施することとしており、これらの取り組みを通じて、更なる亀山ブランドの知名度向上につなげてまいります。
また、来る8月8日に開催を予定いたしております、本市の夏の風物詩である「亀山市納涼大会」につきましては、亀山市納涼大会実行委員会による市内中学校における竹あかりを制作するワークショップや、灯おどり練習会の開催が予定されるなど、開催に向けた準備が進められているところでございます。
次に「農業の活性化」につきましては、本市の特産品である亀山茶の振興と茶農業者の育成を目的といたしまして、先月20日に、中の山パイロットにおいて、亀山市茶業組合と亀山高校の生徒が共に茶葉の手摘みを行ったところであります。また、手摘みした茶葉については、茶業組合員の製茶技術研修において加工され、今月8日に市立図書館で開催いたしました「新茶まつり」において、来館者へ新茶のふるまいを行ったところであります。
次いで、「歴史文化を生かしたまちづくりの推進」のうち、街道文化の魅力向上につきましては、東海道57次の沿線地域における歴史や魅力を広く発信するため、今月17日から本年9月27日までの期間、静岡市の蒲原宿にて開催されております「東海道57次宿場パネル展」に参画するとともに、今月17日に開催されました記念行事におきまして、本市が有する亀山宿・関宿・坂下宿の3宿の魅力について情報発信を行ったところでございます。
今後も、静岡市をはじめとする沿線自治体や民間企業との連携を図りつつ、東海道57次への誘客及び周遊による滞在を促すとともに、更なる広域的な都市間連携の強化につなげてまいります。
また、歴史博物館につきましては、来年4月の開館に向け、昨年度から取り組んでおります同志社大学文化遺産情報科学調査研究センターとの共同研究により、歴史資料のデジタル・アーカイブ化を進めているところでございます。
2 子どもたちの成長と学びを支える環境の充実
続きまして、「子どもたちの成長と学びを支える環境の充実」について、ご説明申し上げます。
まず、「子ども・子育て支援の充実」のうち、就学前教育・保育施設の再編につきましては、子育て世帯の就労状況の変化や就学前教育・保育ニーズ等を踏まえつつ、最適な施設の再編に向け、昨年度改訂いたしました「亀山市就学前教育・保育施設の再編方針」に基づき、検討を進めてまいります。中でも、近年顕著化する幼稚園ニーズの減少を踏まえ、来年度の井田川幼稚園とみずほ台幼稚園の統合に向け、引き続き、両園において合同保育を実施するとともに、亀山幼稚園につきましても、現在、全園児数が12人と減少しておりますことから、亀山東幼稚園との統合を見据え、来年度の亀山幼稚園の園児募集を停止することとしたところでございます。
また、本年4月から第一愛護園において実施しております「こども誰でも通園制度」につきましては、本年4月末日時点で、33人を認定し、延べ16人が利用されたところであり、利用された保護者からは、「短時間の預かりでも子どもの成長が感じられる」、「保護者の心の余裕につながる」等のご意見をいただいたところでございます。引き続き、子どもの健やかな成長と、保護者の育児負担の軽減や孤立感の解消につなげるため、本制度の円滑な実施に努めてまいります。
一方、本年4月から運用しております、緊急時に妊婦を救急車で医療機関へ搬送する緊急搬送支援制度「かめやまマタニティ・サポート119」におきましては、本年4月末日時点で25人に登録いただいたところであります。引き続き、本制度の運用により、妊婦や胎児の生命の安全確保と、妊婦及びその家族の不安軽減を図ってまいります。
また、産後ケア事業につきましては、本年4月から、訪問型に加え宿泊型・通所型を開始したところであり、産後の心身のケアや育児支援体制の充実に取り組んでいるところでございます。
一方、本年4月より定期接種となりました妊婦に対するRSウイルスワクチンの予防接種を開始するとともに、おたふくかぜワクチンの予防接種費用助成を拡充するなど、安心して妊娠・出産・子育てできる環境の充実に努めているところであります。
また、亀山児童センターにつきましては、旧図書館への移転整備に向け、居場所に関する幅広いニーズを把握するため、子育て世帯や小中学生、高校生等の幅広い世代の意見を聴取し、整備内容に反映するなど、子どもの最適な居場所づくりに向け、取り組みを進めているところであります。
一方、福祉医療費助成事業及び児童扶養手当給付費につきましては、昨年度の税制改正により、特定親族特別控除が創設されたことに伴い、所得額の算定方法が改正されたことから、福祉医療システム及び児童扶養手当システムを改修するため、本議会に関係経費の予算補正を提案いたしております。
3 自然との共生と次世代への継承
続きまして、「自然との共生と次世代への継承」について、ご説明申し上げます。
まず、「脱炭素化の促進と循環型社会の形成」のうち、ごみ溶融処理施設大規模整備事業につきましては、「亀山市総合環境センター溶融施設長寿命化計画」に基づき、今月、副資材供給設備及び電気設備の更新工事に着手いたしたところでございます。引き続き、長寿命化計画に基づき計画的な更新等を行うことで、施設の延命化に努めてまいります。
また、更新時期を迎えるごみ処理施設については、次期ごみ処理施設の整備に係る基本構想の策定を昨年度から進めており、このほど当該基本構想の最終案を取りまとめたところでございます。
一方、近年の全国的な再生可能エネルギーの急速な導入拡大に伴い増加する野立て太陽光発電施設につきましては、設置に伴う森林伐採や農地転用等による防災面・環境保全面への影響や景観の悪化に加え、事業者と市民とのコミュニケーション不足等の課題が顕在化していることから、本市の豊かな自然環境、生物多様性及び優れた景観を将来の世代に継承し、太陽光発電施設の適正導入と市民の生活環境の保全や本市の自然環境との調和を図るため、本議会に関係条例の制定について提案いたしております。
次に、「生物多様性の保全と野生鳥獣との共生」のうち、「かめやま生物多様性共生区域認定制度」につきましては、これまで14区域を認定しており、現在、令和8年度前期分の申請を募集しているところであります。引き続き、認定制度や企業による取り組みを促進し、市域における生物多様性保全の機運醸成を図ってまいります。
また、ネイチャーポジティブに向けた民間等の活動を更に促進するため、昨年4月1日に施行されました「地域における生物多様性の増進のための活動の促進等に関する法律」に基づく「地域生物多様性増進活動の実施に関する計画」として、本年3月にシャープグリーンクラブ亀山の「ヤリタナゴ保全活動実施計画」が国の認定を受けたところでございます。今後も、引き続き、市民団体と共に本活動への支援に努めてまいります。
一方、去る4月30日に株式会社百五銀行と「亀山市におけるネイチャーポジティブの実現に向けたまちづくり推進に係る連携協定」を締結したところであり、本協定に基づき、双方の強みを生かしたパートナーシップにより、生物多様性の保全と経済発展を両立するための事業の創設を中心に、持続可能なネイチャーポジティブ経済の実現に向けた取り組みを推進してまいります。
また、去る4月19日に亀山里山公園「みちくさ」において、自然との触れ合いを通して、自然が果たす役割を学ぶ機会を創出するため、亀山里山公園みちくさ管理運営協議会主催による「里山塾2026」を開講いたしました。今年度は塾生として2歳から14歳までの22名に参加いただいたところであり、今後もこうした機会を創出し、自然環境を大切にする意識の醸成に努めてまいります。
4 健やかで生き生きと活躍できる社会の形成
続きまして、「健やかで生き生きと活躍できる社会の形成」について、ご説明申し上げます。
まず、「健康づくりの推進と地域医療の充実」につきましては、かめやまるごと健康プロジェクトとして、健康、都市、環境に関連した公共施設の利用や市主催のイベントへの参加等によりデジタルスタンプを集め、一定の条件を達成することで「けんこうマイレージ」のポイントを付与する「かめやまウェルネスラリー2026」を本年7月1日から実施する予定としております。今後も、本プロジェクトにおける取り組みを通じて、「けんこうマイレージアプリ」の活用を促進しつつ、個人から地域での健康活動へとつながる取り組みを促進してまいります。
また、開校後四期目を迎える「かめやま健康都市大学」を今年度から発展期に移行させた中で、「健康都市」「発展」の2つの必須コースと「健康」「食」「運動」の3つの選択コースからなる講座を設定し、今月末日までの期間において、受講生の募集を行っているところでございます。さらに、新たな取り組みとして、親子や若い世代等にも参加いただきやすい内容の2講座を実施するオープンキャンパスの開催を予定しており、これらの取り組みを通じて市民のヘルスリテラシーの向上に努めてまいります。
なお、健都サポーターにつきましては、第三期修了生から新たに8名が加わり、84名の方に登録いただいておりますので、引き続き、健都サポーターアドバイザー協力の下、効果的に健康活動の担い手育成と地域での健康づくり活動の拡大につなげてまいります。
一方、正しい食生活に関する普及啓発や生活習慣病の予防など、食を通じた健康づくりの推進を目的に、市内スーパーとの連携により販売しております「かめやま健康弁当」につきましては、販売開始以来、大変好評をいただいておりますことから、本年8月30日まで、販売期間を延長することといたしました。今後も、こうした取り組みを通じて、引き続き、健全な食生活の実践につなげてまいります。
次に「地域福祉・生活支援の充実」のうち、物価高騰対応生活支援給付金給付事業につきましては、本年3月31日から順次給付金の給付を進めており、給付金の対象者49,091人のうち、先月末時点で30,878人に当該給付金の給付を行ったところでございます。引き続き、本事業の周知と円滑な給付に努めてまいります。
また、国が平成25年から実施した生活扶助基準改定に関する昨年6月の最高裁判所の判決におきまして、生活扶助基準を引き下げた改定が違法と判断され、減額された生活扶助費の一部について差額支給を行うよう命じる判決が示されました。本判決に伴い、生活扶助費の追加給付を本市においても行うため、本議会に関係経費の予算補正を提案いたしております。
次いで、「高齢者福祉の充実」につきましては、高齢者を対象としたフレイル予防として、昨年度から実施しております東京大学高齢社会総合研究機構が開発したフレイルチェックの取り組みを、各地域で引き続き促進するとともに、来月からは、健都サポーターを対象としたフレイルサポーター養成研修の開催や、県内他市町で活動するサポーターとの交流会を実施するなど、地域が主体となったフレイル予防の促進を図ってまいります。
次に、「障がい者福祉の充実」につきましては、障がいの特性や障がいのある人が必要とする配慮等について理解を深めるとともに、障がい者本人及びその親とサポーターをつなぐ仕組みづくりを進めるため、「亀山親なきあとを考える会つむぐ」との協働事業として、明日、障がい者サポーター養成講座「ありがとうで結ぶ障がい者サポーター」を開催いたします。今後は、本年7月から来年3月までの期間において、全5回の講座及び交流会の開催を予定いたしており、これらの取り組みを通じて、障がい者支援のネットワークの拡大につなげてまいります。
次いで、「文化芸術の推進」につきましては、「かめやま文化年2027」の来年度の開催に向け、公募による市民等で組織された「かめやま文化年実行委員会」と共に事業検討に着手したところであります。引き続き、まちのにぎわいや魅力の創出につなげるべく、開催に向けた準備を進めてまいります。
5 安全で快適な生活空間の創出
続きまして、「安全で快適な生活空間の創出」について、ご説明申し上げます。
まず、「防災・減災対策の強化」についてでございますが、本日、気象庁が発表する防災気象情報を、5段階の警戒レベルに合わせた新たな運用が開始されました。今後は、本市における防災情報につきましても、市民がとるべき行動を直感的に理解しやすくなるよう、5段階の警戒レベルを明記した情報発信を図ってまいります。
こうした中、本市におきましては、今月31日に亀山市消防団員を中心とした約500人が参加する水防訓練を開催いたします。当訓練では、基本的な水防工法である「土のう拵え」や「改良積土のう工法」の技能の習得に加え、災害対応の機動力を高めるため新たに導入いたしました移動系無線を用いた情報伝達訓練を実施することで、更なる防災意識の向上を図ってまいります。
また、B&G財団の研修支援金を活用した小型重機操作研修として、今月15・16日の両日に市職員21名に対し、小型車両特別教育を実施したところであります。引き続き、研修等を通じ、職員の災害対応能力の強化を図ってまいります。
一方、大規模地震災害や風水害等における人的・物的被害を最小限に抑えるとともに、被害の拡大防止に向け、一般財団法人自治総合センターのコミュニティ助成事業を活用し、共助による防災活動に組織的に取り組む自主防災組織における資機材等の充実を図るため、本議会に関係経費の予算補正を提案いたしております。
次に「住環境の向上」につきましては、住宅及び建築物の更なる耐震化率の向上を図るため、昨年度末に「第3期亀山市耐震改修促進計画」を策定いたしました。今後は、本計画において定めた市内建築物の耐震化率等の目標達成に向け、引き続き、三重県との連携を図りつつ、更なる耐震化の促進を図ってまいります。
次いで、「道路の保全・整備」のうち、道路整備につきましては、都市拠点の利便性向上を担う市内環状道路を形成する市道和賀白川線において、道路新設に向けた工事契約を今月締結するとともに、道路利用者の安全性と利便性の向上を図る市道川合9号線につきましては、用地を取得した区間の整備工事の発注及び未買収区間の用地交渉に向けた準備を進めているところでございます。
また、市道下庄1号線につきましては、道路拡幅を進めるため、用地交渉に向けた準備を進めているところでございます。
一方、道路の保全につきまして、道路施設の適切な維持管理を図るため、老朽化が進む市道小野白木線等の計画的な舗装修繕や、橋梁の長寿命化に向けた修繕の工事発注準備を進めているところでございます。
また、道路施設管理包括的民間委託導入検討事業につきましては、昨年度に実施をいたしました「亀山市インフラメンテナンス人材育成・仕事魅力向上検討調査」により、市内全域において、インフラ管理業務の包括的な民間委託を実施できる体制の構築が可能であることが確認されたことから、民間事業者が有する技術やノウハウを活用した効率的で効果的な道路施設管理委託の導入に向け、今月、「亀山市道路・河川施設包括的民間委託発注支援業務」の契約を締結し、業務に着手いたしたところでございます。
次に「上下水道の充実」のうち、水道施設耐震化整備事業につきましては、「亀山市上下水道耐震化計画」に基づき、布気町及び若山町地内において、病院等の重要施設に接続する管路の耐震化工事に向け、発注準備を進めているところであります。
また、水道施設専用通信デジタル化事業につきましては、第2水源地等における専用通信機器の更新工事を順次進めるとともに、野登水源地及び白川配水池等における各施設間の専用通信の高速化及び安定化に向けた工事の発注準備を進めております。
一方、公共下水道施設整備事業につきましては、去る3月末に川崎町の一部地域において、供用を開始したことから、令和7年度末における公共下水道人口普及率は、昨年度同期から1.0ポイント増の65.1パーセントとなっており、引き続き、快適な生活環境と健全な水環境を維持していくため、下水道未普及地域での整備を進めてまいります。
また、下水道施設の老朽化対策として、みどり町地内において公共下水道管の改築工事に、また、上加太地内において農業集落排水施設の更新工事に着手したところでございます。今後も施設の老朽化の状況に応じた適切な対策を講じ、持続的な下水道機能の確保に努めてまいります。
次いで、「地域公共交通の充実」につきましては、バス利用が低調な地区における、地域性に応じた持続可能で効率的・効果的な地域公共交通体系の再構築を図るため、共創による取り組みを継続するとともに、地域まちづくり協議会へのヒアリングによる意見把握に努めているところでございます。今後、これらの意見に加え、昨年度に実施しました市民アンケート等の調査結果も踏まえつつ、次期「亀山市地域公共交通計画」の策定に取り組んでまいります。
また、児童や生徒が気軽にコミュニティバスを利用できる機会を創出するとともに、地域公共交通の利用拡大に向けた動機付けや乗車体験による行動変容を促進するため、夏季休業期間を含む一定期間において、小中学生及び高校生のコミュニティバス運賃を無料にする取り組みを図るべく、諸手続きを進めているところでございます。
次に「消防力・地域安全の充実」のうち、救命率の向上につきましては、来月26日に、令和8年度亀山市消防本部救急技術研鑽会を開催いたします。この研鑽会では、三重県ドクターヘリ及び三重大学医学部附属病院が運用するドクターカーの参加も含めた訓練を予定しており、訓練等を通じて、救急隊員の知識及び技術の向上に加え、緊急性が高い傷病者に対応する三次医療機関との連携強化を図ってまいります。
一方、津市及び鈴鹿市との3市で共同運用する三重中央消防指令センターが本年4月より正式運用を開始したことに伴い、市境界付近で発生する災害や救急事案に対し迅速かつ的確に対応するための新たな覚書の運用を開始するなど、応援受援体制の充実に努めているところでございます。また、今月25日には、亀山消防署におきまして、三重中央消防指令センター員も参加する中、「かめやまマタニティ・サポート119」の登録情報を適正に伝達することを目的とした訓練を実施したところであります。今後も、三重中央消防指令センターと効果的な連携を図りつつ、適切に対応してまいります。
6 多様な連携と交流によるまちの活性化
続きまして、「多様な連携と交流によるまちの活性化」について、ご説明申し上げます。
まず、「地域まちづくり活動の促進」のうち、地域まちづくり協議会支援事業につきましては、新たな地域予算制度について、亀山市地域まちづくり協議会連絡会議における代表者会議等の機会を通じて、丁寧な制度内容の説明に努めておりますほか、交付金の積極的な活用に向け、地域担当職員による相談支援を行っているところでございます。
また、同連絡会議との連携により、地域リーダーの発掘及び養成のための地域担い手育成に向けた研修等の開催準備を進めているところであります。
一方、新たに創設いたしました自治会交付金につきましては、個別相談に加え、先月、各自治会への制度説明会を複数回開催するとともに、交付金の申請受付を開始し、現在、交付に向けた審査等を鋭意進めているところであります。
なお、一般財団法人自治総合センターのコミュニティ助成事業を活用し、自治会等の活動を促進するため、本議会に関係経費の予算補正を提案いたしております。
次に、「協働・協創の推進」のうち、制度見直しを行いました市民活動応援事業につきましては、先月、市民活動応援制度の登録団体へ見直し内容を周知するとともに、「けんこうマイレージ」との連携など、新たな運用を開始したところであります。
また、協働事業提案制度につきましては、市民活動・ボランティアセンター「ぷらっと」による相談支援を行う中で、市民から積極的に協働事業の提案が出されておりますことから、協働事業の実施に向け、関係各課との協議を進めるとともに、本年度に実施する障がい者サポーター育成事業をはじめとする2件の協働事業が円滑に実施されるよう支援を行っているところであります。
一方、団体間の情報交流と多様な主体のマッチングを促進するため、毎月15日には、「ぷらっとカフェ15」を開催するなど、中間支援機能の充実に努めているところであります。
次いで、「多様な交流の促進」のうち、都市ブランディング推進事業につきましては、地域活性化起業人制度を活用し都市ブランドの再構築を図るため、現在、本市が有する魅力の整理と再定義に向け、関係部署へのヒアリングによる基礎情報の収集等を進めているところでございます。
また、移住交流促進事業につきましては、関宿内の空き家を活用した「DOMAプロジェクト」の活動を広く周知するため、先月25日から今月21日までの期間、市立図書館において、活動内容を紹介する展示を行いましたほか、展示期間中となる今月9日には、本プロジェクトを体験いただく機会を創出するため、市立図書館内の文化情報プラザにおいて、交流活動を通じたトークセッションを実施いたしたところでございます。さらに、先月25日には、関宿内の旧荘司家において移住出張相談を実施したところであり、今後も、様々な機会を通じ、本市への移住や関係人口の創出につなげてまいります。
次に、「人権の尊重とダイバーシティ社会の推進」につきましては、来月23日から29日までの「男女共同参画週間」に合わせ、市立図書館において、男女共同参画推進パネルの展示を行うほか、来る7月11日には、三重県との連携により、男女共同参画連携映画祭を市文化会館において開催することとしております。こうした機会を捉え、更なる男女共同参画の意識啓発に努めてまいります。
行政経営
続きまして、「行政経営」について、ご説明申し上げます。
まず、「行財政システム改革の推進」につきましては、「財政構造改革骨太方針2024」の集中改革期間の最終年度として、持続可能な行財政運営モデルの確立を目指し、来年度以降も効果が継続する財政構造改革等を進めるため、事務事業の効率化による経費の削減など、取組内容の検討を行っているところでございます。
次に、「組織力・人材育成の強化と働き方改革の推進」につきましては、行政課題に的確に対応する組織体制とマネジメント機能の強化を図るため、本年度も各部の使命・目標及び実施方針を定めたところでございます。本年度は、「第3次亀山市総合計画前期基本計画」の初年度となりますことから、本計画期間での使命・目標を新たに設定したところであり、目標達成に向けて取り組みを進めてまいります。
また、本市における人材育成につきましては、社会を取り巻く環境が大きく変化する中、高度化・多様化する行政課題に対応できる人材育成に向け、昨年度末に改訂いたしました「亀山市人材育成基本方針」に基づき人材育成を進めてまいります。
一方で、人材確保につきましては、公務員の人手不足が全国的な課題となる中、本市の職員採用につなげるため、今月15日に開催されました、「三重県内市町職員合同就職セミナー」に参加し、採用情報等をPRいたしたところでございます。今後も本市への就職志望者がより受験しやすくなる取り組みを行い、職員採用試験への応募者増加につなげるなど、正規職員の確保を図ってまいります。
次いで、「行政DXの推進」につきましては、本年度から地域活性化起業人制度による外部人材の活用を図りながら、AI等の新たなデジタル技術を活用した更なる業務の効率化に向け、取り組みを進めているところであります。
なお、学校教育、生涯学習等、教育分野の詳細につきましては、後ほど教育委員会当局からご説明申し上げます。
最後に、本年2月11日から5月10日までにおける一般会計及び各特別会計に係る3千万円以上1億5千万円未満の工事請負契約並びに、同期間における負担附きでない100万円以上の寄附受納の状況は、別紙のとおりでございましたのでご高配賜りますようお願い申し上げます。
以上、簡単ではございますが、市政の現況についてのご報告及びご説明を申し上げました。何卒、よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
