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令和6年3月定例会 予算決算委員会委員長報告

公開日 2024年03月27日

 ただいまから、予算決算委員会における審査の経過並びに結果について報告いたします。
 去る8日の本会議で当委員会に付託のありました、議案第12号から議案第17号までの令和5年度各会計補正予算6議案、議案第18号から議案第24号までの令和6年度各会計予算7議案、及び議案第35号 専決処分した事件の承認について1議案、合わせて14議案の審査に当たるため21日及び22日の2日間にわたり委員会を開催しました。
 はじめに、 議案第18号 令和6年度亀山市一般会計予算について、議案第19号 令和6年度亀山市国民健康保険事業特別会計予算について、議案第20号 令和6年度亀山市後期高齢者医療事業特別会計予算について、議案第21号 令和6年度亀山市水道事業会計予算について、議案第22号 令和6年度亀山市工業用水道事業会計予算について、議案第23号 令和6年度亀山市下水道事業会計予算について、議案第24号 令和6年度亀山市病院事業会計予算について、の7議案の審査を行いました。
 その結果、議案第18号 令和6年度亀山市一般会計予算については、中学校全員喫食制給食実施において、議会として「亀山中学校及び中部中学校のセンター方式による完全給食の早期実現を求める決議」を全会一致で可決し、総合計画後期基本計画の実施計画にも給食センターの整備が明記されたが、外部調理委託による食缶搬入方式へ方針転換となり、さらに、両中学校に設置予定のエレベーターが乗用型からバリアフリーに対応しない食缶のみを運搬する昇降機に変更されたことは、到底理解できるものではないなどの理由から、歳出について、中学校全員喫食制給食実施事業の2153万円を全額減額するとともに、歳入については、その財源となる財政調整基金繰入金の553万円と学校教育施設整備事業債1600万円をそれぞれ減額し、あわせて債務負担行為の中学校全員喫食制給食業務委託料、限度額8億1559万5千円を減額する修正案が提出されました。
 次に、議案第18号の原案については、中学校全員喫食制給食実施事業において、文部科学省が学校給食を用いてさらなる食育を求める中で、県下でどこも実施していない、また子どもたちにとってベストではない外部調理委託による食缶搬入方式を選択することに問題があるなど、この予算は市民要求に応えるものになっていないなどの理由から反対討論がありました。
 そして、採決の結果、修正案については、賛成者少数で否決し、原案については、賛成者多数で可決することに決定しました。
 次に、議案第20号 令和6年度亀山市後期高齢者医療事業特別会計予算については、物価高騰で市民の暮らしが大変な中、保険料や賦課限度額が引き上げられることは看過できないなどの理由から反対討論がありました。
 そして、この議案については、採決の結果、賛成者多数で、原案のとおり可決することに決定しました。
 また、議案19号、及び議案第21号から議案第24号までの5議案については、採決の結果、いずれも全会一致で、原案のとおり可決することに決定しました。
 なお、委員会として、
 
 一つ、委員会の審査過程において出された意見を十分尊重し、計画的・効率的な予算の執行に取り組むとともに、第2次総合計画後期基本計画実施計画に掲載された事業の着実な推進に努められたい。
  なお、中学校全員喫食制給食実施事業については、様々な視点から質疑が集中したことから、事業の推進に当たっては、十分な説明責任を果たされたい。
 
 一つ、一般会計では、財政調整基金から9億4,000万円を繰入れて予算編成を行っているが、これにより令和6年度末の財政調整基金残高が第3次亀山市行財政改革大綱の目標指標である20億円を大きく下回る見込みであることから、各種事業については、費用対効果を十分見極め、更なる選択と集中により歳入に見合った歳出の実現に取り組まれたい。
 
 以上、2点の意見を申し添えたところであります。
 
 次に、 議案第12号 令和5年度亀山市一般会計補正予算(第8号)について、議案第13号 令和5年度亀山市国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)について、議案第14号 令和5年度亀山市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第2号)について、議案第15号 令和5年度亀山市水道事業会計補正予算(第2号)について、議案第16号 令和5年度亀山市工業用水道事業会計補正予算(第1号)について、議案第17号 令和5年度亀山市下水道事業会計補正予算(第3号)について、議案第35号 専決処分した事件の承認についての7議案は、総務分科会、教育民生分科会、産業建設分科会にそれぞれ審査を分担したことから、審査の経過内容について、各分科会長から報告を受けました。
 各分科会長の報告に対する質疑及び議案に対する討論はなく、議案第12号から議案第17号まで、及び議案第35号の7議案については、採決の結果、いずれも全会一致で、原案のとおり可決及び承認することに決定しました。
  以上、予算決算委員会の審査報告といたします。