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令和5年9月定例会 予算決算委員会委員長報告

公開日 2023年09月26日

 ただいまから、予算決算委員会における審査の経過並びに結果について報告いたします。
 去る6日の本会議で当委員会に付託のありました、議案第42号から議案第44号までの令和5年度各会計補正予算3議案、議案第45号から議案第51号までの令和4年度各会計決算7議案の合わせて10議案の審査に当たるため、19日及び20日の2日間にわたり委員会を開催いたしました。
 はじめに、議案第45号 令和4年度亀山市一般会計歳入歳出決算の認定について、議案第46号 令和4年度亀山市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算の認定について、議案第47号 令和4年度亀山市後期高齢者医療事業特別会計歳入歳出決算の認定について、議案第48号 令和4年度亀山市水道事業会計剰余金の処分及び決算の認定について、議案第49号 令和4年度亀山市工業用水道事業会計剰余金の処分及び決算の認定について、議案第50号 令和4年度亀山市下水道事業会計剰余金の処分及び決算の認定について、議案第51号 令和4年度亀山市病院事業会計決算の認定についての7議案について審査を行いました。
 その結果、議案第45号 令和4年度亀山市一般会計歳入歳出決算の認定については、亀山駅周辺整備事業や、図書館整備事業、リニア中央新幹線亀山駅整備基金積立事業など大型事業優先で、市民の命と暮らしを守る切実な要求に十分応えていない決算である、また、亀山駅周辺整備事業及び図書館整備事業については、財源のうち起債の占める割合が、一つの事業としては余りにも高いなどの理由から反対討論がありました。
 そして、この議案については、採決の結果、賛成者多数で、原案のとおり認定することに決定しました。
 次に、議案第46号から議案第51号までの6議案については、採決の結果、いずれも全会一致で、原案のとおり可決及び認定することに決定しました。
 なお、委員会として、
 一つ、審査の過程において指摘のあった事項及び意見を真摯に受け止め、次年度の予算編成とその執行に反映されるとともに、本年4月に策定した第3次亀山市行財政改革大綱後期実施計画の着実な推進を図り、健全財政に取り組まれたい。
 一つ、各種基金については、設置目的や効果等について検証を行い、基金活用指針を見直し有効活用を図ることで、減少してきている財政調整基金の維持と確保に努められたい。
 一つ、財政状況が厳しい中、地方債は機動性と弾力性を持った財源確保の有効な方法であり、財政負担を後年度に平準化できることから、その発行に当たっては、公債費負担比率を注視しながら交付税措置のある有利なものに限らず柔軟に対応して重要な事業の財源に充当されたい。
 一つ、第2次総合計画後期基本計画から行政評価システムの見直しが行われ、ハード事業は事業が完了するまで評価しないなど、事業の性質等に応じた評価に改められたが、市民の理解が得られるよう評価基準等を明確にし、適正な評価に努められたい。
 以上、4点の意見を申し添えたところであります。
 次に、議案第42号 令和5年度亀山市一般会計補正予算(第3号)について、議案第43号 令和5年度亀山市下水道事業会計補正予算(第1号)について、議案第44号 令和5年度亀山市病院事業会計補正予算(第1号)についての3議案は、総務分科会、教育民生分科会、産業建設分科会にそれぞれ審査を分担したことから、審査の経過内容について、各分科会長から報告を受けました。
 各分科会会長の報告に対する質疑及び各議案に対する討論はなく、議案第42号から議案第44号までの3議案については、採決の結果、いずれも全会一致で、原案のとおり可決することに決定しました。
 以上、予算決算委員会の審査報告といたします。