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令和4年9月定例会 予算決算委員会委員長報告

公開日 2022年09月27日

 ただいまから、予算決算委員会における審査の経過並びに結果について報告いたします。

 去る7日の本会議で当委員会に付託のありました、議案第57号及び議案第58号の令和4年度各会計補正予算2議案、議案第59号から議案第66号までの令和3年度各会計決算8議案の合わせて10議案の審査に当たるため、20日及び21日の2日間にわたり委員会を開催いたしました。

 はじめに、議案第59号 令和3年度亀山市一般会計歳入歳出決算の認定について、議案第60号 令和3年度亀山市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算の認定について、議案第61号 令和3年度亀山市後期高齢者医療事業特別会計歳入歳出決算の認定について、議案第62号 令和3年度亀山市農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算の認定について、議案第63号 令和3年度亀山市水道事業会計剰余金の処分及び決算の認定について、議案第64号 令和3年度亀山市工業用水道事業会計剰余金の処分及び決算の認定について、議案第65号 令和3年度亀山市公共下水道事業会計剰余金の処分及び決算の認定について、議案第66号 令和3年度亀山市病院事業会計決算の認定についての8議案について審査を行いました。

 その結果、議案第59号 令和3年度亀山市一般会計歳入歳出決算の認定については、実質単年度収支が8年連続赤字となり、財政調整基金は年々減少するなど深刻な状況の中、「財政の健全性を確保した」とはとても言えない。また、大規模事業優先で、市民の命と暮らしを守り、切実な要求に十分応えていない問題のある決算であるなどの理由から反対討論がありました。

 そして、この議案については、採決の結果、賛成者多数で、原案のとおり認定することに決定しました。

 次に、議案第60号から議案第66号までの7議案については、採決の結果、いずれも全会一致で、原案のとおり可決及び認定することに決定しました。

 なお、委員会として、

 一つ、審査の過程において指摘のあった事項及び意見を真摯に受け止め、次年度の予算編成とその執行に反映されるとともに、本年度スタートした第2次亀山市総合計画後期基本計画の着実な推進に努められたい。

 一つ、経常収支比率は、地方交付税や臨時財政対策債が増額となったこと等により前年度に比べて好転はしているものの、市税収入が100億円を割り込んだことから、危機感を持って歳入の確保に取り組まれたい。

 一つ、第3次行財政改革大綱前期実施計画の最終年度を迎えるが、これまでの取組実績を十分検証し、計画の必達に努め、歳入に見合った歳出の実現と持続可能な健全財政に向け取り組まれたい。

 一つ、各種基金については、設置目的、効果等について検証・評価を行い、有効な活用を図られたい。特に庁舎建設基金については、適切な時期に亀山市基金活用指針を見直し、適正な目標額を設定されたい。

 以上、4点の意見を申し添えたところであります。

 次に、議案第57号 令和4年度亀山市一般会計補正予算(第3号)について及び、議案第58号 令和4年度亀山市下水道事業会計補正予算(第1号)についての2議案は、総務分科会、教育民生分科会、産業建設分科会にそれぞれ審査を分担したことから、審査の経過内容について、各分科会長から報告を受けました。

 各分科会長の報告に対する質疑及び討論はなく、議案第57号及び議案第58号の2議案については、採決の結果、いずれも全会一致で、原案のとおり可決することに決定しました。

 以上、予算決算委員会の審査報告といたします。