令和4年3月定例会 予算決算委員会委員長報告
公開日 2022年03月28日
ただいまから、予算決算委員会における審査の経過並びに結果について報告いたします。
去る10日の本会議で当委員会に付託のありました議案第9号から議案第15号までの令和3年度各会計補正予算7議案及び、議案第16号から議案第22号までの令和4年度各会計予算7議案の審査に当たるため、22日及び23日の2日間にわたり委員会を開催いたしました。
はじめに、議案第16号 令和4年度亀山市一般会計予算について、議案第17号 令和4年度亀山市国民健康保険事業特別会計予算について、議案第18号 令和4年度亀山市後期高齢者医療事業特別会計予算について、議案第19号 令和4年度亀山市水道事業会計予算について、議案第20号 令和4年度亀山市工業用水道事業会計予算について、議案第21号 令和4年度亀山市下水道事業会計予算について及び、議案第22号 令和4年度亀山市病院事業会計予算についての7議案の審査を行いました。
その結果、議案第16号 令和4年度亀山市一般会計予算については、令和4年度の予算案は、第2次亀山市総合計画後期基本計画の策定が遅れたことから、後期基本計画に位置付ける新規事業を除いた予算編成であるにもかかわらず、一般会計だけで220億7,700万円という大規模予算であり、亀山駅周辺整備事業や、図書館整備事業、リニア中央新幹線亀山駅整備基金積立事業など、大型事業優先の予算案である。一方で、老朽化が進んだ学校の建替計画や、医療費の窓口無料化の拡充、中学校給食の具体的な検討が進んでおらず、切実な市民要望には十分な予算が計上されていない予算案であるなどの理由から反対討論がありました。
そして、この議案については、採決の結果、賛成者多数で、原案のとおり可決することに決定しました。
また、議案第17号から議案第22号までの6議案については、採決の結果、いずれも全会一致で、原案のとおり可決することに決定しました。
なお、委員会として、
一つ、委員会の審査過程において出された意見を十分尊重して、計画的・効率的な予算の執行に取り組まれたい。
また、第3次亀山市行財政改革大綱前期実施計画の最終年度となることから、その必達のため歳入確保と歳出削減に努め、限りある財源を有効に活用して市民サービスの更なる向上が図れるよう取り組まれたい。
一つ、第2次亀山市総合計画後期基本計画の策定の遅れから、新規主要事業の予算が6月補正として提案されるが、財政状況の厳しい中、市民ニーズを的確に把握して事業の優先順位を見極め、財源の確保と十分に精査した長期財政見通しを作成したうえで補正予算の編成に取り組まれたい。
一つ、病院事業会計については、経営実績を踏まえて適正な業務予定量を見込み予算編成に取り組まれたい。また、4月から常勤医師が2名減となり一部診療体制が縮小されるが、地域医療の中核病院として市民の安全・安心のために早期に医師確保を図り、安定的な病院経営に努められたい。
一つ、DX推進については、市民サービス向上と人的、財政的負担の低減を図るため、6月に策定する亀山市行政DX推進計画を着実に推進されるとともに、既に導入したシステム等の検証やデジタル変革に対応できる職員の人材育成に努め、早期に効果が表れるよう取り組まれたい。
以上、4点の意見を申し添えたところであります。
次に、議案第 9号 令和3年度亀山市一般会計補正予算(第11号)について、議案第10号 令和3年度亀山市国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)について、
議案第11号 令和3年度亀山市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第2号)について、議案第12号 令和3年度亀山市農業集落排水事業特別会計補正予算(第2号)について、
議案第13号 令和3年度亀山市水道事業会計補正予算(第1号)について、議案第14号 令和3年度亀山市公共下水道事業会計補正予算(第1号)について及び、議案第15号 令和3年度亀山市病院事業会計補正予算(第1号)についての7議案は、総務分科会、教育民生分科会、産業建設分科会にそれぞれ審査を分担したことから、審査の経過内容について、各分科会長から報告を受けました。
各分科会長の報告に対する質疑及び議案に対する討論はなく、議案第9号から議案第15号までの7議案については、採決の結果、いずれも全会一致で、原案のとおり可決することに決定しました。
以上、予算決算委員会の審査報告といたします。