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意見書・決議(令和3年3月)

公開日 2022年02月10日

決議
件名  

亀山中学校及び中部中学校のセンター方式による完全給食の早期実現を求める決議

本文 

 平成17年の旧亀山市と旧関町との合併以降、中学校給食については、亀山中学校と中部中学校には完全給食がなく、関中学校のみセンター方式による完全給食が実施され、その不均衡が長年の課題であった。市議会でもこのことについては、これまで多くの議員が取り上げ一般質問等を行ってきた。

 一方、教育委員会では、亀山市学校給食検討委員会を設置して検討を開始し、平成19年に「中学校給食の実施についての方針」が定められた。

そして、平成21年から中部中学校で、平成23年から亀山中学校で、それぞれデリバリー給食がスタートしたが、その喫食率は現時点においても30%台にとどまり、完全給食とは程遠い状況にある。

 その後、平成28年に教育委員会が、「亀山中学校及び中部中学校において完全給食の実施が望ましい」との方針を取りまとめ、翌年策定された第2次亀山市総合計画前期基本計画において、「中学校給食の完全実施に向けた多面的な検討を行う」と位置付けられて以降、これまで検討が続けられてきた。

 そのような中、新たな動きとして、令和2年9月に「亀山の学校給食を考える会」が、『みんなで食べる給食』の実現を求め、9000筆を超える署名を教育長に提出し、市長にも同趣旨の要望を行った。

 そして、市議会には「亀山中学校及び中部中学校においてみんなで食べる給食を早期に実施するよう求める請願書」が提出され、その結果、請願は令和2年9月定例会において、全会一致で採択された。

 この請願採択により、市議会が、請願内容に対する処理の経過及び結果の報告を教育委員会に求めたことで、令和3年3月24日、市議会全員協議会の場で、教育委員会から「亀山中学校及び中部中学校の給食についてはセンター方式による完全給食」とする方向性が示され、「令和3年度に策定される第2次亀山市総合計画後期基本計画に位置付けたい」との報告があったが、実施時期については明言されなかった。

 よって、亀山市議会として、亀山中学校及び中部中学校のセンター方式による完全給食の早期実現に向け、下記のとおり強く求めここに決議する。

 

 

1 教育委員会が決定した「亀山中学校及び中部中学校のセンター方式による完全給食の早期実現」に向け、令和3年度に策定する第2次亀山市総合計画後期基本計画の第1次実施計画に、新たな給食センターの整備を位置付けること。

 

令和3年3月26日

可決日 令和3年3月26日