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令和3年12月定例会 教育民生委員会委員長報告

公開日 2021年12月21日

 ただいまから、教育民生委員会における審査の経過並びに結果について報告いたします。
 去る7日の本会議で当委員会に付託のありました議案の審査に当たるため、14日に委員会を開催いたしました。
 まず、担当部長から説明を受けた後、質疑に入り、審査を行いました。
 議案第84号 亀山市文化芸術基本条例の制定については、本市では、まちづくり基本条例において、まちづくりの基本原則として「歴史尊重及び文化振興の原則」を定め、文化振興ビジョンでは、文化芸術に関する施策を推進していく上で必要なものとして、条例の制定を明記しています。
 これらを実効性のあるものとし、これまで培われてきた文化芸術をかけがえのない財産として未来へ引き継ぎつつ、新たな文化芸術を創造することによって、心豊かで活力と魅力にあふれるまちの実現を目指すため、この条例を制定するものです。
 審査の過程では、市民の役割に関する質疑があり、これについては、全ての市民が文化芸術活動の担い手であることを自覚して様々な活動を行うとともに、文化芸術を理解し、尊重して市民や団体間の多分野との交流を深めるよう努めていくとの答弁でありました。
 次に、市民が発表したり、鑑賞するための環境整備に関する質疑があり、これについては、新図書館の文化情報プラザを文化芸術の発表の場の一つと考えているほか、公共施設の有効活用も含めて検討していくとの答弁でありました。
 次に、文化芸術活動を担う人材育成に関する質疑があり、これについては、持続的に文化芸術を発展させるために、文化芸術と地域を結びつけたり文化芸術事業の企画立案を行うアートマネージャーや、文化芸術団体と行政との協働を促進するアートコーディネーターなど専門的な人材が必要であり、そういった人材の育成、発掘に取り組んでいくとの答弁でありました。
 以上のような議論を経て、採決の結果、全会一致で原案のとおり可決することに決定しました。
 次に、議案第87号 亀山市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業並びに特定子ども・子育て支援施設等の運営に関する基準を定める条例の一部改正については、府令基準が改正され、本条例は府令基準に従い、又は参酌して定めることとなっているため、所要の改正を行うとともに、幼児教育・保育の無償化制度が十分に浸透したことから、府令で定めている特定子ども・子育て支援施設等の運営に関する基準の規定を削除するため、合わせて所要の改正を行うものです。
 議案第88号 亀山市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正については、省令基準が改正され、本条例は省令基準に従い、又は参酌して定めることとなっているため、所要の改正を行うものです。
 この2議案については関連があることから、一括して審査を行いました。
 審査の過程では、質疑はなく、採決の結果、いずれも全会一致で原案のとおり可決することに決定しました。
 次に、議案第89号 亀山市国民健康保険条例の一部改正については、国民健康保険の被保険者が出産したときに支給する出産育児一時金については、産科医療補償制度の対象となる場合、3万円を超えない範囲で同制度の掛金相当額を加算しています。
 令和4年1月1日から同制度の掛金が引き下げられることに伴い、加算される掛金相当額も引き下げることとしたが、出産育児一時金の支給総額については現在の42万円を維持するため、所要の改正を行うものです。
 審査の過程では、産科医療補償制度の掛金が引き下げられたが、補償の内容は変わらないのかとの質疑があり、これについては、掛金が16,000円から12,000円に引き下げられても補償は変わらないとの答弁でありました。
 以上のような議論を経て、採決の結果、全会一致で原案のとおり可決することに決定しました。
 以上、教育民生委員会の審査報告といたします。