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令和3年9月定例会 産業建設委員会委員長報告

公開日 2021年09月28日

 ただいまから、産業建設委員会における審査の経過並びに結果について報告いたします。

 去る8日の本会議で当委員会に付託のありました議案の審査に当たるため、14日に委員会を開催いたしました。

 まず、担当部長から説明を受けた後、質疑に入り、審査を行いました。

 はじめに、議案第68号 亀山市道路の構造の技術的基準等を定める条例の一部改正については、道路構造令の一部が改正され、歩行者利便増進道路に関する規定が新たに設けられるとともに、交通事故の防止を図るため必要がある場合に道路に設ける施設として自動運行補助施設が加えられ、市道の構造の技術的基準は、道路法の規定により、政令で定める基準を参酌して条例で定めるとされていることから、所要の改正を行うものです。

 審査の過程では、今回の一部改正において、どのように地域の実情を踏まえたのかとの質疑があり、これについては、改正後の政令と同様の基準を定めるために条例を改正するもので、現時点では、亀山市内でただちにこれを導入する状況ではないとの答弁でありました。

 次に、都市づくり戦略推進事業調査結果報告の「亀山駅周辺まちづくり」における賑わいの軸づくりと本条例との関連性に関する質疑があり、これについては、現在、亀山駅周辺市街地再開発事業における道路工事の中で、歩行者利便増進道路に該当するものはないが、今後エリアプランを作成していく中で、歩きたくなるようなまちづくりと合わせてこの道路についても検討していくとの答弁でありました。

 次に、県内他市の条例改正の状況に関する質疑があり、これについては、既に条例改正が行われているのは、熊野市、鳥羽市、鈴鹿市の3市であるとの答弁でありました。

 以上のような議論を経て、採決の結果、全会一致で原案のとおり可決することに決定しました。

 次に、議案第69号 亀山市営住宅条例の一部改正については、亀山市民間活用市営住宅事業により、新たに借り上げる賃貸共同住宅8戸について、市営住宅として設置及び管理を行うこととするため、所要の改正を行うものです。

 審査の前に現地確認を行い、審査の過程では、市が市営住宅を建設した場合の1戸当たりの建設費に関する質疑があり、これについては、1,500万円と試算しているとの答弁でありました。

 次に、1,500万円の根拠に関する質疑があり、これについては、国土交通省住宅局が策定した公営住宅等長寿命化計画策定指針において建替工事費が1戸当たり1,500万円で算定されていることや、当市で平成7年に建設した羽若住宅の建設費が1戸当たり約1,700万円であったことを参考にしたとの答弁でありました。

 以上のような議論を経て、採決の結果、全会一致で原案のとおり可決することに決定しました。

 以上、産業建設委員会の審査報告といたします。