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令和3年6月定例会 総務委員会委員長報告

公開日 2021年06月28日

 ただいまから、総務委員会における審査の経過並びに結果について報告いたします。

 去る14日の本会議で当委員会に付託のありました議案の審査に当たるため、23日に委員会を開催いたしました。

 まず、担当部長等から説明を受けた後、質疑に入り、審査を行いました。

 はじめに、議案第44号 亀山市犯罪被害者等支援条例の制定について、令和3年3月に、犯罪被害者等基本法に基づく第4次犯罪被害者等基本計画が策定され、国は、地方公共団体における犯罪被害者等支援が総合的かつ計画的に推進されるよう情報提供を行い、犯罪被害者等支援の実効的な事項を盛り込んだ条例の制定や計画・指針の検討について協力を行うこととされました。

 このことから、本市における犯罪被害者等支援について実効的な事項を定めるため、本条例を制定するものです。

 審査の過程では、条例の施行日を公布の日からではなく、7月1日としたことで、公布日から7月1日の間で発生した事件はどのように扱われるのかとの質疑があり、これについては、条例や規則において、対象を条例制定又は施行後に受けた被害というような限定的な条件を設けないことから、条例施行前に手続き期間が経過していない特定犯罪被害は支援の対象になるとの答弁でありました。

 次に、施行日を公布の日としなかったことで、2日程の空白があるが、このことで何か影響することがあるのかとの質疑があり、これについては、手続きの期限がこの期間に来る場合が考えられるが、過去の事例におきましても影響はないとの答弁でありました。

 次に、条例と規則の関係で、施行日以前のことを規則で規定することに問題はないのかとの質疑があり、これについては、この条例の対象とする被害者は、条例後に限定していない大前提があり、申請時点においてその範囲を特定するものであることから、地方自治法で規定する法令に反するものには該当しないため、何ら問題は無いものと認識しているとの答弁でありました。

 次に、支援を担う職員の人材育成に関する質疑があり、これについては、支援に関わる可能性のある職員に対して、みえ犯罪被害者総合支援センターでの研修などを行っていくとの答弁でありました。

 以上のような議論を経て、採決の結果、全会一致で原案のとおり可決することに決定しました。

 次に、議案第45号 亀山市税条例等の一部改正については、地方税法等の一部が改正されたことに伴い、所要の改正を行うものです。

 審査の過程では、条例改正による市税への影響に関する質疑があり、これについては、市税の減収分については、大部分が国からの補填があるとの答弁でありました。

 以上のような議論を経て、採決の結果、全会一致で原案のとおり可決することに決定しました。

 次に、議案第46号 亀山市都市計画税条例の一部改正については、地方税法の一部が改正されたことに伴い、所要の改正を行うものです。

 審査の過程では、質疑はなく、採決の結果、全会一致で原案のとおり可決することに決定しました。

 次に議案第52号 財産の取得については、消防力の維持を図るため、高規格救急自動車の取得について、令和3年5月18日付けで仮契約したので議会の議決を求めるものです。

 審査の過程では、高規格救急自動車の内容と配備状況について質疑があり、これについては、高規格救急自動車は、救急救命士が処置するために必要な装備や車内の広さ等が備わっているものであり、市内に配備されている4台の救急自動車は、すべて高規格救急自動車であるとの答弁でありました。

 以上のような議論を経て、採決の結果、全会一致で原案のとおり可決することに決定しました。

 次に、議案第63号 専決処分した事件の承認については、地方税法等の一部を改正する法律が令和3年3月31日に公布されたことに伴い、同年4月1日から施行が必要な亀山市税条例の一部改正を、令和3年3月31日付けで専決処分したため、議会の承認を求めるものです。

 審査の過程では、質疑はなく、採決の結果、原案のとおり全会一致で承認することに決定しました。

 次に、議案第64号 専決処分した事件の承認については、地方税法等の一部を改正する法律が令和3年3月31日に公布されたことに伴い、同年4月1日から施行が必要な亀山市都市計画税条例の一部改正を、令和3年3月31日付けで専決処分したため、議会の承認を求めるものです。

 審査の過程では、質疑はなく、採決の結果、原案のとおり全会一致で承認することに決定しました。

 以上、総務委員会の審査報告といたします。