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令和3年3月定例会 予算決算委員会委員長報告

公開日 2021年03月27日

 ただいまから、予算決算委員会における審査の経過並びに結果について報告いたします。
 去る10日の本会議で当委員会に付託のありました議案第16号から議案第23号までの令和2年度各会計補正予算8議案、及び議案第24号から議案第31号までの令和3年度各会計予算8議案の審査に当たるため、22日及び23日の2日間にわたり委員会を開催いたしました。
 はじめに、議案第24号 令和3年度亀山市一般会計予算について、議案第25号 令和3年度亀山市国民健康保険事業特別会計予算について、議案第26号 令和3年度亀山市後期高齢者医療事業特別会計予算について、議案第27号 令和3年度亀山市農業集落排水事業特別会計予算について、議案第28号 令和3年度亀山市水道事業会計予算について、議案第29号 令和3年度亀山市工業用水道事業会計予算について、議案第30号 令和3年度亀山市公共下水道事業会計予算について、及び議案第31号 令和3年度亀山市病院事業会計予算についての8議案の審査を行いました。
 その結果、議案第24号 令和3年度亀山市一般会計予算については、231億円という過去2番目の大型予算となったが、亀山駅前再開発に22億円、リニア調査に1,760万円、リニア基金積立てに5,000万円、不要不急の市道和賀白川線整備事業に8,400万円を計上するなど、大型事業優先で、コロナ感染症対策は総額4億円と言いながら、市独自で実施する事業は起債を含めても4,000万円ほどしかない。このようにコロナ禍でありながら、十分な対策を講じることなく不要不急の大型事業を優先させ、また、市民要望の強い老朽化した学校や園の建替えは放置されるなど、市の最優先の仕事が後回しにされた予算案であるなどの理由から反対討論がありました。
 そして、この議案については、採決の結果、賛成者多数で、原案のとおり可決することに決定しました。
 また、議案第25号から議案第31号までの7議案については、採決の結果、いずれも全会一致で、原案のとおり可決することに決定しました。
 なお、委員会として、
一つ、委員会の審査過程において出された意見を十分尊重するとともに、前期基本計画の最終年度となることから、計画に位置付けられた施策の具現化に向け、計画的・効率的な予算の執行に取り組み、第2次実施計画に掲載された事業の着実な推進に努められたい。
一つ、予算の編成に当たっては、経常収支比率や公債費比率をはじめ、各種財政指標に目標値を設定して取り組むとともに、厳しい財政状況の中、後期基本計画策定に向けて、市民ニーズを的確に把握し、施策の優先順位を見極め、十分に精査された長期財政見通しを示されたい。
一つ、歳入において、地方交付税の振り替え措置である臨時財政対策債の発行予定額が大きく増加していることから、本来の地方交付税として交付されるよう、あらゆる機会を通じて国に働きかけられたい。
一つ、新型コロナウイルス感染症対策については、今後の市民へのワクチン接種に向けて万全の体制で臨むとともに、引き続き市民の安全・安心を守るため、各種感染防止及び経済対策に取り組まれたい。
 以上、4点の意見を申し添えたところであります。
 次に、議案第16号 令和2年度亀山市一般会計補正予算(第12号)について、議案第17号 令和2年度亀山市国民健康保険事業特別会計補正予算(第4号)について、議案第18号 令和2年度亀山市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第2号)について、議案第19号 令和2年度亀山市農業集落排水事業特別会計補正予算(第3号)について、議案第20号 令和2年度亀山市水道事業会計補正予算(第2号)について、議案第21号 令和2年度亀山市工業用水道事業会計補正予算(第1号)について、議案第22号 令和2年度亀山市公共下水道事業会計補正予算(第2号)について、及び議案第23号 令和2年度亀山市病院事業会計補正予算(第5号)についての8議案は、総務分科会、教育民生分科会、産業建設分科会にそれぞれ審査を分担したことから、審査の経過内容について、各分科会長から報告を受けました。
 各分科会長の報告に対する質疑、及び討論はなく、議案第16号から議案第23号までの8議案については、採決の結果、いずれも全会一致で、原案のとおり可決することに決定しました。
 以上、予算決算委員会の審査報告といたします。