令和３年３月定例会　教育民生委員会委員長報告

　ただいまから、教育民生委員会における審査の経過並びに結果について報告いたします。
　去る１０日の本会議で当委員会に付託のありました議案の審査に当たるため、１６日に委員会を開催いたしました。
　まず、担当部長から説明を受けた後、質疑に入り、審査を行いました。
　議案第１２号 亀山市基金条例の一部改正については、市民まちづくり基金は、地域まちづくり協議会の活動拠点施設などの施設の整備に要する資金に、関宿にぎわいづくり基金は、新市まちづくり計画に位置付けられる「関宿賑わいゾーン・周辺整備事業」を推進するための施設等の整備に要する資金にそれぞれ充てることができるよう、所要の改正を行うものです。
　また、伝統的建造物群保存基金は、既に積み立てた基金の全額を取り崩していることから、関宿における伝統的建造物の保存及び活用に資する事業については、関宿にぎわいづくり基金を活用することができるよう見直した上で廃止するため、所要の改正を行うものです。
審査の過程では、関宿にぎわいづくり基金が活用できる地域に関する質疑があり、これについては、関宿及びその周辺地域に限るものであるとの答弁でありました。
　次に、市民まちづくり基金を亀山駅周辺整備事業に充当することはないかとの質疑があり、これについては、今の亀山駅前の事業にということではなく、その地域のコミュニティ、市民のまちづくりに関する事業等に使うことはあるとの答弁でありました。
　次に、市民まちづくり基金は、合併特例債で作った基金で、合併してから一定の期間、必要性のあるものに対して使うものであり、なくなったら積み立てをせず、必要な財源は財政調整基金から取り崩すべきではないかとの質疑があり、これについては、今後も市民参画・協働及び地域づくりに寄与する活動の支援に活用していくため、基金が減少したら枯渇することのないように積み立てていくとの答弁でありました。
　以上のような議論を経て、採決の結果、全会一致で原案のとおり可決することに決定しました。
　次に、議案第１３号 亀山市国民健康保険条例の一部改正については、新型インフルエンザ等対策特別措置法が改正され、本条例で引用している条項が削除されたことに伴い、所要の改正を行うものです。
　審査の過程では、質疑はなく、採決の結果、全会一致で原案のとおり可決することに決定しました。
　次に、議案第１４号 亀山市国民健康保険税条例の一部改正については、地方税法施行令が改正され、国民健康保険税の基礎課税額等の課税限度額の引上げ及び令和３年１月１日施行の個人所得課税の見直しに伴う国民健康保険税の軽減判定基準の見直しが行われたことから、所要の改正を行うものです。また、新型インフルエンザ等対策特別措置法が改正され、本条例で引用している条項が削除されたことに伴い、所要の改正を行うものです。
　審査の過程では、今回の改正により、軽減を受ける人が増えるのかとの質疑があり、これについては、給与所得者と公的年金所得者は、それ程影響はないと思うが、最近増えている給与所得者以外のフリーランスの方は、給与所得者の給与所得控除のようなものがないため、その方々にも配慮する意味で今回の個人所得税の改正が行われ、その結果として、保険税は安くなると考えているとの答弁でありました。
　以上のような議論を経て、採決の結果、全会一致で原案のとおり可決することに決定しました。
　以上、教育民生委員会の審査報告といたします。