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令和2年12月定例会 教育民生分科会長報告

公開日 2020年12月18日

 ただいまから、教育民生分科会における審査の経過について報告いたします。

 去る7日の予算決算委員会で当分科会に分担されました補正予算の議案の審査に当たるため、14日に分科会を開催いたしました。担当部長等から説明を受けた後、質疑に入り、審査を行いました。

 議案第85号 令和2年度亀山市一般会計補正予算(第9号)についての内、当分科会所管分、歳入の「県支出金」「県補助金」「教育費県補助金」「生徒指導事業補助金」及び歳出の「教育費」「教育研究費」「適応指導教室事業」の増額補正において、適応指導教室にGIGAスクールと同様の端末を3台整備することについて、なぜ当初予算で計上できなかったのかとの質疑があり、これについては、GIGAスクールとは異なり、不登校対策として適応指導教室の事業充実のため、県補助金の交付が決定したことから、今回の補正予算で計上したとの答弁でありました。

 次に、歳出の「民生費」「児童福祉費」「児童福祉総務費」「民間保育所補助費」の増額補正において、新たに1園、0・1歳児保育のために職員加配の補助を行うとのことだが、園の名称と、この加配によって0・1歳の待機児童は解消されるのかとの質疑があり、これについては、なのはな保育園であり、市全体で見ると待機児童は低年齢児で発生しており、この加配をもって全ての解消には至らないとの答弁でありました。

 次に、「民生費」「児童福祉費」「児童福祉総務費」「放課後児童クラブ運営費」「放課後児童健全育成事業補助金」の増額補正において、補助金の内容に関する質疑があり、これについては、民間の放課後児童クラブの整備に関しては、補助要綱で、施設に対しては500万円、備品、物品に対しては60万円を上限に、実績に応じて支払うとの答弁でありました。

 次に、今回、既存の施設を改修し、3つ目の支援の単位を設けることにより、指導員の事務や休憩のスペース、体調不良の児童が静養できるスペースがなくなることについて質疑があり、これについては、来年4月に向けて放課後児童クラブに入れない児童が出ることを防ぐためのもので、これらのスペースに関しては工夫の中で対応していただけるよう、しっかりと協議していくとの答弁でありました。

 次に、「教育費」「小学校費」「学校管理費」「施設管理費」「修繕料」の増額補正において、東小学校体育館の雨漏りの報告はいつ頃あったのかとの質疑があり、これについては、ここ数年聞いており、昨年補修をしたが、今年の夏に違う箇所から雨漏りが発生したため今回補正予算を計上したとの答弁でありました。

 次に、公共施設白書では、東小学校体育館は1974年に建築されて来年更新時期を迎えるため、修繕ではなく、抜本的に建替えが必要ではないかとの質疑があり、これについては、東小学校だけではなく、亀山中学校なども含めて、既に更新時期を迎えるような施設がいくつかあり、いずれも大規模な事業となることから、年次的な計画を立てて進めていくとの答弁でありました。

 次に、「教育費」「社会教育費」「社会教育総務費」「国際化推進事業」の減額補正において、コロナ禍での日本語教室の開催状況に関する質疑があり、これについては、通常3月から12月までの毎週土曜日、約40回開催しているが、今年は、3クラスあるうちの初級クラスのみ11回開催したとの答弁でありました。

 次に、「債務負担行為補正 追加」「図書館保留床購入費(追加分)」において、限度額9億8,820万円の財源内訳に関する質疑があり、これについては、国・県支出金が4億9,410万円、地方債のうち公共事業等債が7,890万円、合併特例債が3億8,600万円で合計4億6,490万円、一般財源が2,920万円であるとの答弁でありました。

 次に、図書館保留床購入費負担金の年度別の支出額に関する質疑があり、これについては、本年度は8億円を支出予定で、令和3年度は国庫補助金の内示額を参考として支払額を決定することから4億円を、令和4年度は残額の9億8,820万円を支出する見込みであるとの答弁でありました。

 次に、議案第86号 令和2年度亀山市国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)について、歳出の「諸支出金」「基金費」「国民健康保険事業運営基金」の増額補正において、運営基金は、昨年の1,000万円に加え、今回300万円を積み立てるが、基金として必要な額の認識に関する質疑があり、これについては、平成30年度から県が財政運営の責任主体となり、市町村の医療費に対する心配はなくなってきたが、他市に比べて基金の額は少ないため、もう少し増やしていきたいとの答弁でありました。

 次に、「債務負担行為補正 追加」「健康づくりのてびき発行事業」において、債務負担行為の内容に関する質疑があり、これについては、毎年、年度初めに全世帯に配布している「健康づくりのてびき」を来年度も作成する予定で、年度内に事業者を決定するために今回債務負担行為の補正を計上した。長寿健康課と国保会計とで一緒に作成することから、限度額はページ数で按分した金額であるとの答弁でありました。

 次に、議案第87号 令和2年度亀山市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第1号)については、質疑等はございませんでした。

 次に、議案第91号 令和2年度亀山市病院事業会計補正予算(第4号)について、「債務負担行為補正 追加」「清掃業務委託料」において、清掃業務に新型コロナウイルス感染症対策として消毒等を付加する必要はないのかとの質疑があり、これについては、感染症対策は、感染予防のことを理解した人が行うこととしており、看護師や技師等の職員が対応しているとの答弁でありました。

 なお、教育民生分科会として、執行部におかれては、審査に必要な資料を十分準備した上で会議に臨まれるとともに、委員の質疑には、的確に答弁されるよう、予算決算委員会委員長報告として意見を付していただきますようお願い申し上げます。

 以上、教育民生分科会の審査報告といたします。