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令和2年12月定例会 総務分科会長報告

公開日 2020年12月18日

 ただいまから、総務分科会における審査の経過について報告いたします。

 去る7日の予算決算委員会で当分科会に分担されました補正予算の議案の審査に当たるため、15日に分科会を開催いたしました。担当部長等から説明を受けた後、質疑に入り、審査を行いました。

 議案第85号 令和2年度亀山市一般会計補正予算(第9号)についての内、当分科会所管分、歳入の「市債」「臨時財政対策債」の増額補正において、現在、すでに借金の約5割を臨時財政対策債が占めている中、さらに今回、臨時財政対策債を1億2,910万円も借りなければならない理由があるのかとの質疑があり、これについては、基本的に臨時財政対策債は交付税の一部ではあるが、同時に借金でもあるので、借り入れには慎重を期すことが大切と考えている。今回の増額補正に伴い、財源調整で財政調整基金の取り崩しを一部減少させており、また、現金としての交付税を獲得するためにも、臨時財政対策債の借り入れも必要であると考えているとの答弁でありました。

 次に、財政調整基金と臨時財政対策債の借り入れの考え方に関する質疑があり、これについては、財政調整基金は行財政改革の視点から20億円を目標としており、臨時財政対策債はあくまでも借金であるため、しっかりと財政計画を立てながら進めて行くとの答弁でありました。

 次に、歳出の「総務費」「監査委員費」「工事調査委託料」の減額補正において、補正の内容に関する質疑があり、これについては、例年、工事監査は、技術士3名の派遣を受けて実施しているが、委託業者が県外であるため、今回は新型コロナウイルス感染症拡大の影響を考慮して派遣を中止したことによる減額であるとの答弁でありました。

 次に、「繰越明許費補正 追加」「総務費」「総務管理費」「新庁舎整備事業」において、新庁舎整備基本計画等検討委員会の開催状況に関する質疑があり、これについては、本年度3回の開催を予定していたが、1度も開催できていないため、次年度に繰り越しするものであるとの答弁でありました。

 次に、コロナの影響で全額を翌年度に繰り越すが、候補地の選定は出来るのではないかとの質疑があり、これについては、アフターコロナやデジタル変革に基づく新しい社会を見据えた庁舎機能を改めて検討する必要があり、庁舎規模によっては候補地の選定にも影響があることから、基本計画と同じく候補地についても検討していくとの答弁でありました。

 以上、総務分科会の審査報告といたします。