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令和2年6月定例会 教育民生委員会委員長報告

公開日 2020年06月19日

 ただいまから、教育民生委員会における審査の経過並びに結果について報告いたします。
 去る8日の本会議で当委員会に付託のありました議案の審査に当たるため、15日に委員会を開催いたしました。
 まず、担当部長から説明を受けた後、質疑に入り、審査を行いました。
 はじめに、議案第40号 亀山市手数料条例の一部改正については、住民基本台帳法が改正され、除票の写し等の交付に関する規定が整備されたこと、また、行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律が改正され、通知カードが廃止となったことに伴い、市における通知カードの再交付は行わないこととなったことから、所要の改正を行うものです。
 審査の過程では、質疑はなく、採決の結果、全会一致で原案のとおり可決することに決定しました。
 次に、議案第41号 亀山市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正については、放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準が改正され、及び放課後児童健全育成事業実施要綱における放課後児童支援員の要件が見直されたことから、所要の改正を行うものです。
 審査の過程では、質疑はなく、採決の結果、全会一致で原案のとおり可決することに決定しました。
 次に、議案第42号 亀山市国民健康保険条例の一部改正については、国の「新型コロナウイルス感染症に関する緊急対応策」を受け、厚生労働省から市町村等に対し、傷病手当金の支給を検討するよう要請がなされたことから、労働者が新型コロナウイルス感染症に感染した場合に、一定の要件を満たした被保険者に対して傷病手当金を支給することができるよう、所要の改正を行うものです。
 審査の過程では、所得の把握が困難という理由で自営業者を傷病手当金の対象外とすることについて質疑があり、これについては、所得の把握ができないということもあるが、他の人から労務管理を受けていない人の就労状態の把握は難しく、自営業者を除外するという考え方ではなく、国から示された範囲を超えて対象を広げることは困難であると判断した結果であるとの答弁でありました。
 次に、非正規雇用などで、社会保険に入っていない人は傷病手当金の対象になるのかとの質疑があり、これについては、社会保険の対象にならない場合は、国民健康保険に強制加入となるので、事業所で雇用され、賃金が支払われているのであれば対象になるとの答弁でありました。
 以上のような議論を経て、採決の結果、全会一致で原案のとおり可決することに決定しました。
 次に、議案第43号 亀山市後期高齢者医療に関する条例の一部改正については、国の「新型コロナウイルス感染症に関する緊急対応策」を受け、三重県後期高齢者医療広域連合において、新型コロナウイルス感染症に感染した後期高齢者医療制度の被保険者に係る傷病手当金の支給に関する規定の整備等が行われたことから、所要の改正を行うものです。
 審査の過程では、質疑はなく、採決の結果、全会一致で原案のとおり可決することに決定しました。
 次に、議案第46号 工事請負契約の締結については、井田川小学校校舎増築等工事について、令和2年5月15日付けで仮契約したので、議会の議決を求めるものです。
 審査の過程では、一般競争入札に2者しか参加がなかったが、これで競争性が確保されていると判断できるのかとの質疑があり、これについては、一般競争入札の場合、1者でも入札は成立するので、2者でも可能であるとの答弁でありました。
 次に、もっと幅広く入札業者を公募し、競争性を持たせるべきではないのかとの質疑があり、これについては、入札の要件については過去事例も踏まえて運用しているが、今後、少しでも入札参加業者が増えるよう検討していくとの答弁でありました。
 次に、工事期間中の児童の安全確保に関する質疑があり、これについては、誘導員を配置するとともに、児童の登下校時の安全確保や給食室の工事の際には衛生管理に十分配慮するなど、学校、業者と十分協議して、円滑かつ適切に工事を進めていくとの答弁でありました。
 以上のような議論を経て、採決の結果、全会一致で原案のとおり可決することに決定しました。
 以上、教育民生委員会の審査報告といたします。