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令和2年3月定例会 産業建設委員会委員長報告

公開日 2020年03月26日

 ただいまから、産業建設委員会における審査の経過並びに結果について報告いたします。
 去る11日の本会議で当委員会に付託のありました議案の審査に当たるため、16日に委員会を開催いたしました。
 まず、担当部長から説明を受けた後、質疑に入り、審査を行いました。
 はじめに、議案第2号 亀山市委員会の委員等の報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正については、農業委員会の委員及び農地利用最適化推進委員に関し、県を通じて国から交付される農地利用最適化交付金を活用し、令和2年度から、新たに農業委員等の活動及び成果の実績に応じた報酬を支給するため、所要の改正を行うものです。
 審査の過程では、能率給の財源に関する質疑があり、これについては、全額国の交付金を活用するものであるとの答弁でありました。
 次に、能率給の算定根拠に関する質疑があり、これについては、「活動実績」は、各委員からの活動報告により確認する。「成果」は、利用権設定の申請により農地の集積がどれだけ進んだか、また、地域の調査により遊休農地をどれだけ解消できたかを確認するとの答弁でありました。
 以上のような議論を経て、採決の結果、全会一致で原案のとおり可決することに決定しました。
 次に、議案第3号 亀山市手数料条例の一部改正については、建築物エネルギー消費性能基準等を定める省令及び建築物に係るエネルギーの使用の合理化の一層の促進その他の建築物の低炭素化の促進のために誘導すべき基準が改正され、共同住宅等の共用部分に係る一次エネルギー消費量の評価について、申請者の申請に基づき共用部分を算定しない評価方法が追加されたことから、関係する手数料の額を見直すため、所要の改正を行うものです。
 審査の過程では、該当件数に関する質疑があり、これについては、過去数年の実績を見ると、これに該当する物件はほとんどないとの答弁でありました。
 以上のような議論を経て、採決の結果、全会一致で原案のとおり可決することに決定しました。
 次に、議案第4号 亀山市基金条例の一部改正については、森林の整備及びその促進に関する施策に要する資金として、森林環境譲与税を積み立てる基金を新たに設置するため、所要の改正を行うものです。
 審査の過程では、森林環境整備基金の使途に関する質疑があり、これについては、森林経営管理法に基づく森林経営管理事業を優先的に取り組むこととし、それ以外に法律で定める人材の育成や、普及啓発、木材の利用促進などに使用していくとの答弁でありました。
 以上のような議論を経て、採決の結果、全会一致で原案のとおり可決することに決定しました。
 次に、議案第5号 亀山市道路の構造の技術的基準等を定める条例の一部改正については、道路構造令が改正され、自転車道の設置に関する基準が改められたことに伴い、改正後の政令と同様の基準を条例で定めるため、所要の改正を行うものです。
 審査の過程では、安全面への配慮に関する質疑があり、これについては、これまでは自動車と歩行者の安全を考えてきたが、自転車の通行量の増加に伴い、今回自転車通行帯の設置要件を規定し、自動車、歩行者及び自転車の安全を図るものであるとの答弁でありました。
 以上のような議論を経て、採決の結果、全会一致で原案のとおり可決することに決定しました。
 次に、議案第6号 亀山市水道事業給水条例の一部改正については、市が給水を受ける北中勢水道用水供給事業北勢系長良川水系の基本料金が令和2年度から引き下げられることに伴い、所要の改正を行うものです。
 審査の過程では、基本料金の引き下げの根拠に関する質疑があり、これについては、三重県企業庁から、施設の建設改良等に要した資金に充てるために借り入れた企業債の利息や減価償却費の減によるものと伺っているとの答弁でありました。
 以上のような議論を経て、採決の結果、全会一致で原案のとおり可決することに決定しました。
 次に、議案第25号 市道路線の認定については、開発行為により設置された新規路線である栄町26号線の市道路線の認定について、議会の議決を求めるものです。
 審査の前に現地確認を行い、審査の過程では、質疑はなく、採決の結果、全会一致で原案のとおり可決することに決定しました。
 以上、産業建設委員会の審査報告といたします。