このページの本文へ移動

平成31年3月定例会 予算決算委員会委員長報告(3月20日)

公開日 2019年03月27日

   ただいまから、予算決算委員会における審査の経過並びに結果について報告いたします。
   去る8日の本会議で当委員会に付託のありました議案第17号から議案第22号までの平成30年度各会計補正予算6議案及び議案第23号から議案第30号までの平成31年度各会計予算8議案の審査に当たるため、18日、19日及び20日の3日間にわたり委員会を開催いたしました。
   まず、議案第23号 平成31年度亀山市一般会計予算について、議案第24号 平成31年度亀山市国民健康保険事業特別会計予算について、議案第25号 平成31年度亀山市後期高齢者医療事業特別会計予算について、議案第26号平成31年度亀山市農業集落排水事業特別会計予算について、議案第27号 平成31年度亀山市水道事業会計予算について、議案第28号 平成31年度亀山市工業用水道事業会計予算について、議案第29号 平成31年度亀山市公共下水道事業会計予算について及び議案第30号 平成31年度亀山市病院事業会計予算についての8議案について審査を行いました。
   その結果、議案第23号 平成31年度亀山市一般会計予算については、この予算には消費税の増税分が含まれていることや、亀山駅周辺整備事業は、来年度も多額の繰越しになる可能性があるほか、駅前のマンションや図書館には公共性がないこと、リニア基金は事業効果が不明であるにもかかわらず積み増しするなど、事業の見通しや効果に問題のある大規模事業を優先し、命と暮らしを守る施策は後回しの予算であるとの理由から反対討論がありました。
   また、同じく議案第23号については、亀山駅周辺整備事業について、図書館保留床購入費の債務負担行為の説明における発言の取消しがあったことや、駅前のメイン通りには駐輪場を整備すべきではないこと、更に、福祉事業であるタクシー券の交付の際に、公共交通である乗合タクシーの利用者登録をさせることは行政が行う手法ではないなどの理由から反対討論がありました。
    次に、議案第24号 平成31年度亀山市国民健康保険事業特別会計予算については、国民健康保険税の税率改正を含む予算であり、前回の税率改正時よりも、被保険者の平均所得は減少し、所得がゼロの世帯や軽減世帯が増加する中で、保険税を値上げすべきではないとの理由から反対討論がありました。
    そして、これらの議案については、採決の結果、いずれも賛成者多数で、原案のとおり可決することに決定しました。
    次に、議案第25号から議案第30号までの6議案については、採決の結果、いずれも全会一致で、原案のとおり可決することに決定しました。
    なお、委員会で出されました意見として、
一つ、委員会の審査過程において出された意見を十分尊重し、
計画的・効率的な予算の執行に取り組まれるとともに、第2次実施計画(平成31年度~33年度)に掲載された事業の着実な推進に努められたい。
一つ、各種基金については、その効果を十分検証し、適切な運用を図られたい。また、リニア中央新幹線亀山駅整備基金など計画的な積立を行うものについては、目標額について十分精査されたい。
   なお、庁舎建設基金については、基金活用指針と長期財政見通しとの整合を図られたい。
一つ、臨時職員及び非常勤職員の処遇改善については、業務内容や職の専門性等を考慮し、同一労働同一賃金の考え方に基づき、定員適正化計画の見直しや、新たな会計年度任用職員制度の導入の中で、着実に取り組まれたい。
一つ、亀山駅周辺整備事業については、図書館保留床購入費も含め、事業の詳細な積算根拠及び財源の内訳を示されたい。
   以上、4点の意見を申し添えたところであります。
   次に、議案第17号 平成30年度亀山市一般会計補正予算(第5号)について、議案第18号 平成30年度亀山市国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)について、議案第19号 平成30年度亀山市農業集落排水事業特別会計補正予算(第2号)について、議案第20号 平成30年度亀山市水道事業会計補正予算(第1号)について、議案第21号 平成30年度亀山市公共下水道事業会計補正予算(第2号)について及び議案第22号 平成30年度亀山市病院事業会計補正予算(第1号)についての6議案については、総務分科会、教育民生分科会、産業建設分科会にそれぞれ審査を分担したことから、審査の経過内容について、各分科会長から報告を受けました。
   その結果、議案第17号から議案第22号までの6議案については、採決の結果、いずれも全会一致で、原案のとおり可決することに決定しました。
   以上、予算決算委員会の審査報告といたします。