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平成30年12月定例会 予算決算委員会委員長報告

公開日 2018年12月21日

 ただいまから、予算決算委員会における審査の経過並びに結果について報告いたします。
 去る10日の本会議で当委員会に付託のありました議案第76号 平成30年度亀山市一般会計補正予算(第4号)について、議案第77号 平成30年度亀山市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)について、議案第78号 平成30年度亀山市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第1号)について、議案第79号 平成30年度亀山市農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)について、及び議案第80号 平成30年度亀山市公共下水道事業会計補正予算(第1号)についての平成30年度各会計補正予算5議案については、同日、当委員会を開き、分科会を設置して各分科会で審査することを決定し、14日に産業建設分科会、17日に教育民生分科会、18日に総務分科会を開催し、それぞれ審査を行いました。
 そして、20日に市長、副市長はじめ関係部長の出席を得て、当委員会を開催し、各分科会の会長から審査の経過について報告を受けました。
 その結果、議案第76号については、委員から2つの修正案が提出されました。
 一つは、市有財産管理費について、道路用地の購入に際し残地の購入はしないという市の方針が崩れることや、市営斎場の近くに新たに葬祭場が建設されることで、市営斎場の使用料が減収となるなどの理由により、事業費9,947万9千円を全額減額、関連する歳入、繰越明許費補正も減額するとともに、亀山駅周辺整備事業について、見通しの立たない補正や繰越しを認めることは、地方財政法が求める「会計年度独立の原則」の立場から許されるものではないなどの理由により、事業費6億1,030万円のうち、亀山駅前広場整備事業負担金2億2,050万円、亀山駅前線整備事業負担金460万円、及び市街地再開発事業補助金2億8,920万円の合計5億1,430万円を減額、関連する歳入、繰越明許費補正、地方債補正も減額する修正案が提出されました。
 もう一つは、市有財産管理費について、所有者との道路用地部分の売買契約が、既に11月13日に締結されていることが明らかとなり、今回の補正理由の前提条件が大きく変わってきたことから、議案審査にも影響するなどの理由により事業費9,947万9千円を全額減額、関連する歳入、繰越明許費補正も減額する修正案が提出されました。
 次に、これらの修正案については、亀山駅周辺整備事業における社会資本整備総合交付金を減額して一旦国に戻すことによる市への影響等について質疑がありました。
 次に、議案第76号の原案については、市道和賀白川線の道路用地の買い取り交渉が難航しているという一方で、売買契約が済んでいることが明らかになり、残地の購入は意味がなく、全ての説明において信憑性が疑われ、再度の説明が必要であるとの理由から反対討論が、また、亀山駅周辺整備事業に係る部分の修正案については、この事業の成否は費用の採算性であり、国からの交付金を一旦返還すれば、今後の補助金配分は非常に厳しくなることから、今回の補正予算は、ほとんどが次年度への繰越しという特異なケースではあるが、やむを得ない補正であるとの理由から反対討論がありました。
 そして、採決の結果、2つの修正案については、賛成者少数で否決し、原案については、可否同数となったことから、委員長は可決と裁決しました。
 次に、議案第77号から議案第80号までの平成30年度各会計補正予算の4議案については、採決の結果、いずれも全会一致で、原案のとおり可決することに決定しました。
 以上、予算決算委員会の審査報告といたします。