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平成30年第1回臨時会 産業建設分科会長報告

公開日 2018年11月14日

 産業建設分科会における審査の経過について、亀山市議会予算決算委員会内規第7条第5項の規定に基づき、下記のとおり報告いたします。
 先ほどの予算決算委員会で当分科会に分担されました補正予算の議案の審査に当たるため、分科会を開催いたしました。担当部長から説明を受けた後、質疑に入り、審査を行いました。
 議案第67号 平成30年度亀山市一般会計補正予算(第3号)についての内、当分科会所管分、歳入の「繰越金」「前年度繰越金」の増額補正について、補正予算では、災害復旧にすぐに対応できないのではないかとの質疑があり、これについては、まず年間の維持管理経費で対応し、足りないものは補正予算や予備費で対応している。また、補正の財源として、前年度繰越金を有効に活用しているとの答弁でありました。
 次に、歳出の「災害復旧費」「現年発生公共土木施設災害復旧費」「道路橋梁災害復旧事業」「工事請負費」の増額補正について、倒木処理の状況について質疑があり、これについては、全て処理済みであり、単価契約により早急に対応したとの答弁でありました。
 次に、道路に倒れた竹などで地主の管理下にあるものについて、道路管理者として対策を検討しているのかとの質疑があり、これについては、各自治体でも喫緊の課題であり、建築限界を超えるものについては、枝払い等で対応しているが、今後どうしていくかについて研究するとの答弁でありました。
 次に、「災害復旧費」「現年発生公共土木施設災害復旧費」「公園施設等災害復旧事業」「工事請負費」の増額補正について、みずほ台第2公園の復旧工事完了の見通しについて質疑があり、これについては、議決後すぐに発注し、来年3月を目途に完了予定であるとの答弁でありました。
 次に、現場はバリケード等が倒れていたが、工事が完了するまでの安全を確保するためのマニュアル・手順が必要ではないかとの質疑があり、これについては、この公園については指定管理であり、業務仕様書で遵守業務として様々な対応等が書かれており、再度、指定管理者と協議する。安全対策については、十分に配慮して3月を目途に完成を目指すとの答弁でありました。
 次に、災害復旧事業における原形復旧の考え方については、国が補助金を出すための基準であり、今回の補正財源は一般財源であることから、国土交通省の考え方に合わせる必要はない。最近の災害は予想を超えるものがあるため、当初の設計より強いものを作る必要があるのではないかとの質疑があり、これについては、原形復旧を原則として単費の中で対応している。当該公園についてはフェンスの根入れが浅く、現在の基準の深さを確保して対応していくとの答弁でありました。
 次に、市が一般財源で対応できるものについては、材質等、原形とは違うものを使うことで再発を防ぐようにすべきではないかとの質疑があり、これについては、フェンスの根入れの深さ等を含めて、いろいろな教訓を今後に生かしていきたいとの答弁でありました。
 なお、災害復旧に係る被害箇所の写真は、今後、資料として提出して欲しいとの意見がありました。
 以上、産業建設分科会の審査報告といたします。