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平成30年3月定例会 予算決算委員会委員長報告

公開日 2018年03月28日

 ただいまから、予算決算委員会における審査の経過並びに結果について報告いたします。
 去る7日の本会議で当委員会に付託のありました議案第19号から議案第24号までの平成29年度各会計補正予算6議案、及び議案第25号から議案第32号までの平成30年度各会計予算8議案の審査に当たるため、22日、23日の2日間にわたり委員会を開催いたしました。
 まず、議案第25号 平成30年度亀山市一般会計予算について、議案第26号 平成30年度亀山市国民健康保険事業特別会計予算について、議案第27号 平成30年度亀山市後期高齢者医療事業特別会計予算について、議案第28号 平成30年度亀山市農業集落排水事業特別会計予算について、
 議案第29号 平成30年度亀山市水道事業会計予算について、議案第30号 平成30年度亀山市工業用水道事業会計予算について、議案第31号 平成30年度亀山市公共下水道事業会計予算について及び議案第32号 平成30年度亀山市病院事業会計予算についての8議案について審査を行いました。
 中でも、議案第25号 のうち、亀山駅周辺整備事業に関しては、当初予算の中でも特に重要であり、新たな資料も提出されたことから、別途質疑の時間を設け、審査を行いました。
 その結果、議案第25号については、亀山駅周辺整備事業において、現在準備会が業務委託をしている基本設計や資金計画等が出来上がって、はじめて事業の成否を含めより正確な金額が把握できることや、現時点では再開発に対する関係者全員の同意が得られていない状況であるとの理由から、歳出において、当該事業に係る予算9億7千万円を全額減額するとともに、歳入において、その財源である国庫支出金、市債及び財政調整基金を同額減額する修正案が提出されました。
 その後、修正案について質疑があり、採決の結果、修正案については、賛成者少数で否決し、原案については、賛成者多数で可決することに決定しました。
 次に、議案第26号及び議案第27号については、反対討論があり、採決の結果、いずれも賛成者多数で原案のとおり可決することに決定しました。
 次に、議案第28号から議案第32号までの5議案については、採決の結果、いずれも全会一致で原案のとおり可決することに決定しました。
 なお、委員会で出されました意見として、
   一つ、委員会の審査過程において出された意見を真摯に受け止め、第2次総合計画前期基本計画に位置付けた施策の具現化に向け、計画的・効率的な予算執行に取り組まれたい。
 なお、亀山駅周辺整備事業については、「再開発に対する関係者全員の同意」を取り付けたうえで事業を推進されるとともに、現在準備会で業務委託されている基本設計が完了した時点で、当初予算に対して基本設計に基づく予算措置を講じられたい。
 二つ、第2次総合計画を推進していくに当たり、財源の裏付けとなる長期財政見通し(平成29年度~平成37年度)が示されたが、公共施設等総合管理計画に基づく事業や後期基本計画に位置付けられる施策・事業等が不透明な中で、今後ますます厳しい財政状況が見込まれることから、各種事業については、行財政改革の視点から更なる経費の縮減に努めるとともに、費用対効果を十分見極め、事業の見直しも含め検討されたい。
 三つ、平成30年2月、亀山市基金活用指針が改定されたが、引き続き各種基金については、その効果を十分検証し、適切な運用を図られたい。
 また、リニア中央新幹線亀山駅整備基金や庁舎建設基金など計画的な積立を行うものについては、目標額についても十分精査されたい。
 四つ、基金残高が僅かである国民健康保険給付費等支払準備基金については、来年度、国民健康保険制度が都道府県単位化されても、その必要性が無くなるわけではなく、これまでも再三指摘しているが、国民健康保険事業を安定的に運営できるよう、適切な予算措置を講じられたい。
 以上の4点を申し添えたところであります。
 次に、議案第19号 平成29年度亀山市一般会計補正予算(第7号)について、議案第20号 平成29年度亀山市国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)について、議案第21号 平成29年度亀山市農業集落排水事業特別会計補正予算(第2号)について、議案第22号 平成29年度亀山市水道事業会計補正予算(第3号)について、議案第23号 平成29年度亀山市公共下水道事業会計補正予算(第2号)について及び議案第24号 平成29年度亀山市病院事業会計補正予算(第4号)についての6議案については、総務分科会、教育民生分科会、産業建設分科会にそれぞれ審査を分担したことから、審査の経過内容について、各分科会長から報告を受けました。
 その結果、議案第19号 平成29年度亀山市一般会計補正予算(第7号)については、採決の結果、やむを得ない補正と認め、賛成者多数で原案のとおり可決することに決定しました。
 次に、議案第20号から議案第24号までの5議案については、採決の結果、いずれもやむを得ない補正と認め、全会一致で原案のとおり可決することに決定しました。
 以上、予算決算委員会の審査報告といたします。