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平成30年3月定例会 教育民生委員会委員長報告

公開日 2018年03月28日

 ただいまから、教育民生委員会における審査の経過並びに結果について報告いたします。
 去る7日の本会議で当委員会に付託のありました議案の審査に当たるため、15日に委員会を開催いたしました。
 まず、担当部長等から説明を受けた後、質疑に入り、審査を行いました。
 はじめに、議案第1号 亀山市病院事業基金条例の制定については、基金を設置し、寄附があった場合における寄附金を積み立てるため、条例を制定するものです。
 審査の過程では、寄附者の意向について質疑があり、これについては、病院の施設整備に活用してほしいという意向であったとの答弁でありました。
 次に、寄附金はある程度早めに活用して、その結果を出すべきではないかとの質疑があり、これについては、基金に積み立てることは、今後の使途を明確にするもので、決算時に報告することになるとの答弁でありました。
 次に、寄附金の取り扱いについてどこで議論したのかとの質疑があり、これについては、部長職以上の管理会議で検討したとの答弁でありました。
 次に、討論では、積極的に市民に寄附を求めるものではないということが、基金を設置することで、市民に伝わらないのではないか、また、基金の目的がはっきりしない中で、寄附を基金に積み立てて運用することは問題があるとの理由から反対討論がありました。
 以上のような議論を経て、採決の結果、賛成者多数で原案のとおり可決することに決定しました。
 次に、議案第8号 亀山市基金条例の一部改正については、文化振興を推進するための資金を積み立てる文化振興基金を設置するとともに、公共施設等基金については、全額を取り崩し、現在は積立てを行っていないことから、当該基金を廃止するため、所要の改正を行うものです。
 審査の過程では、なぜ寄附をいただいてすぐに対応できなかったのかとの質疑があり、これについては、寄附の時期が平成28年度末であったことから、いったん平成29年度に繰り越し、有効な活用方法や基金のあり方などについて検討していたためとの答弁でありました。
 次に、一旦繰り越して一般財源化したものを基金に積むことに問題はないのかとの質疑があり、これについては、特に財政上問題ないとの答弁でありました。
 以上のような議論を経て、採決の結果、全会一致で原案のとおり可決することに決定しました。
 次に、議案第9号 亀山市運動施設等条例の一部改正については、西野公園体育館空調設備工事が完了することに伴い、当該空調設備の利用料金の額の範囲を新たに定めるため、所要の改正を行うものです。
 審査の過程では、新たに定める利用料金は適正であるのかとの質疑があり、これについては、市で定める受益者負担の適正化に関する基準に基づいて算定を行ったもので、県内でも低い方であり適切であると考えているとの答弁でありました。
 次に、使用方法等について質疑があり、これについては、利用者にとって使い勝手がよくなるよう指定管理者と協議していきたいと考えているとの答弁でありました。
 以上のような議論を経て、採決の結果、全会一致で原案のとおり可決することに決定しました。
 次に、議案第10号 亀山市福祉医療費の助成に関する条例の一部改正については、子育て支援の充実を図ることを目的に、未就学児童が市内の保険医療機関で医療を受けた場合における福祉医療費について、窓口無料化を実施するため、所要の改正を行うものです。
 審査の過程では、質疑はなく、採決の結果、全会一致で原案のとおり可決することに決定しました。
 次に、議案第11号 亀山市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部改正については、就学前の子どもに関する教育、保育等の総合的な提供の推進に関する法律(認定こども園法)が改正されたことに伴い、所要の改正を行うものです。
 審査の過程では、質疑はなく、採決の結果、全会一致で原案のとおり可決することに決定しました。
 次に、議案第12号 亀山市国民健康保険税条例の一部改正については、国民健康保険法が改正され、国民健康保険制度が都道府県単位化に移行することから、地方税法が改正されたことに伴い、所要の改正を行うものです。
 審査の過程では、窓口対応を含め、市民への影響はないのかとの質疑があり、これについては、従来と全く変わりはないとの答弁でありました。
 以上のような議論を経て、採決の結果、全会一致で原案のとおり可決することに決定しました。
 次に、議案第13号 亀山市後期高齢者医療に関する条例の一部改正については、高齢者の医療の確保に関する法律が改正され、住所地特例の見直しが行われることに伴い、所要の改正を行うものです。
 審査の過程では、改正内容について質疑があり、これについては、亀山市の国民健康保険で住所地特例を受けている方が、そこの住所地で後期高齢者医療制度に移行する場合にのみ、住所地特例が引き継がれるものであるとの答弁でありました。
 以上のような議論を経て、採決の結果、全会一致で原案のとおり可決することに決定しました。
 次に、議案第16号 亀山市立医療センター使用料及び手数料条例の一部改正については、地域包括ケア病床の個室の使用料を減額し、患者及びその家族の負担を軽減することで個室の稼働率を高め、地域包括ケア病床のより一層効率的な運用を目指すとともに、特別室は廃止するため、所要の改正を行うものです。
 審査の過程では、個室の使用料を減額しても経営上問題はないのか、また今の病床数が必要なのかとの質疑があり、これについては、現在、個室は空室が出ている状況のため、使用料を減額してでも個室を利用していただければと考えている。また、病床数については検討の結果、個室を希望される方もいるだろうと3室を設置しているとの答弁でありました。
 以上のような議論を経て、採決の結果、全会一致で原案のとおり可決することに決定しました。
 以上、教育民生委員会の審査報告といたします。