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平成29年12月定例会 産業建設分科会長報告

公開日 2017年12月23日

 産業建設分科会における審査の経過について、亀山市議会予算決算委員会内規第7条第5項の規定に基づき、下記のとおり報告いたします。
 去る11日の予算決算委員会で当分科会に分担されました補正予算の議案の審査に当たるため、15日に分科会を開催いたしました。担当部長等から説明を受けた後、質疑に入り、審査を行いました。
 議案第94号 平成29年度亀山市一般会計補正予算(第6号)についての内、当分科会所管分、「農林水産業費」「農林水産業総務費」「農業集落排水事業」「繰出金」1,479万2,000円の減額補正の内容について質疑があり、これについては、農業集落排水事業特別会計補正予算において、歳入では繰越金1,621万9,000円が増額となり、歳出では業務費の人件費及び消費税142万7,000円を支出するもので、差し引き繰入金が1,479万2,000円減額となることから、一般会計からの繰出金を減額するものであるとの答弁でありました。
 次に、「商工費」「開発費」「産業振興奨励事業」「産業振興奨励金」の増額補正について、奨励金の交付先について質疑があり、これについては、新設は田村町の南条製作所、増設は名阪工業団地のジェイテクトであるとの答弁でありました。
 次に、「土木費」「道路橋梁費」「道路新設改良費」「和賀白川線整備事業」「用地購入費」の減額補正について、今回の補正で減額せずに、繰越明許費として次年度に繰り越すことはできないのかとの質疑があり、これについては、用地測量がまだ完了しておらず、繰り越した場合には次年度中に用地買収まで完了させないと事故繰越となり、手続が複雑になるため、改めて次年度に予算を計上する等対応を考えていきたいので、一旦予算を減額するとの答弁でありました。
 次に、和賀白川線整備事業は、合併特例債を財源としているが、合併特例債の期限である平成31年度末までに事業完了が間に合うのかとの質疑があり、これについては、あと2年間では事業完了は困難であることから、これからの財源調整も考えて事業計画の変更も協議している。また一方で、合併特例債の更なる5年間の延長についても検討しながら、事業計画の変更をしていきたいとの答弁でありました。
 次に、「土木費」「都市計画費」「公園管理費」「施設管理費」の増額補正について、亀山公園トイレの工事期間中に仮設トイレを設置するべきではないかとの質疑があり、これについては、現時点では設置は考えていないが、状況を見ながら、必要であれば設置を考えるとの答弁でありました。
 次に、「災害復旧費」「現年発生公共土木施設災害復旧費」「道路橋梁災害復旧事業」の増額補正について、橋梁の復旧事業も含まれているのかとの質疑があり、これについては、事業名が道路橋梁災害復旧事業とはなっているが、道路の法面崩落や倒木等の災害で、橋梁は含まれていないとの答弁でありました。
 次に、農業施設の日頃の維持管理について質疑があり、これについては、農業用施設の整備には、国補事業、市単の土地改良事業、普段の維持管理を行う別途事業等があり、色々な事業を組み合わせて維持のための整備を行っているとの答弁でありました。
 次に、激甚災害の指定を受けた箇所はあるのかとの質疑があり、これについては、中庄町の農道・用水路が激甚災害指定を受けたとの答弁でありました。
 次に、「繰越明許費補正 追加」「土木費」「都市計画費」「亀山駅周辺整備事業」2億720万円の内訳と、それぞれに補助金はついているのかとの質疑があり、これについては、2ブロックの市街地再開発事業補助金6,200万円、3・4ブロック区画道路の用地購入費2,050万円及び建物補償費1億円並びに4Aブロックの優良建築物等整備事業補助金2,470万円である。また、それぞれに補助金がついているとの答弁でありました。
 次に、2ブロックの市街地再開発事業補助金6,200万円は、基本計画・基本設計の費用であるが、これは委託業務のプロポーザル仕様書に記載されている業務経費上限9,700万円のうち、準備会以外の国や市が負担する分なのかとの質疑があり、これについては、国・市の負担分であるとの答弁でありました。
 次に、2億720万円の財源内訳について質疑があり、これについては、補助金が約1億960万円、地方債が当初予算ベースで6,620万円、残りは一般財源であるとの答弁でありました。
 次に、亀山駅周辺整備事業において、平成29年度に予定している事業の大半が繰り越されることで、平成30年度の予定事業はどうなるのかとの質疑があり、これについては、半年程度事業が遅れている状況であるが、少しでも遅れを取り返せるように鋭意事業を進めているとの答弁でありました。
 次に、駅前の御幸8号線に係る補助について質疑があり、これついては、国補事業として道路事業と優良建築物等整備事業のそれぞれ別々の補助を受けるものであるとの答弁でありました。
 次に、議案第97号 平成29年度亀山市農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)について、「債務負担行為補正 追加」「自家用電気工作物保安管理業務委託料」について、平成29年度までの支出と平成30年度から3年間契約管財室が一括して契約することで、どれぐらい安価になるのかとの質疑があり、これについては、平成29年度も契約管財室の一括契約であり、平成29年度は30万5,640円で、平成30年度以降は見積り段階であるが平成30年度は26万9,000円、平成31年度は27万1,000円、平成32年度は27万4,000円、合計81万4,000円を債務負担の限度額として計上しているとの答弁でありました。
 次に、議案第98号 平成29年度亀山市水道事業会計補正予算(第2号)については、質疑等はございませんでした。
 次に、議案第99号 平成29年度亀山市公共下水道事業会計補正予算(第1号)について、「下水道事業収益」「営業収益」の増額補正について、増加した接続件数について質疑があり、これについては、予算要求時より145件増の7,795件を見込んでいるとの答弁でありました。
 次に、公共下水道の接続率について質疑があり、これについては、平成28年度末時点で接続率は84.7%であり、今年度新たに供用開始したところは順次接続中で接続率は把握できていないとの答弁でありました。
 次に、「下水道事業収益」「営業外収益」「雑収益」の増額補正の内容について質疑があり、これについては、主なものは流域下水道維持管理負担金の確定による還付金の増額であるとの答弁でありました。
 以上、産業建設分科会の審査報告といたします。